
男に受けたダメージは男で癒せ!?突然の別れが訪れたら、どう這い上がる?
- 更新日:2019/09/17
- 公開日:2019/09/15
今月のテーマは「ダメージ」なのですが、ダメージって言ったときに皆さんは何を思い浮かべますか? 私はもはや完全に健康をテーマにした「肉体的ダメージ」を思い浮かべます。いや、本当に健康って大事ですよね。
でも、これが5年前だったら? と考えると、ダメージで連想されるものって恋に由来するものだったように思います。それこそ数年後、もし離婚した場合はきっと「ダメージ」に紐付けられるものは「離婚」とかになるのでしょう。できればきて欲しくはない未来です。
そんなわけで、今の自分に照らし合わせると「紫外線ダメージ」「寝不足のダメージ」「健康被害」的なコラムになってしまうので、肌寒くなってくる季節にちょうどいい、恋のダメージ=失恋 について書いてみます。
突然フラれた時に訪れる、お先真っ暗感

失恋にもいくつかパターンがありますが、今回は相談でも多い「フラれたが相手に未練があって、次の恋に踏み出せない」パターンを取り上げてみましょう。予後が悪いタイプの失恋です。ダメージも深く、下手すると数年単位で引きずるやつです。
恋人と付き合っていたら、相手から別れようと言われた。
理由を聞いたがイマイチよくわからないし、自分でも何が悪かったのかもわからない。納得がいかないので、「もう一度会って話したい」と彼に伝えたが、彼は「会って話しても変わらないから」と、受けてはくれなかった。
彼のことは好きだったし、一緒にいて楽しかったので引きずってしまっている。
恋活や婚活をしても元彼と比べてしまってピンとこない。
このままズルズルと引きずりたくないが、どうしたらいいのだろうか。
架空の相談を創作したのですが、我ながらリアルで震えています。
この内容、私自身にも覚えがあるし、20代の恋愛真っ只中の頃は、自分も友人も大なり小なり似たようなイベントで七転八倒し、もがき苦しんでいました。はぁ。思い出すだけで、心がぎゅってなりますね……。
古代からの呪文「男の傷は男で癒せ」

そして「どうしよー!」とのた打ち回るような失恋をした時に、絶対に耳に入る古の呪文があります。友人から伝えられるかもしれないし、ネットで「失恋 忘れる 方法」と検索した結果かもしれないし、心が弱って吸い寄せられた本屋の「恋愛」コーナーで見かけた本かもしれません。
まぁ、とにかく、こんな呪文があなたの目・耳に飛び込むはずです。
「男に受けた傷は、男でしか癒せない」
「男の傷は、男で癒せ」
「女の恋は上書き保存。だから次の相手を早く見つけろ」
これです。これ、私が若い頃にもあったし、今も流れていると思います。たまにTwitterでも流れてきます。
結論から言うと「いや、それ違うだろ」と、今も昔も思っています。
傷ついている人間は判断を誤るものである

「男の傷は男で」理論を推奨しない理由は主に2つです。
1. 傷心の時は判断を誤る確率が高い(ダウナー/アッパー共に)
2. 基準が元彼になっており、本来求めるものを見誤る可能性が高い
1. 傷心の時は判断を誤る確率が高い
失恋直後の人間は基本的にトチ狂っており冷静な判断ができないからです。これは、ダウナー系に「なんで……」と沈んでいても、アッパー系で「次だ次!」と元気そうに見えても、根本は同じです。
2. 基準が元彼になっており、本来求めるものを見誤る可能性が高い
基準が「元彼」になりやすく、自分自身の恋愛を上手くいかせるために必要な要素分解ができないままに、「元彼っぽい人」もしくは「元彼と真逆の人」という選択をしがちだからです。
どちらも、結局「元彼」を基軸にした選定をしている点が危険信号ですが、前者は「やっぱり元彼の方がよかった」というカルマを深めやすく、後者は「前はAがダメだった。今度はBがダメだった。次はC的な人にしよう」とジョブホッパー型で沼にはまりやすい特徴があります。
なんで引きずるの?「別の人」を得ようと行動したらダメなの?

なぜ、失恋後に引きずるのか?
この理由は簡単で「納得感がないから」です。
今回の例のように唐突にフラれて、相手との話し合いもできず、「何がなんだかよくわからない=納得感がない」状態で放出された人間が、正常な判断するのは無理があろうと思われます。人間は論理で納得しようとしても、感情に振りまわされる生き物です。
もちろん「次を見つけるのがNG、絶対禁止」なんてことはありません。すごく素敵な人に出会って上書かれる可能性もあります。でもそれは、運の話です。
「ラッキー」の話を、まるで「この世の理」のように受け止めると、歪みが生じます。「男の傷が男でうまいこと埋まった人もいる」程度に捉えておかないと、結局自分の感情の癖に気がつかずに、どこかで同じ失敗をします。
どうせ失恋できっついし、自分の納得感を深堀りしよう

じゃあどうするのか?
私は「自分なりに納得すること」でしか、執着を含んだ失恋ダメージから抜け出す方法はないと思います。
●タイミングが悪かった
●運命の人じゃなかった
●ロクな男じゃなかった
●実は浮気してた
●自分も浮かれていただけで本当は興味がなかった
理由はどれかかもしれないし、どれでもないかもしれません。でも、自分が上手くいかなかった理由に対して自分なりに「しょうがなかったな」と思えれば、イヤでも次のステップに進みます。
その彼を「忘れられない人」として納得するかもしれません。それならそれで「美しい恋の思い出」として心にしまって次に進めばいいだけです。「忘れられない人だから、絶対にまた結ばれる!」と強く祈って生活するのもまた、選択のひとつです。
無理にかさぶたをはがすようなことはせず、自分の傷口を見つめて、ちゃんと治るまで経過観察しようね!というのが今回の結論です。自分が何に傷ついたのかを見つめるのは、気持ちのいいものではありません。しかし、秋の夜長に考えるテーマとしては、題材の重み的にも丁度よいのではないでしょうか。
▼バックナンバー
・夏明けは自分のダメージ修復を最優先に!5種類のリラックス方法ご提案
・目指すもの × 好きなもの × 似合うもの。自分らしさとは「好き」の結晶体である【後編】
・目指すもの × 好きなもの × 似合うもの。自分らしさとは「好き」の結晶体である【前編】
・化粧も、美容も、「誰かのため」なわけじゃない。自分を形作る一部である。
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ぱぴこ
(外資系OL ときどき ライター)
外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)
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