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男女間の賃金格差はこんなにもあった!- 働く女性の実情 -

働く女性

「やっぱり会社は「男社会」だよね。」こんな話をよく耳にします。

あなたはどう感じていますか?


仕事をする女性が増えている中で、女性の仕事への意識も変わってきています。そして、社会や会社の女性に対する意識も変化してきています。

でも、実態としては「やっぱり会社は男社会だよね」という声はまだまだ多く聞かれます。


今回は、厚生労働省の発表しているデータなどを基に、働く女性の実情を見ていきたいと思います。


男女間の賃金格差の実情

賃金格差

「やっぱり会社は男社会だよね」

これを一番わかりやすく表しているデータがあります。それは男女間の賃金格差です。


下記は、厚生労働省が発表している「平成28年版 働く女性の実情」からのデータです。

これは、一般労働者の正社員の給与額の平均データです。

正社員の給与額の平均データ 資料:「平成28年版 働く女性の実情」厚生労働省

続いて、一般労働者の正社員以外の給与額の平均データです。

正社員の給与額の平均データ 資料:「平成28年版 働く女性の実情」厚生労働省

上記のデータを年収にすると次の表になります。

正社員の給与額の平均データ

ここから分かるように、男女の賃金格差はまだまだあるのが現状です。


働く女性の状況

ここまでは、男女間の賃金格差を見てきました。それでは、この賃金格差が生まれている背景を知るために、働く女性の状況を見てみましょう。


「平成28年版 働く女性の実情」によると、平成28年の女性の雇用者数は2,531万人です。

これは、雇用者数全体の44.2%となっており、この割合は増加傾向にあります。そのような中で男女の賃金格差を生み出す大きな要因は2つあります。


(1)出産

女性と男性の大きな違いは、やはり「出産」です。出産をした女性は産休・育休の後に、仕事に復帰する人もいれば、仕事から離れる人もいます。

下記は女性の年齢階級別の労働力率のグラフになります。

女性の年齢階級別の労働力率 資料:「平成28年版 働く女性の実情」厚生労働省

これはいわゆる「M字カーブ」と言われるもので、子育て世代(25歳~44歳)に仕事から離れる人が増えることがわかります。このM字カーブは、以前と比べると緩やかになっています。


厚生労働省が発表している「平成29年版 労働経済の分析」によると、子供ができてもずっと仕事を続ける方がよいと考える女性は、2016年時点で過半数を超えています。

女性の考え 資料:「平成29年版 労働経済の分析」厚生労働省

このように女性の仕事に対する意識が変わってきており、M字カーブは緩やかになってきています。しかし、まだ出産を機に仕事から離れる女性は多いのです。


さらに、そのことも影響して、一般労働者の平均勤続年数にも男女差が生まれています。

「平成28年版 働く女性の実情」によると、平均勤続年数は、女性が10.1年です。これに対して男性は13.9年とその差は3.8年あります。


これらのことが男女間の賃金格差を生み出す要因の一つになっています。


(2)役職の男女間格差

男女の役職者の割合にも差が生まれています。これが賃金格差を生み出す2つ目の要因です。


下記は、厚生労働省が発表している「平成27年版 働く女性の実情(概要版)」からのデータです。

働く女性の実情 資料:「平成27年版 働く女性の実情(概要版)」厚生労働省

役職者に占める女性の割合は、係長級で17.0%、課長級で9.8%、部長級で6.2%となっています。これは世界的に見てもかなり低い数値なんです。


一つ目の「出産」が影響している面もありますが、まだまだ日本の会社は、伝統的な「男社会」の考え方が強く残っていることがわかります。これが賃金格差を生み出している大きな要因です。


まとめ

働く女性

働く情勢の実情を見てみると、「やっぱり会社は男社会だよね」という声が多く聞こえる状況もうなずけます。

それを端的に表しているのが男女間の賃金格差であり、女性の平均年収は男性の約7割にとどまっています。


そして、これを生み出している大きな要因が、男女の役職者の割合の差です。

役職者に占める女性の割合は、係長級で17.0%、課長級で9.8%、部長級で6.2%というのが現状です。

また、男女間の賃金格差を生み出している別の要因には「出産」があります。女性の仕事への意識が変わってきて、出産後も仕事を続ける女性が増えています。

しかし、出産後に仕事から離れる女性がまだまだ多いのも実情です。


そして、これは出産後の女性が働き続けられる環境が整っていないという問題でもあります。


「出産しても働き続けたいけど、不安がある」という方はぜひ、下記サイトを見てみてください。

厚生労働省が運営しているサイトです。きっと役に立つと思いますよ。


女性の活躍・両立支援総合サイト


仕事と育児カムバック支援サイト



参考資料:「平成28年版 働く女性の実情」厚生労働省


「平成29年版 労働経済の分析」


「平成27年版 働く女性の実情(概要版)」厚生労働省



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  • 浦田大暁(キャリアコンサルタント/中小企業診断士)

    1977年生まれ、静岡県出身。「このまま今の仕事を続けていていいのかな?でも本当にやりたいことがわからない…」 こんな悩みで苦しんでいる30代を支援する、やりたい仕事探し専門のキャリアコンサルタント。

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