
お金が貯まる人が実践している「3つの習慣」
- 更新日:2020/12/02
- 公開日:2020/12/02
「私がお金を貯められないのは、収入が低いからだ。もっとお給料が高ければ貯金できるのに!」そう考えている方は多いと思います。
しかし、公認会計士の平林亮子さんは、お金を貯められる人やお金持ちは、決してもとから裕福な人だというわけではない、と指摘しています。実際、普通の人であっても、お金を効率的に貯めて裕福になったり、考え方や行動を変えて高給取りになったりする人も大勢います。では、貯められない人と、お金が貯められる人との決定的な違いはどこにあるのでしょうか?
それは、「行動や考え方にある」と平林さんは言います。いわく、お金持ちには、共通する行動や考え方があり、それゆえにお金が貯まるというのです。今回は、平林さん著『お金が貯まる5つの習慣』から、お金に余裕がある人が実践している生活習慣を紹介していきます。
お金が貯まる人が実践している習慣1 自分へのご褒美を買わない
お金が貯まる人は、自分へのご褒美を買いません。といっても、好きなものを買うのを我慢しないとお金が貯まらない、というわけではありません。正確に言うと、「ストレス買い」をしない、のです。
ストレス買いとは、ストレス解消のための買い物のことです。ストレスの多い日々を根本的に変えない限り、「自分へのご褒美」を言い訳に出費は続くことになります。お金が貯まる人は、買い物でストレスを発散するのではなく、ストレスの原因を突き止めて、根本的な視点から解決策を見つけます。極論、仕事がストレスになっているなら、年収が下がっても転職した方が、ストレス買いがなくなり、お金が貯まりやすくなる可能性はあるのです。
ストレス買いがやめられない生活を送っているのなら、ストレスの根本的解決策をとことん考えてみましょう。
お金が貯まる人が実践している習慣2 できるだけ楽な方法で節約する

お金が貯まる人は、常に節約しています。なぜなら、お金は使えばなくなるものだからです。効率的に節約するためには、できるだけ楽な方法で節約することが大切です。
たとえば、家計簿をつけることを何度も失敗しているのにチャレンジする、食費を月1万円にするといった、厳しめの節約を自分に課した場合、短期間で息切れしてしまうことになりかねません。常に節約するためには、できるだけ楽な方法を選ぶことが望ましいのです。
楽な方法とは、「しないでできること」または、「効果が長く続くこと」です。
「しないでできること」とは、旅行をしない、外食しない、服を買わない、などです。「2キロ先の安いスーパーに買いに行く」というのは労力が必要ですが、「しない」ということなら比較的楽にできます。「効果が長く続くこと」とは、家賃の安い家に住む、格安スマホに変える、などちょっとした労力で長期的に節約できることを指します。
人によっては、「服を買うのが大好きだからやめられない」という人はいるでしょう。その場合は、あなたにとって楽な節約方法とは言えませんから、無理してやめる必要はありません。自分にとって、どこを削るのは心理的抵抗感をあまり感じずにできるのか、を考え、自分が楽にできるところを削りましょう。
お金が貯まる人が実践している習慣3 買うときは安く買う

「安物買いの銭失い」ということわざがあるように、安いという理由だけで購入を決めることは、浪費につながります。お金が貯まる人は、安いから、という理由で買いません。本当に欲しいもの、必要なものは何なのかを突き詰めます。そして、買うと決めたら、できるだけ安く買います。
世の中には案外、値段交渉が可能なものがあります。たとえば、賃貸。礼金が減額できないか、入居日を調整できないか、更新時に家賃を値下げできないか、など、交渉可能なポイントはたくさんあります。
お金持ちは、こういった値段交渉を嫌がりません。できるだけ安く購入するためには、経済情勢を把握することが大切です。また、物価・相場を認識しておくことも大切になります。経済状態や物価・相場の上がり下がりを学習することで、同じ商品でも、一番お値打ち価格のときに買うことが可能になります。
本当に必要なものしか買わないことに加えて、買うときはできるだけ安く買うことを心がけましょう。
さいごに。節約や貯蓄をするために、目標を設定しよう
今回は、お金が貯まる人が実践している習慣を3つご紹介しました。
これらの習慣を実践することで、お金は貯まりやすくなります。ただ、漠然と節約・貯蓄するだけでは、生活習慣を変えることが難しいと感じる人も多いでしょう。節約や貯蓄を成功させるためには、「なんのためにお金を貯めたいのか」を考えましょう。留学、新居を買いたい、自分の店を持ちたい、早期退職したい……など、具体的な目標を設定し、その目標に向かってモチベーション高く、日常的に無駄な出費を排除していきましょう。
目的を持って節約し、貯めることの大切さに気がついたら、「貯められる人になる準備は整った」と言えるでしょう。
今回ご紹介した本
『お金が貯まる5つの習慣』
著者:平林亮子
出版社:幻冬舎新書
▼みんなのお金事情って?
・今さら聞けないお金の超基本!貯金できる人になる4つの方法とは?
・「子供を持つ余裕なし」7割!預貯金や子供に関する世間の声は?
【バックナンバー】女性を幸せにする本
・子宮は冷える?冷えると不妊に?「冷えと女性」の真実・妊娠菌って?自然派志向がいい?【妊活の正しい知識を見極める方法】
・貯金ゼロから始める「貯まる女」になるための5つのマインド
・「朝がつらい」をなくす方法!ぐっすり眠って、すっきり起きる習慣術
・産みたいけど、今は産めない。「社会的不妊」を解決するには?

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