初めての妊娠

えっ、そうなの?!初めての妊娠でショックだったこと【後編】【#91】

  • 更新日:2020/08/31
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初めての妊娠では、思いもよらないことが次々と起こるもの。前回に続き、驚かされたことを振り返ります。


つわりが人によって千差万別過ぎる

つわり

つわりといえば、ドラマなどでよく描かれる、トイレにかけこんで吐いてしまうイメージでした。でも、私は3回の妊娠を通して吐いたことは一度もありません。ただ、つわりがまったくなかったかといえばそうでもありません。


何か口にしていないと気分が悪くなってしまう「食べづわり」の時期もありました。そのため、仕事中にひっきりなしに飴を続けて食べていたら、仕事仲間の男性に薄ら笑いをされ、食べづわりについて説明しても「へえ……うちの奥さんはなかったなぁ」と言われたことがありました。


さっぱりしたそうめんしか食べる気にならなかった時期もありましたが、なぜか週末になるとカツ丼が食べたくなり、夫の親族と一緒に食事をしたときに「妊娠初期なのにかつ丼!?つわりないの!?信じられない!」とびっくりされたこともありました。何か一つの物をがっつり食べたくなることもあり、友人同士の集まりで「やたら枝豆食べるね」と驚かれたこともあります。


そういうことがあるたびに「違うの、いつもじゃないから!」と言い訳したくなりますが、しょせん、つわりは千差万別なので、あれこれ説明しても「へぇ……そういうこともあるんだ……?」と、そこまで納得されない雰囲気で終わるだけ。次第に、ただニコニコして流すようになりました。つわりを理解してもらおうと頑張るのは、無駄にストレスをためるだけです。


先輩ママのアドバイスがあてにならない

先輩ママのアドバイス

初めての妊娠はわからないことばかりで、最初の頃は先輩ママこそが頼りだと思い、すがるようにあれこれ相談していました。しかし、つわりだけでなく、妊娠そのものも結構、千差万別だったりします。


あるときは「なんだかお腹が痛い」と相談したところ、「痛いんじゃなくて、お腹が張っているんだよ。それは私もしょっちゅうあったよ」と聞いて安心していたのですが、ある日、立てなくなるくらい痛くなったことがあり、慌てて病院に相談しました。妊娠中のトラブルは人それぞれなので、何か心配なことがあったら、すぐかかりつけの産婦人科に相談したほうがいいんだな、と目が覚めた気分でした。


妊娠中は肌や味の好みもやたらと繊細になっていたので、先輩ママから聞いたマタニティクリームやオイルだと痒くなってしまったし、カフェインレスコーヒーもおすすめされたものにはほとんど手をつけず、自分で好きなものを見つけました。


普段はなんでもオッケーなタイプなのですが、何度か失敗を重ねたのち、妊娠中だけは人の話にあまり飛びつかないほうがいいんだな、と徐々に理解するようになりました。


妊娠を伝えると表情を曇らせる人もいる

私は結婚が34歳と早くはなかったため、すぐに妊娠できるか心配はしていましたが、自己流の妊活の末、割とスムーズに妊娠に至りました。若い人よりはハンデがあると思っていましたし、たまたま幸運なことに妊娠できたけれど、妊娠できない場合だってあったはずだと理解していたつもりでした。


でも、まったく認識不足だったと、今では痛感しています。同年代の未婚の友人、既婚子なしの友人含め、妊娠を伝えて、晴れやかに手放しで「よかったね!」と喜んでくれる人のほうが少なかったように思います。妊活に長年苦労をして、ようやく1人授かった叔母など、世代の離れた女性であっても、2人目、3人目の妊娠を伝えると一瞬、表情が曇ることがありました。


最初は、そういう表情をされるとショックでしたが、次第に理解できるようになりました。妊娠・出産は女性にとって単純な問題ではなく、一人一人がさまざまな葛藤を抱えているため、友人のおめでたい話を聞いても、どうしてもその人の葛藤の歴史がにじみ出てしまうのです。


希望通り3人出産して満足しているはずの私でさえも、1人っ子だともっとしっかり時間をかけて育ててあげられるんだろうな、とうらやましく思ったり、もう少し年齢を離せたらよかったとか、姉妹にしてあげられたらよかったとか、あれこれ思うところはあります。


それだけ重要で、人生において大きな問題であるだけに、自分とまったく同じ気持ちを相手に求めるのが難しいのは当然です。


水を飲んでも太る

水を飲む妊婦

妊娠中、私は結構、体重増加に苦しみました。そんなに食べているつもりはなく、野菜中心にしたり、夜はおかずだけにしたり、間食はやめたりとあれこれ努力しても、なぜかぐんぐん太っていくのです。


「体重が増えすぎです」と、産婦人科で毎回、イエローカードを出されていたのですが、もう水を飲んだだけでも太っていく気がして、かなり追い詰められました。妊娠中以外ではダイエットに成功した経験もあるため、なぜこんなにも太りやすいのかわからなくてつらかったです。


これについても人によるようで、妊娠中でもほとんど体重増加を気にしなくていい人もいます。「友人の誰々ちゃんは妊娠してもお腹だけ出ていて、顔や脚は全然太っていない」など、他のママと比べられるのもとても悲しかった覚えがあります。


意外とトラブルが多い

太りやすかったのは、運動不足のせいもあったと思います。切迫早産で自宅安静になったりして、なかなか動けなかったのです。


その他にも、腰痛や背中痛、脚のむくみ、妊娠中期以降に突然、つわりが戻ってきたように特定のにおいがダメになるなど、思った以上にマイナートラブルがいろいろとあり、マタニティ服のカタログにあるような「カフェインレスコーヒーを片手に、音楽と雑誌を楽しむリラックスしたハッピーマタニティライフ」なんて夢のまた夢だな、と思いました。


私ができたのは、むくんだ脚を枕であげて、ノーメイクのボサボサ頭で本を読んだり、ボケーッとスマホを見続けたりする、廃人のようなマタニティライフです。それでも今では、我が子と一心同体の幸せな時期だったとなつかしく思っています。


出産が偉大すぎる

出産

最後にめちゃくちゃ驚いたのは、出産が偉大すぎること。陣痛の痛みは「鼻からスイカを生む」どころじゃなかったし、すべてが劇的すぎて、産後は何週間もショック状態でした。出産したママさんたちが皆、これを経験していると考えると、本当にすごいと思いました。


そして、より驚いたのは、それを忘れて2人目を望み、また出産に挑戦できることです。今では出産以上に、育児を必死に頑張ってきたママたちへの尊敬と共感の思いでいっぱいです。



▼知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし|バックナンバー

・【#86】私は出産前後に●●になった!知らなくて思わず焦ったこと6選

・【#87】妊娠中のマイナートラブルとMy対処法6選

・【#88】「妊活したい」。パートナーへのベストな伝え方と始め方

・【#89】「妊娠したい」と思ったら何をする?3人高齢出産した私が始めたこと

・【#90】えっ、そうなの!?初めての妊娠でショックだったこと【前編】

▼鈴本りえさんの他の連載はコチラ

・『3人産んだ今だから言えること』我が家の少子化対策#1

・【女たちのネット詐欺事件簿 #1】ネットオークションの落とし穴

  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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