
えっ、そうなの!?初めての妊娠でショックだったこと【前編】【#90】
- 更新日:2020/08/28
- 公開日:2020/08/24
待ちに待った、初めての妊娠。ところが、思いがけずショックを受けたことがたくさんありました。なかでも「それならそうと、誰か教えてくれたらよかったのに」と思ったことをご紹介します。
妊娠確定までに数週間かかる

妊娠がわかったら、その瞬間に夫婦で「やった~」と喜ぶものだと思っていました。たとえば、まったく予定外の妊娠で、生理周期もはっきりしておらず、「あれ? そういえば最近生理が来てないな」と感じてから受診していたら、そういう場合もあるでしょう。
しかし、妊活中で生理予定日前から「今度こそは」とドキドキし、妊娠検査薬のフライング検査(「生理予定日から1週間後以降」が判定可能日として推奨されている妊娠検査薬を生理予定日前や1週間以内に実施してしまうこと)を繰り返している身からすると、生理予定日を忘れるなどということはありえません。
ただし、フライング検査で陽性になっても、「フライングなだけに確実ではないのかも」と自信が持てません。その時点で産婦人科に行っても、まだ胎嚢が確認できず「早すぎるから、1週間後に来てくださいね」と言われます。さらに私は第1子の妊娠のとき、「子宮外妊娠の可能性もある」と言われ、その後、正常妊娠であることが判明するまで心配でした。
そのため、「いつ喜べばいいの!?」という感じで、夫と手と手を取り合って喜ぶタイミングは結局、ありませんでした。
出産する病院を速攻で決めないといけない

私は地方在住ですが、里帰り出産のため東京で出産しようかと考えていました。妊娠が発覚したときも夫の出張で一時、東京に同行していたのですが、子宮外妊娠の検査で受診した大学病院の産婦人科の医師に、「すぐにでも出産する病院を決めて予約しないと、受け入れてもらえなくなっちゃうよ」と言われました。
子宮外妊娠の心配がないとわかり、ほっとしたばかりだった私は、思わずぎょっとしてしまいました。「まだ妊娠がわかったばかりなのに、産む病院がなくなるなんてこと、あるの!?」と思いつつ、実家近くの病院に問い合わせると、なんと1つの病院では本当に「予約がいっぱいで」と断られました。
もう1つ、第1候補だった病院はなんとか大丈夫だったのですが、地方に帰る前に一度、その病院で受診しておかないと予約できないと言われ、慌てて受診しに行きました。
母子手帳がなかなかもらえない
母子手帳がもらえるのは、産婦人科で心拍が確認され、「母子手帳をもらってきてくださいね」と言われてから。病院によって、妊娠6~10週頃のようです。
すぐにでももらえるものだと思っていたので、私にはこれも驚きでした。東京から地方の自宅に戻り、最寄りのクリニックに通い始めてからもしばらくもらえず、まだかまだかと待っていました。母子手帳をもらうまでは、なんとなく「妊娠の兆候がある」というだけで、公的に妊娠が認められていない気がして不安だったのを覚えています。
マタニティマークは交通機関でもらう
ようやく、市の保健センターで母子手帳を受け取ったとき、同時に妊娠中の注意点だったり、赤ちゃん用品の冊子だったりとさまざまな書類をもらいました。
でも、「あれ?」と思ったのは、そこに例のマタニティマークがないのです。調べてみると、マタニティマークは電車など交通機関の窓口でもらうとのこと(市からもらえるケースもあるようです)。
普段、切符の購入や乗り換えの問合せなどで交通機関の窓口を使ったことはありますが、まさか同じ窓口で自分の妊娠を伝えることになるとは思っていませんでした。なんとなく気恥ずかしさを覚えながら、窓口の若い駅員さんに「あの、妊娠したのでマタニティマークを……」とお願いすると、そこは慣れているので、すぐに出してもらえましたよ。
マタニティ服がなかなか必要にならない

妊娠すると、産婦人科の待合やら、いつの間にか届いているマタニティブランドからのDMなどで、マタニティ服を見る機会が急に増えます。私も「いよいよマタニティ服のお世話になるのね!」と、はりきってカタログを開き、おしゃれなマタニティ服を購入しました。
しかし、実際に特別なマタニティ服でないとつらくなるのは、お腹が大きくなってくる妊娠5、6カ月以降から。ゆったりしたトップスにレギンスやウエストが調節できるパンツを着用すれば、わりと長く普通の服が着られます。
そうなると、マタニティ服を着用する期間って案外、短いんですよね。しかも、妊娠がわかったときに勇み足で購入してしまうと、必要になる頃にはシーズンが過ぎてしまうので要注意です。
ただし、産後もお腹や腰周りのサイズはすぐにはダウンしないため、授乳口付きのマタニティ服で、できるだけロングシーズン着られる服なら、それなりに長く愛用できますよ。
授乳服は第1子のときはもったいないので購入しなかったのですが、普通の服をたくしあげて授乳すると胸やお腹が丸出しになり、寒かったり、夫に毎回たぷたぷのお腹まで見せることになるのが嫌だったりして結構ストレスになったので、第2子以降は活用しました。
後編に続きます。
▼知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし|バックナンバー
・【#85】自粛中に見つけた「大切にしたい親子時間」・【#86】私は出産前後に●●になった!知らなくて思わず焦ったこと6選
・【#87】妊娠中のマイナートラブルとMy対処法6選
・【#88】「妊活したい」。パートナーへのベストな伝え方と始め方
・【#89】「妊娠したい」と思ったら何をする?3人高齢出産した私が始めたこと
▼鈴本りえさんの他の連載はコチラ
・『3人産んだ今だから言えること』我が家の少子化対策#1・【女たちのネット詐欺事件簿 #1】ネットオークションの落とし穴
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鈴本りえ
(ライター/エディター)
旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。
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