節約

「つけっ放し」と「使い残し」を見直すだけ!カンタン節約術

  • 更新日:2020/08/26

家計の節約といえば、「毎日レシートを貯めておいて、家計簿をしっかりつける」というのが王道ですよね。でも、「細かいお金の管理は苦手」「家計簿はいつも三日坊主になってしまう」という方も多いのではないでしょうか?


節約アドバイザーの矢野きくのさんと、ファイナンシャルプランナーの北野琴奈さんの共著『47テーマで学ぶ 家計の教科書』では、家計簿をつけなくても確実に節約をする方法が紹介されています。今回は、本書を参考に「ちょっと工夫するだけで無理なくできる節約方法」を解説していきます。


節約のキモは、「つけっ放し」と「使い残し」。食べ物の3割は捨てられている!

本書によると、家族構成も住んでいる地域も同じなのに、家庭によって大きく差が出る出費の項目はふたつあるそうです。


ひとつ目は、電気代。なぜ水道代やガス代は差が出ないのに、電気代だけ顕著な差が出るのでしょうか? それは、電気は「つけっ放し」ができるからです。水道やガスをつけっ放しにする人はいませんが、電気をつけっ放しにする人は珍しくありません。


パソコンの電源をずっとONにしている、廊下の電気を消さない、炊飯器を常に保温にしている、など、ちょっとしたことでも毎日積み重なっていくと大きな差になります。電気代を節約したいならば、まずは、自分や家族がつけっ放しをしていないかどうかを確認する必要があります。


ふたつ目は食費です。4人家族であっても、月々の食費が1万5千円で済む家庭もあれば、5〜6万かかっているケースもあります。節約に熱心な家庭では、チラシを見比べてできるだけ安いところで食材を揃える努力をしているでしょう。しかし、それだけでは数万円の差は出ません。それでは何が大きな原因になっているかというと、それは「買った食材や調味料を無駄にせず使い切っているか否か」です。


環境省によると2002年の日本国内の調理くずや食べ残しの食品廃棄物は約2,154万トン。このうちの一般家庭からの排気量は1,189万トン、外食産業やコンビニエンスストア517万トン、食品製造工場が448万トンと推定されています。コンビニでの売れ残りのお弁当などが食料廃棄の問題として取り上げられることも多いのですが、その何倍もの量が一般家庭から捨てられているのです。2005年6月6日の朝日新聞では農林水産省、厚生労働省、両省の統計からも食べ物の約30%は捨てられているのがわかるとされています。(P.21-22)


約3割とは、衝撃的な数字ですよね。これは平均3割ということですから、まったく廃棄が出ていない家庭もあれば、半分くらい腐らせてしまっている家庭もある、ということです。「いつのまにか賞味期限が過ぎてしまい、食材を腐らせてしまうことが多い」という自覚がある方は、安く購入する努力をするよりも、食材を使い切る努力をした方が効率的だと言えそうです。


食材の「使い残し」を防ぐためのふたつのヒント

野菜

次に、食材の使い残しをしないための具体的な方法を確認しておきましょう。


食材の「使い残し」を防ぐためのヒント1 賞味期限の長い乾物・缶詰・冷凍食品を利用する

賞味期限が来る前に食材を使い切るための方法のひとつに、そもそも、賞味期限が長い食材を買うこと、が挙げられます。


賞味期限が長い食材とは、乾物・缶詰・冷凍食品などです。乾物は常温保存できて、少しずつ使えるので便利ですし、缶詰は、一品足りないときに手軽に利用できます。また、未調理の野菜類の冷凍食品なら、少人数の家族の場合でも、野菜を余らせず無駄なく摂取することができます。


食材の「使い残し」を防ぐためのヒント2 大量調理して冷凍保存&リメイク!

毎回、今食べる分だけ作ろうとしていたら、野菜などが中途半端に余ることになりがちです。「あとで使い切ろう」と思ってラップをして取っておいたけれど、いつのまにか、しなびて使い物にならなくなっていたという経験をしたことがある方も多いでしょう。


そういったロスを減らすためには、とりあえず食材を使い切って大量に作ってしまい、冷凍しておく、というのも手です。餃子やハンバーグなど、作る手間がかかるものなら、なおさら一気に作ってしまうメリットがあります。


また、大量に調理して、翌日に食べる、という場合には、リメイクをするのもアリです。ここでは、リメイクのヒントをひとつご紹介しておきます。


たっぷりの野菜をコンソメスープで煮込んで野菜スープに

キドニービーンズの水煮缶とホールトマトの缶詰をたして

最後にチーズをふりかけミネスローネ風に

フライパンで炒めた肉とルーを加えてカレーに

(P.38)


リメイクのコツは、「味の薄いものから濃いものにしていく」こと。結局最後は、カレー味に落ち着く、ということになりがちですが、まあ、それもよしとしましょう。


さいごに。「つけっ放し」と「使い残し」を防いで、無駄な出費を減らそう!

つけっ放し

今回ご紹介した「つけっ放し」と「使い残し」を防ぐ節約術は、単純にお金が節約できるだけではなく、環境にもいい、というメリットがあります。無駄な出費を防ぎたい・環境に優しい生活がしたい、という方はぜひ試してみてください。


今回ご紹介した本

『47テーマで学ぶ 家計の教科書』

著者:矢野きくの 北野琴奈

出版社:TAC出版


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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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