悩む母親

「もう、ごはんのこと考えたくない」ワンオペ家事を脱するための5つのキーワード

  • 更新日:2019/10/30

1992年、共働き世帯が専業主婦世帯を上回り、その後、共働き世帯は右肩上がりに増えています。また、2017年、働く母親の割合は7割を超えました。


仕事と育児・家事を両立する女性が増えている昨今、夫婦は協力して家事・育児に取り組むべきだという意識も高まりつつあります。ですが、働く女性のなかには、「私ばかりが家事をしている」という意識を持っている人も少なくありません。


今回は、『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』などの著書もある、翻訳家の佐光紀子さん著『家事のワンオペ脱出術』から「ワンオペ家事を脱出するためのヒント」を紹介していきたいと思います。


ワンオペ家事を脱出するための5つのキーワードとは?

まずは、ワンオペ家事になっている現状から脱するための5つのキーワードをご紹介します。(P.14-19参照)


ワンオペ家事を脱出するためのキーワード1:上手に分担

仕事と同様に、家事もひとりが大変だったら手を貸すこと、借りることが大切です。


ワンオペ家事を脱出するためのキーワード2:自分のことは自分で

なんでもやってあげるのがいい妻、いい母ではありませんし、家事は愛情のバロメーターではありません。手の出し過ぎは逆効果です。家族それぞれが自分のことを自分でできるようにするために、上手に境界線を引きましょう。


ワンオペ家事を脱出するためのキーワード3:簡単な方法に変える

自分だけができる難しい方法で家事をしていると、分担することが難しくなります。こだわりを減らし、シンプルな方法にすることで、他のメンバーが手を出しやすくなることはよくあります。


ワンオペ家事を脱出するためのキーワード4:「やらない」をつくる

すべての家事が得意だという人はいないでしょう。だから、できないことはできない、苦手なことは苦手だと家族に伝えていいのです。


ワンオペ家事を脱出するためのキーワード5:機械化や外注も取り入れる

家事の大変さは、人生のステージによって変わります。仕事が激務だったり、子どもを抱っこしていなければならなかったりする時期には、そういった大変な数週間、数ヶ月を乗り切るためだと割り切って機械化したり、外注化するのも一案です。


ワンオペ家事を脱出するために「使えるセリフ」とは?

夫婦で掃除

ここからは、ワンオペ家事を脱出するために使える具体的なセリフについて紹介していきます。


ワンオペ家事を脱出するために「使えるセリフ」1:「忘れてた? 私も気づかなかったわ」

家事の分担は決めているのに、夫が分担を放棄しているように見えるときもあるでしょう。たとえば、夫がゴミ捨て係になっていたとします。ゴミの収集場所に出すことはしていても、分別やゴミ箱に袋をかけるという細かな家事をしてくれない、という場合があります。何度か伝えてもしてくれない場合、「あえて、自分も手を出さない」ことを著者は推奨しています。


「なんでゴミ箱に袋がかかってないの?」と聞かれたら、「忘れてた? 私も気づかなかったわ」と言ってみましょう。

大事なのは、そこで謝ったり、袋を出してあげたりしないこと。やるべき人が「誰か」をあてにした結果を見せ、尻拭いをしてもらえないとどうなるか体験してもらうのです。とはいえ、単に忘れることは誰にでもありえます。「お互い様だよね」というスタンスで、責めずに、穏やかにいきましょう。(P.25)


ワンオペ家事を脱出するために「使えるセリフ」2:「今日はごはん作るの、おやすみします」

ごはんを作る役割を担っている場合、365日休みがない、ということになります。律儀に実行していると、ストレスになる場合も多いですよね。著者は、「月に1回くらい料理おやすみの日があっていいのでは」と考えており、「今日はごはん作るの、おやすみします」と宣言することを提案しています。

大切なのは、「日頃の私の苦労をわからせる」ことではなく、食べさせなくちゃ、洗わなくちゃというプレッシャーから解放されて、一息つくこと。やってもらって当然と思っている人に苦労を訴えても残念ながら伝わらないし、ましてや「こんなに手伝っているのに」と思っている人が相手だと「何が不足なんだ」と逆効果がうまれがちなのです。(P.35)


毎日のワンオペ家事でいっぱいいっぱいになってしまったときには、「おやすみ宣言」をして、一息ついてみましょう。


さいごに。「私がやらなきゃ。ちゃんと。きちんと。今日中に」という思い込みを捨てよう

家事を楽しむ

著者は、「私がやらなきゃ。ちゃんと。きちんと。今日中に」という思い込みが、ワンオペ家事を誘発している一因だ、と指摘しています。そんな思い込みやこだわりから脱することが、ワンオペ家事から脱するための第一歩になるでしょう。


家事は、家族全員が快適に生活を送るために不可欠な仕事です。誰かがやらなくてはならないことですが、働きながら、ひとりだけでその責任を負う、というのは無理があります。


『家事のワンオペ脱出術』は、ワンオペ家事に苦しみ、「もう限界!」と感じている人の現状を改善できるヒントが詰まった一冊です。家事分担について試行錯誤中の方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。



今回ご紹介した本

『家事のワンオペ脱出術』

著者:佐光紀子

出版社:エクスナレッジ



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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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