幸せな暮らし

月7万で豊かな暮らし?「消費に頼らず幸せになる」ための2つのヒント

  • 更新日:2019/07/17

「仕事を頑張った自分へのご褒美に、憧れのブランドの鞄を買う」「収入がアップしたから、タワーマンションに引っ越す」など、消費によって得られる快感は刺激的で、手軽に高揚感を味わわせてくれます。


ですが、消費に対する欲望には終わりがありません。ボーナスで買った鞄は、すぐに「昔流行った鞄」になり、奮発して購入したタワマンに入居しても、「もっと高層階に住みたい」という不満が出てきがちです。消費によって得られる快楽は一時的なものですから、「ここまでいったからもう満足」と完全に満たされることはないのです。

そのため、消費に翻弄されている人たちは、生活するのに十分なお金があったとしても、「自分にはお金がない」「もっと稼がないと」と思いがちなのです。


収入が増えても「もっと必要だ」と感じる可能性が高いとするならば、いつ私たちは満足することができるのでしょうか?


『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』の著者でミニマリストのしぶさん(澁谷直人さん)は、高収入を目指すのではなく、本当に自分に必要なものを見極めることができれば、すぐにでも豊かに生きていくことができる、と提唱しています。


今回は、本書を参考に、「無駄な消費をそぎ落とし、豊かに生きるためのヒント」をご紹介していきます。


ミニマリストって? ミニマリストしぶさんの生活とは?

「ミニマリスト」は、2015年に流行語対象にノミネートされたこともある単語です。テレビや雑誌などで特集を組まれることも多いため、ご存知の方も多いとは思いますが、ここではもう一度ミニマリストの定義について振り返っておきましょう。


ミニマリストとは、ミニマル(必要最小限)なものだけで生活する、という信条に従って生きている人のことです。代表格としては、毎日同じ黒のタートルネックとジーンズを着ていたスティーブ・ジョブズが挙げられるでしょう。


「何が自分にとって必要か」は人それぞれ違います。ですから、ミニマリストというと、「モノの極端に少ない人」というイメージがある方もいるかもしれませんが、実際にはそうとも言い切れません。たとえば、CDを集めるのが好きで、1000枚以上コレクションしている人であっても、絶対に必要なものであり、そのほかの部分がミニマルになっている、というパターンのミニマリストも存在するのです。


ミニマリストしぶさんの場合は、服装はいつも同じ・家賃は2万円(福岡・四畳半)・食事は1日一回(ほとんど毎日同じメニュー)を実行する過激派とも言えるミニマリストぶりを徹底しています。


消費に頼らずに「幸せなシンプルライフを実現するためのヒント」とは?

ミニマリストしぶさんは、もともとは裕福な家庭に生まれ、たくさんのモノに囲まれ、モノを消費することに楽しみを見出していたといいます。そんなしぶさんでしたが、大黒柱であった父親が自己破産をしたことをきっかけに、ミニマリストという生活スタイルを実行する人たちの存在を知り、自分を変えることを決めたそうです。


ここでは、ミニマリズムを追求したおかげで、お金がないこと、モノを買えないことに対するストレスがなくなったというしぶさんが実行している、消費に頼らずに「幸せなシンプルライフを実現するためのヒント」をご紹介していきます。


1:ミニマルライフ・コスト(毎月かかる必要最小限のコスト)を知る

必要最小限のコスト

あなたは、月いくらあれば生活ができるか、を瞬時に答えることができるでしょうか? 


しぶさんは、ミニマルライフ・コスト(最低でいくらあれば生活することができるか)を把握しておくことが重要だ、と指摘しています。しぶさんの場合、月7万円あれば生活が可能だそうです。実際に計算してみれば、月々に必要な金額は思っていたより少なかった、という場合も少なくないのです。


「どれくらいあれば生活ができるか」を認識しておくことで、むやみに「足りない」「欲しい」という不安や渇望を感じることを避けられる、というわけです。


2:消費する側ではなく、生産する側に回る

SNS

消費でのストレス発散は、際限なく繰り返されることになりがちなので、長続きする満足感を得ることはできません。そのため、しぶさんは「消費よりも生産に楽しみを見出すべき」だと指摘しています。


★消費活動と生産活動の例★

消費活動=お金を払って「与えられる側」になること

・なんとなく給料日だからと買い物をする

・見栄のために、必要のない高級品や限定品を買う

・気が乗らない飲み会に付き合いで参加する


生産活動=自分で生み出して「与える側」になること

・趣味の文章や写真、動画をSNSで公開する

・本や映画の感想をブログに書く

・料理をつくって家族にふるまう

(P.105)


モノを買うことで喜びを感じようとした場合、消費のために自分の時間を使って働き続けなくてはならなくなります。本当に必要なものならともかく、見栄やストレス発散のために貴重な労働力や時間を差し出すのは本末転倒でしょう。


さいごに。見栄や常識を捨て、「自分に本当に必要なものは何か」を見極めよう

ミニマリスト

常にお金がないと感じている方や、もっとお金があれば幸せになれるのにと感じている方は、まずは、自分にとって必要なものを見極めましょう。


本書では、「必要最低限の生活コストを知ること」「モノを消費せずに得られる喜びを探してみること」以外にも、消費に頼らず幸せや豊かさを実感するためのヒントが複数紹介されています。ミニマリストになってみたい・シンプルな生活に憧れる・モノを買っても買っても満たされない生活から脱却したい、という方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。



今回ご紹介した本

『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』

著者:ミニマリストしぶ

出版社:サンクチュアリ出版




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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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