プレスリリース女性に聞いた本当の『女性活躍推進』

20代も既に老後に不安!?女性が考える本当の『女性活躍推進』は?

  • 更新日:2019/06/15

 女性活躍推進法が施工されてから3年。実際に日本女性の働く環境はどのように変わってきているのでしょうか?

 今回は、パソナ総合研究所が現在就業中の女性を対象に実施した『女性活躍推進に関する意識調査』について、その結果をご紹介していきます。


「理想と現実のギャップ」が最も大きいのは30~40代

 まず、働き方の「理想と現実のギャップの有無」について。


働き方についての理想と現実のギャップ

 「かなりギャップがある」「少しギャップがある」と回答したのは20代~40代で約5割、50代~60代で約4割でした。中でも最も回答率が高かった30代~40代は、企業内では中堅層として活躍を期待される反面、子育てに忙しい時期で仕事でも家庭でも負荷がかかる時期であることが、理想と現実のギャップを生む大きな要因ではないかと考えられます。


全年代を合わせた「理想の働き方」TOP2は……?

 続いて、「理想の働き方」について全年代を合わせた傾向を見ると……、


理想の働き方について全年代を合わせた傾向

 TOP2は「結婚生活や子育てと両立して働く」と「一般職として働く」で、全体の約5割を占めます。どの年代にとっても、“仕事と家庭の両立”が理想であることが見てとれます。また「一般職として働く」が多いのは、管理職や専門的職種は望まないが、会社員として働き続けたい意向が強いということかもしれません。


30~40代の「理想と現実のギャップ」の最大の理由は「両立」問題

 先程、「理想と現実のギャップ」を最も感じていると回答した30代~40代に絞り、「理想の働き方(現30~40代が20代の頃、理想と考えていた働き方)」と、「現在の働き方」を比較してみました。


理想の働き方 現在の働き方

 「理想の働き方(20歳代の頃)」TOP2は、全年代と同じ傾向が見られました。

 一方で、現在の働き方について見てみると、「一般職として働いている」が最も高く、「理想の働き方」で1位だった「結婚生活や子育てと両立して働いている」は、「個人事業主として働く」にも及ばず三位という結果となりました。


 30~40代の「理想と現実」を比較すると、一般職等の会社員として働き続ける場合でも、結婚や子育てと両立して働くことに難しさを感じている女性が多いようです。


20代でも「老後の金銭問題」に不安を抱く人が7割も

 続いて、「働くうえで直面している問題」について質問した結果がこちらです。


働くうえで直面している問題

 どの年代も「老後の金銭的不安」が約3割と最も高く、その中でも20代が68.1%で約7割と、全世代の全項目の中でもTOPという結果に。次いで、20代~40代は「子育て費用の金銭的不安」、50代~60代は「体力や健康面での不安」と続きます。

 20代で「老後の金銭的不安」が最も高く出ていることからも、若者の将来への強い不安がうかがえる結果となりました。


20代は「休暇の取得」、30代以降は「仕事のやりがい」を求める

 続いては、働く女性が「会社に求めるもの」について年代別で比較。


働く女性が会社に求めるもの

 特徴としては、20代は他年代に比べ「休日・休暇の取りやすさ」が突出しており、プライベートを重視する傾向が見て取れます。また、30代~60代は「仕事内容の充実」が20代より高く、より仕事のやりがい、働きがいを求める意向が強いと考えられます。


既婚者を対象に質問!配偶者に満足していないことは?

 既婚者を対象に「配偶者に満足していないこと」を聞いたところ、以下のような結果となりました。


配偶者に満足していないこと

 全ての年代で「家庭内での役割分担の不明確さ」が最も多い回答となりました。昨今の「夫婦で家事を分担すべき」という考えと、ギャップが生じていることがうかがえます。また、20代では「希望と合わない帰宅時間」も同率1位となり、女性自身だけでなく配偶者に対しても長時間労働等をせず“家庭での役割もこなしてほしい”と考える者が多いことが見て取れます。働き方に対する捉え方や価値観に世代による変化が生じているようですね。


「女性活躍の壁」となるのは「社会の制度や慣習」及び「仕事と家庭の両立」

 最後に、「女性活躍の壁と感じるものは何か」と聞いた結果を見てみましょう。


女性活躍の壁と感じるもの

 どの年代も共通して、「社会の意識」「仕事と家庭の両立」がTOP2を占めており、女性が活躍するためには、“社会的な背景”及び、“家庭との両立”の両方が必要であると考えられていることがわかります。年代別の特徴としては、20代では「特に壁はない」が他の年代に比べて突出して高くなっており、年代が上がるほど「男性中心の雇用慣行や企業風土、人事制度」が高くなるという結果に。


 年代別の傾向をより詳しく見てみると、20代は「長時間労働前提のワークスタイル」が他の年代と比べて高い一方、「女性自身の意識・能力」は低い結果となりました。上の年代に比べ、女性活躍に関する“意識や能力の壁”はそれほど感じていないものの、長時間労働を問題視しない日本企業の従来からの働き方の見直しの必要性を感じているようです。


 一方、子育て世代の中心となる30~40代は、「子育てへの理解・支援不足」や「男性と比べて家庭責任が重い」が、回答数が多くなっています。また、キャリアを積んだ50代~60代になると、「男性中心の雇用慣行や企業風土、人事制度」「経営層の意識」といった企業や社会的背景に関する回答が、他の年代より多く見られました。



 女性自身が感じる理想と現実のギャップを見たところ、まだまだ女性が活躍する社会になるには遠い道のりだと言えそうです。このギャップがなくなり、本当にすべての女性が活躍できる世の中になると良いですよね。



【参考】

株式会社パソナグループ

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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