セルフプレジャー

セルフケアとしてセルフプレジャー(自慰)はすべき?大人の性教育講座

  • 更新日:2019/03/22

小学生のころ、妊娠の仕組みや避妊方法など、最低限の性教育を受けた経験がある方は多いでしょう。ですが、大人になってから性教育に触れた経験がある方は少ないのではないかと思います。


「女性にも性欲があると表明すること」「女性がセックス について語ること」はどこかいつも後ろめたさやスティグマが付きまとい、それゆえ、大人になってから積極的に語ったり学んだりする機会はほとんどなかった、という女性は多いと思います。ですが、自分の体のことや、セックス に伴う病気のこと、妊娠や避妊のことなどに関する知識は、女性として幸せな人生を送るために、とても不可欠なことです。


今回は、『誰も教えてくれない 大人の性の作法(メソッド)』を参照しながら、大人だからこそ知っておくべき性についての知識を紹介していきます。


セルフプレジャーは悪いこと?女性の自慰について

セルフプレジャー

男性が自慰をすることは、当然のことと認識されていますが、女性の場合は、公に語られることはあまりありません。


そのため、女性のなかには、自慰をすることに関して罪悪感を感じたり、「自分はおかしいのではないか」と考えたりする人も少なくないようです。


ですが、本書の著者であり性教育に従事されている藤見里紗さんは、「セルフプレジャー(自慰行為)をすることにはメリットがある(あった)」と述べています。

セフルプレジャーをすることでよかった点は3つです。まず、血行がよくなります(笑)。オーガズム(性的絶頂)に達すると、子宮に一気に血流が集中し、血の巡りがよくなります。私の場合は、ちょっとした頭痛や肩こりは治ります(これは個人差があると思います)。もう一つはリフレッシュや切り替えができる。何かモヤモヤするなーというときの気持ちのスイッチの切り替えには、ちょうどいいと思います。最後に、これが一番大事なポイントです。自分の勘所が分かったことで、セックス の満足度が高くなること。本来、自分でこれが分かっていないと相手に探してもらわなければいけない上に「そこじゃないんだよな、それも違うんだよな、でも正直自分でもよく分からないんだよな」と、行為そのものが自分にとっても相手にとっても非常に面倒になってお互いに不幸です。これが解消され、毎回一定レベルの満足度がキープできるようになりました。(P.95-96)


セルフプレジャーには、自分の性的欲求を認め気持ちいいと感じる場所を知ることで、パートナーとの関係がよりよくなるというメリットもあります。「したらだめ」と、罪悪感を感じる必要はまったくないのです。


夫婦間のセックス レスの2大原因&解決のヒントとは?

セックスレス

他の人にはなかなか言えない女性の性の悩みとして、自慰のほかに、セックスレス問題が挙げられます。


とくに、妊娠・出産後にセックス レスになる夫婦は少なくありません。セックス レスになってしまう原因は夫婦によって様々ですが、藤見さんはよくあるセックス レスの原因をふたつ紹介しています。ひとつは長時間労働です。


OECDの2012年の調査によると、日本の労働者の年間労働時間は、平均1745時間。これに対して、オランダ1384時間、ノルウェー1418時間、デンマークは1430時間で、日本よりも約270〜360時間も短いです。(P.129)


とくに男性の労働時間が長く、男性が働いている間、女性はワンオペ家事・育児を強いられることになり、すれ違いが生じることが一因だというのです。長時間の労働で疲れ切ってしまっている日本の夫婦がレス気味になってしまうのは、ある意味仕方のないことだとも見ることができます。


もうひとつの原因は(長時間労働にも関係してくることですが)、夫婦間における会話不足です。


「セックス レスの夫婦はリスニングレスでもある」といわれています。業務連絡でもなく、子どもの話でもなく、話し合うでもなく「お互いの話を聞く」というスタンスが大切です。(略)「聞きあう」という行為は「相手に興味を持っている」ということを示す行為でもありますし、聞いてもらえるだけで「承認欲求」がかなり満たされます。いきなりセックス 、ではなくてまずはリスニングからがいいのではないでしょうか。(P.130)


「最近夫婦の会話がない」という方は、まずは何気ない会話からスタートすることが、セックス レス解消の糸口になるかもしれません。また、できれば、性にまつわる自分の気持ちも相手に伝えてみましょう。


他のこととは違い、性に関して私たちは「話すこと、聞くこと、考えること」をする経験が少ないため、ちょっとしたことで傷ついてしまうこともあるかもしれません。言い方には最大限の配慮をしつつ、失敗したら、誠意を持って謝りながら、自分の気持ちを伝えてください。(P.135)


さいごに。性について学ぶことで、自己肯定感が高まり、人生の選択肢が広がる

穏やかな女性

性にまつわること(性欲や性に関する自己決定権など)は、女性の人生にとってとても大きなウエイトを占めているにも関わらず、他の分野の問題に比べて、語り、学ぶことが過小評価されている分野です。


『誰も教えてくれない 大人の性の作法(メソッド)』は、男女の性にまつわる事象を様々な角度から分析・解説した本です。自分の性欲やセックスライフに罪悪感や不全感を感じている人ほど、様々な人の性のあり方や問題点を知ることで、凝り固まっていた価値観から自由になれる可能性は大きいと思います。気になった方はご一読ください。



今回ご紹介した本

『誰も教えてくれない 大人の性の作法(メソッド)』

著者:坂爪 真吾・藤見里紗

出版社:光文社




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