離乳食

離乳食は手作りするのが愛情じゃない!?【#13】

  • 更新日:2019/05/14

初めての子どもが産まれ、ようやく母乳やミルクに慣れてきたかな、と思った頃にはじまるのが離乳食です。


1人目を産んだとき、産院で2人目を産んだばかりの経産婦さんが「離乳食のことを考えると今から憂鬱」と話していて「へー、そんなものなんだ」と思ったことがありました。今では、「本当だよね……」と共感しまくりです。


今回は、そんなお母さんたちの悩みのタネになりやすい「離乳食」についてお話したいと思います。


意外に手がかかる離乳食

離乳食

一般的に、生後5、6カ月くらいから、10倍粥、7倍粥、野菜、タンパク質、と少しずつ食べられるものを増やしていく離乳食。食べる量も最初はひとさじ分ですが、少量ずつ慎重に進めていく必要があります。


おかゆは炊飯器で大人のごはんを炊くときに、耐熱容器におかゆ用の米と水を入れて一緒に作ることもできますが、おかずは野菜を柔らかく煮て裏ごししたり、すりつぶしたりしなくてはなりません。


これが、結構な手間になります。1人目のときは、米から鍋で昆布だしのおかゆを作り、そこにほぐしてすり鉢でつぶした白身魚や野菜の裏ごしを加えるなどして作っていました。

生卵アレルギーがあったので、卵は使わず、いかにバランスのいい離乳食が作れるか、日々四苦八苦。量は少なくても、大人の食事の支度より時間がかかっていたと思います。


苦労して作っても、皿ごとぶん投げられて終了

赤ちゃんと離乳食

時間がかかっても、かわいい我が子が食べてくれるならいいんです。でも、特に1人目は離乳食をあまり食べたがらず、あれこれ試しても食べてくれないことがほとんどでした。


離乳食を手でぐちゃぐちゃして遊び、飽きたら皿ごとひっくり返して終了、なんてこともザラ。1人目育児で精神的に疲れているときに、これは結構ツラいです。しかも、雑誌やSNSで素敵な離乳食を見つけて、頑張って新しいメニューに挑戦したときに限って食べてくれなかったりします。


メニューを考え、材料を買いに行き、たくさん食べて大きくなってほしいな、と思いながら丁寧に作っても、結果は床に捨てられた離乳食の掃除をするだけ……。ああつらい、思い出しただけでホントにつらい(笑)


「SNSの素敵ママ」と違う自分にしょんぼり

落ち込むママ

1人目のときは、SNSなどで見た目もかわいくて栄養満点な離乳食を見かけると、「こんな素敵な離乳食を作ってあげられるのが愛情」だと思っていた気がします。


世の中には月齢に合わせた便利なレトルトベビーフードもたくさん売っているのですが、「赤ちゃんに対して、こんな手抜き考えられない」くらいに思っていたのです。


それなのに、外食したときなどにレトルトベビーフードをあげると、普段手間暇かけて作った離乳食を食べてくれない息子が、パクパク食べていたりするのです……。くやしいやら、切ないやら。


2人目からはベビーフードも大活躍

ベビーフード

ところが、1歳8カ月差で下の子が産まれてからは余裕がなさすぎて、市販のベビーフードをときどき使うようになりました。着色料や保存料は入っていないようだし、アレルギー成分が入っていないかどうかも確認できるし、何よりよく考えられて作られているからか、子どもはよく食べてくれます。


手作りがメインではありましたが、それにしても味噌汁の味噌を入れる前の出汁と具を少し取り出してつぶしたり、煮物を少し水で薄めたりといったものばかり。赤ちゃんのためだけのメニューを別途作ることはほとんどありませんでした。当然、見た目もSNSでアップするなんて考えられない感じでしたが、娘はよく食べてくれたし、栄養はとりあえずオーケー。


「娘、手をかけてなくてごめんね~」とは思っていましたが、周りをみても2人目からはそういうママさんが多数みたいです。海外ではベビーフードがさらに積極的に使われている、なんて話も聞きました。


3人目は食べてくれなくてもノーダメージ

赤ちゃんの食事

じゃあ3人目はどうかというと、2人目のときより心の余裕が少しはあるので、結果的にレトルトはそれほど使っていません。お麩が離乳食にいい、と聞けば味噌汁に入れて離乳食にも加えてみたり、添加物が入っていない、裏ごし不要の野菜フレークを活用したり、手間はかけずにいろいろ試しています。


末っ子は1人目の長男より比較的何でもよく食べるし、手間はかけていないので食べない日があってもダメージはありません。


ちなみに、1人目は「アレルギーがあったらどうしよう」と離乳食をはじめる前に病院でアレルギー検査をして生卵アレルギーを見つけましたが、下2人は検査していません。病院の先生も、「数値より、実際に食べて症状が出たかどうかのほうが大事」とおっしゃっていました。“初めて食べるものはひとさじずつ”を守って、恐れすぎず、少しずついろいろなものを食べていけばいいのかな、と思います。


見た目は気にせず、ラクな気持ちで取り組もう

家庭料理全般でいえることかもしれませんが、料理の得意な人や頑張れる人は、それはそれですばらしいです。でも、まだ食べる量も少ない赤ちゃんの離乳食に手間暇をかけて、思い出すのもつらいくらい追い込まれるのは違うかなと思います。


見た目は気にせず、手抜きもしながらラクな気持ちで離乳食を進めましょう♪ こぼされたくらいでショックを受けて黙り込んでしまうより、「あらあら」と笑ってあげられたほうが赤ちゃんもお母さんもハッピーです。そう考えれば、離乳食に手間をかけること=愛情ではないはずです。

もちろん、赤ちゃんが喉をつまらせないよう、大きさや柔らかさなどには気をつけてあげてくださいね。


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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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