
多くの妊婦さんにとって悩みの種となるのが“妊娠線”ではないでしょうか。痛みやかゆみを引き起こす他、一度できると完全に消すのが大変ということもあり、予防が大切という話はよく聞きますよね。そこで、これから妊娠をしたいと考えているすべての人に知っておいてほしい“妊娠線”についてのアンケート調査をご紹介します!
妊娠線の認知度は高め。妊娠線対策は半数以上も
以下、妊活・妊娠・育児の悩みを解消する情報サイト【赤ちゃんの部屋】調べによる、出産経験のある女性の妊娠線事情を見ていきましょう。
妊娠前に妊娠線という言葉を知っていたのは約7割

妊娠前から妊娠線の存在を知っていた人は68.0%。妊娠中に知った方と合わせると、約95%の人が出産までに妊娠線を認知していたようです。
妊娠中に妊娠線対策をしたのは5割強にとどまる

妊娠中に妊娠線対策をした人は半数を超え54.9%でした。
2人に1人はなんらかの妊娠線対策をしていたようですが、さきほどの妊娠線の認知度に比べると若干低めですよね。
妊娠線対策には専用化粧品!3人に1人が妊娠初期から使用
妊娠線対策に一般のボディクリームやオイルを使用する人も

続いて、妊娠線対策について聞いてみたところ、「妊娠線専用クリーム・オイルを使用した」と答えた人がもっとも多く69.7%見られました。
次いでランクインしたのは、妊娠線予防専用ではないボディクリームやオイルなどの化粧品で、多くの方が妊娠線予防になんらかの化粧品を使用していることがうかがえます。
妊娠線のケアを始めたのは「妊娠中期」が最多!

続いて、妊娠線のケアを始めた時期について聞いてみました。最も多かった回答は妊娠中期の53.4%。妊娠中期は徐々にお腹が大きくなってくる時期。この時期から、妊娠線予防の対策をすることが重要だと認識している人が多いようです。
その他、妊活中や妊娠初期などの早めの時期からケアを始めている人も多く、全体的に見ても妊娠線への関心が高い女性は多いと言えそうです。
対策をする人も多い一方で、妊娠線ができたのは55.5%
半数以上が妊娠線は「できた」

これまで妊娠線の予防について聞いてきましたが、どれだけの人が妊娠線ができてしまったのかというと、55.5%の方は避けられなかったようです。その人の肌の調子や体質にもよると思うので完全に防ぐことは難しい問題なのかもしれませんね。
妊娠線ができた部位は「お腹」が圧倒的

妊娠線ができた部位を複数回答で聞いたところ、お腹が94.9%ともっとも多く、ついで太もも・ヒップという結果に。妊娠線といえばお腹にできるイメージがあったので、個人的には太ももやヒップなどにもできるとは意外でした。お腹以外でも、妊娠によって皮膚が急激にのびた箇所に妊娠線はできるようです。
妊娠線ができたタイミングは「妊娠後期」が最多!

次に、妊娠線ができたタイミングについて。最も多かったのは、妊娠後期にできたと答えた人で71.3%もあてはまりました。妊娠後期といえば、おなかが急激に大きくなる時期と重なります。いっぽうで、妊娠初期にできたという人もごくわずかですが存在するようです。
妊娠線ができた後のケアをしない人が半数以上!
できたものは仕方がない? 妊娠線ができても「何もしない」が過半数

できてしまった妊娠線についてその後のケアを聞いてみたところ、「何もしなかった」人が54.2%で最多という結果に。
とはいえ、妊娠線クリームやオイル、その他ボディクリームなど、なんらかのケアをした人は47.8%いるようです。ケアの方法については、産婦人科や美容系の医療機関を頼るという人もいるようですが、自宅でケアを頑張ったという人が多いことが分かりますね。
できてしまった妊娠線。出産後にはどうなる?

続いて、妊娠線ができてからケアをしたという方に、その妊娠線がどうなったかを聞いてみました。その結果、妊娠線が残ってしまったという方は、程度こそあれ、合わせると89.3%も。個別に項目を見ていくと、最も多かったのは「はっきりと残った」という方で、このことからも妊娠前・妊娠中から妊娠線予防をすることの大切さが分かります。
中には諦めの声も……。妊娠線について思うことを聞いてみた

最後に妊娠線について思ったことを聞きました。
「できなくてよかった」と安堵を感じている人も多い一方、できてしまった人の中には、「気になるがあきらめた」のようにもはや諦めの境地という方も多いようです。その他にも、「気になるし消したい」「気になるけど見えないからいい」なども合わせると、「気になる」派は40.3%にものぼります。
いかがでしたか?
今回の調査では、妊娠を経験された方の半数以上に妊娠線ができていることがわかりました。妊娠線は「できることなら残したくない」と思う方も多いはず。これから妊娠したい、もしくはいま妊娠中という方は、手遅れになる前にケアをしておくことが大切かもしれません。
【参考】
赤ちゃんの部屋
株式会社ゼネラルリンク