3人育児

3人育児は日々山に登るが如し!?乳児期だけじゃない「育児の大変さ」をシミュレーション【知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし#11】

  • 更新日:2019/01/22

これから妊娠・出産を迎える皆さん!我が子は最高にかわいいですよ。この世にこんなにも愛おしい存在がいるということを知れただけでも、親になれて幸せです。

ただ、正直、育児がこんなにもしんどいものだとは思いませんでした(笑)。


そりゃ、人間を産んで育てるのだから、簡単じゃないのは当たり前です。でも、もう少しリアルなところをシミュレーションできていたら、もうちょっと、何かしら策も立てられたのではないかな、なんて思うのです。

ということで、今回はまさに0歳・3歳・4歳の3人育児に奮闘中の私が、日々の育児の大変さを披露したいと思います!


よく知られるようになった「乳児期の大変さ」

乳児期

この連載でもお伝えしてきた、授乳の大変さ。産院などでは「3時間おき」と教えられますが、人によっては3時間どころか1時間もあいていないんじゃないかというくらい頻繁に赤ちゃんにおっぱいを求められることも。

「授乳とオムツ替えだけで1日が終わってしまった……」なんてザラ。気づいたら夜もほとんど寝られず、寝不足との戦いになるのが乳児期です。


赤ちゃんは「自分が見ていないと死んじゃうかも」と思うくらい小さな存在で、気を遣いすぎて精神的にも疲弊します。こうした乳児期の大変さは、友人や知人に聞いて何となく知っている方も多いのではないでしょうか。


本当にしんどくなるのは幼児期から

機嫌の悪い子ども

個人的な経験からすると、乳児期の大変さは、1歳になるとひと段落します。赤ちゃんもしっかりしてきますし、親も育児に慣れるからです。夫とも「やっと落ち着いてきたね」と話していた時期ですが、入れ替わりでやってくるのが「イヤイヤ期」です。


自我に目覚め始めた我が子が、服を着るのもイヤ!ごはんを食べるのもイヤ!公園から家に帰るのもイヤ!とにかくイヤ!イヤ!イヤ!と、個人差はありますが盛大に抵抗してきます。ちょっとしたことで、近所に響き渡るような大声で泣き叫んで主張する子もいます。


1度だけならまだしも、これが1日中、何度も何度も続くと、いくらかわいい我が子が相手でも精神的にすり減ってきます。そしてこのイヤイヤ期、2、3歳頃がピークとされますが、4歳頃で再び訪れます。

つまり、長ければ1歳半くらいから4歳台までずーっと反抗期。我が家の4歳長男がまさにその状態ですが、怒って下の子をぶったりするので、こっちも本気で戦うことになり……、そんなカオスな日々がもう4年続いております(笑)


まさに戦争!夕方から寝るまでが修羅場のピーク

夕食

特に体力を消耗するのが、夕方から子どもが寝るまでの数時間。我が家の場合、14時過ぎに長男が幼稚園から帰ってきておやつを食べた後、16時半から車で長女の保育園に迎えに行くと、夕方戦争のはじまりです。


まず、テレビが観たいという長男をせっついて、末っ子を車に乗せて出発。

保育園についても、長女が降園前のトイレに行かずに園内を走り回ったり、「スーパーに寄っておやつを買いたい」と言い出したり、ひと悶着してから帰途につきます。家に着いたら、長男と長女が外へ遊び出たりして、「もうおうち入ろう」と30回くらい言ったところでようやく室内へ。


そこで末っ子がミルクを欲しがって泣き、授乳していると長男と長女がケンカをはじめ、長女が大泣き。ようやくなだめて夕食の支度をはじめたら、長女が「おしっこもらしちゃった」というので、急遽先に風呂に変更。床を拭いたり、風呂の支度をしたりして、さあ入ろうと長女の服を脱がせたら長男が「〇んち」。トイレに行かせて、出たらおしりを拭いてあげて、ようやく風呂へ。

まだまだこの後、夕食の支度、夕食、後片付け、歯磨き、寝かしつけと続くのですが、この段階ですでに疲れ切っています。


風呂に入れるか、入れないか。それが問題だ

お風呂

シェイクスピア風に大げさに言ってみましたが、たかが風呂、されど風呂なのです。浴室内でもボディソープを出しまくったり、お風呂のおもちゃを投げたりする子どもたちを制しながら自分を含めて4人分の体を洗い、4人分の体を拭いてドライヤーをかけて……。風呂だけでも大仕事です。子どもが病気のときには体力温存のために入らないこともあるので、疲れた日など特に「今日は遅くなったし、入らなくてもいいんじゃない……?」と悪魔のささやきが聞こえてきます。不衛生で病気になられても逆に大変だし、結局は入るのですが、つい悩んでしまうんですよね。


「子どもの就寝」という山頂へ向かって挑む日々

寝る子ども

風呂だけでなく、皿洗いの前、歯磨きの前など、たびたび座り込んで放心する毎日。「ああ、無理……今日はもう動けないから休んじゃおうか……」と不毛なことを考えつつ、頑張ってどうにか動き出すと、疲れた体でもそれなりに動けるようになります。この感覚、まるで休憩をとりながら登山しているときのよう。

若い頃、体力もないのに富士山に登り、「もう今回はあきらめて下山しようか」と何度も思いながら、なんとか山頂に辿り着いたあの日。同じような挑戦が、日々、自宅で繰り広げられています(大げさですみません)。


そうはいっても、「子どもが3人もいるからでしょ?」と思ったそこのあなた。ご心配なく、1人目からカオスでしたよ!(笑)


子どもの「ママ大好き」が何よりの栄養

ママ大好き

さて、「大変大変」と愚痴を書き連ねてきましたが、それでも子どもを産んで良かったと思うのは、親になって無償の愛を与えられるだけでなく、子どもからもたくさん愛がもらえるから。

親以外の人から「無条件に愛される」ということに慣れていなかった私は、特に1人目を出産したとき、子どもからの無邪気な愛情に「こんなに何もできないダメ母なのに」と感動した経験があります。毎日大変でも、毎日「ママ大好き」と言ってくれる子どもたちに、心から癒されています。


思い通りにはいかない。頼れるものはすべて頼って

今回の記事で言いたかったのは、育児はおそらく、誰にとっても大変なものであるということ。初心者なのにいきなりエベレストに登って「楽勝だったわ」と言う人はいないですよね。育児も、子どもを大切に思えば思うほど、苦しいときが増えてくると思うのです。


だからどうか、「こんなに大変だと思わなかった」「自分がこんなにできないなんて」と、自分を責めないでください。

それよりも、できれば出産前の余裕のあるときに、ファミリーサポートや一時預かりのある保育園、0歳台から預けられる託児所などを探しておくなり、家族の協力を取り付けておくなり、職場の理解を得ておくなり、できるだけのサポートを見つけておいたほうが賢明です。


育児を一人で抱え込まなくてもいいように、準備しておけるといいですね。


NEXT》「子どもは怒らずに叱る」の本当の意味



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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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