母親

失言に注意!友人の出産に余計なことを言わないほうがいい理由【#8】

  • 更新日:2019/05/14

「3人も産んだらベテランママだね」と言われることがありますが、決してそんなことはありません。妊娠・出産・育児のあり方は、本当に十人十色。3人産んでも、そのほんの一部を知ったというだけのことです。

ところが、私の場合、そのことに気づいたのがまさに3人産んでからでした(遅い!)。思い返せば、今まで「他の人の出産も自分と同じような経験だったはず」と思い込んで、数々の失言をしてきたな、と冷や汗が出るようなことも…・・・。


妊娠・出産・育児という人生の一大イベントに直面し、人からなんとなく言われたことに深く傷ついたり、ずっと心に残ってしまったりすることがあります。大切な友人を傷つけることのないよう、どんな発言に気をつけたほうがいいのか知っておきたいですよね。


妊娠中の気をつけ方は人それぞれ

妊婦

妊娠中、タブーとされていることはいろいろあります。飲酒、喫煙、市販薬を飲むこと、コーヒーなどよく知られていることのほかにも、生肉や水銀が含まれている可能性のあるマグロなど、気にしはじめるといろいろと出てきます。

すべてきっちり守り、生モノだからお寿司も絶対に食べないし、髪も染料の影響が気になるから染めないという人もいれば、コーヒーも1日2杯程度なら飲む人など、自分で納得したルールに従っている人もいます(そして、だいたい1人目より2人目以降のほうがマイルールは弱くなりがちです)。


飲酒、喫煙、薬など絶対的によくないものはありますが、あまり気にしすぎるとストレスになって逆によくないというケースも。

たとえば、妊娠中にジャンクフードは避けたいですが、つわりがひどくてポテトしか食べたくない、という人や、初めての妊娠で精神的に追い詰められる日々だけど、かかりつけの医師と相談して決めた1日一杯きりのカプチーノを癒しにしている、という妊婦さんもいるでしょう。


いろんなケースがあるので、気をつけたいのは「妊婦はこうあるべき」と決めつけないこと。事情を知らずに「え、妊娠中なのにコーヒー飲むの!?」とか、「ポテトなんて体に悪いからやめなよ!信じられない」といった軽はずみな発言はNGです。


「理想の妊婦像」を求めないで

妊婦

妊娠中は食欲も増し、体重が増えやすいもの。ただ、母子の健康のために産院では標準体重の人なら体重増加は7~12kgに抑えるなど、体重管理することを推奨されます。


最近の妊婦さんは太りたくないというのもあって、あまり体重を増やさない人もいます。これについては賛否あるようですが、厳しく体重管理をして、7kgやそれ以下の体重増加で出産することをよしとする人もいるようです。


私は3度の妊娠ともマックスの12kg程度増えたのですが、その状態のときに友人から「友だちのAさんは全然体重増やさずに産んですごくえらい」と何度も聞かされ、「あ、私ってダメ妊婦なんだな…」と落ち込んだことがありました。


ただ、振り返って今思うのは、医師からの言葉以外、あまり気にすることはないということ。私の場合は、医師からは「臨月で12kg増ならOKだね、これを維持しましょう」と言われていました。切迫早産気味で安静にするよう言われていたので、運動で体重管理するのは難しい状況だったということもあります。

3人目の妊娠中は便秘がひどかったせいもあってか、食事をすごく気をつけていても体重が増えやすくて、苦しい思いをしました。


妊娠中、他の妊婦さんと比べられるのは、正直つらいです。比べるような発言は控えてあげられるといいですね。


家族計画に口を挟むのはタブー

家族

不妊に悩む人も多い中、結婚したからといって「子どもはまだ?」「2人目は?」などと聞くことがNGであるということは、広く浸透してきました。ただ、反対のケースもあります。


私は3人目を出産するまでに「今どき年子で産むなんてめずらしいね」や「なんでわざわざ3人も産むの?大変になるのがわかっているのに…」と言われて、ちょっと傷ついたことがありました。

上2人を1歳8カ月差で出産したのは、できれば3人産めたらいいなと思っていたので、計画を早めたからです。3人出産したのは、苦労以上にかわいい我が子を3人産めるものなら産みたかったからで、すべて計画して妊娠しています(もちろん、予定外に授かった、というのを否定しているわけではありません)。


理想とする家族のカタチは人それぞれ。不安があっても、責任をまっとうしようと覚悟していのちをかけて出産するのですから、人が外からとやかく言うのは違うかな、と思います。


母乳については一切触れないのが一番

母乳

こんなに苦労するとは思わなかった!ママたちの母乳事情【知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし#3】でもお話しましたが、母乳は思うように出なかったり、出すぎてつらかったり、とにもかくにも悩む人が多いです。ママさん本人が自分から切り出さない限り、興味本位で「母乳なの?」など聞かないほうが無難です。


さらに、母乳に関して気をつけたいのは、「コーヒー飲めないのつらいよね」とか、「おっぱいあげてきていいよ~」とか、相手が母乳をあげていると決めつけた何気ない発言。

私は実際に、母乳が出なくて完全ミルクで育児をしていた友人にこうしたことを言ってしまったことがあり、「母乳出なくて、ミルクなんだよね…」と悲しそうに言われ、申し訳ないことをしたと反省したことがありました。母乳に関する話題は、悪気はなくても、相手を傷つけることがあるので注意したいですね。


育児のつらさも人それぞれ

育児

初めての育児はわからないことばかりで、大なり小なり皆しんどい思いをします。ただ、2人目になると上の子と年齢が離れていたり、上がしっかりした女の子だったりすると特に余裕があり、育児のつらさが人によってまちまちになってきます。3人目も然り。


私の場合、3人目の産後は産後ハイ状態で、変に元気いっぱいな時期もありました。そんなときにやってしまった、今でも後悔している失言があります。初めて出産をして、お子さんが1歳になるかならないかの友人から「3人目の育児はどう?」とメールで聞かれ、「3人目、結構ヨユーだよ」と大口をたたいてしまったのです。


その後、産後ハイが終わってどっと疲れることになるので、余裕ではなかったというのもありますが、1人目育児で心身ともに疲れているはずの友人に「育児ヨユー」なんて言ったら、「ヨユーじゃない自分はダメな母なのか」と思わせてしまったかもしれません。

2人目以降を育てているママさん同士では、「2人目産むと、1人目の育児がなんであんなにしんどかったのか不思議だよね」とか「1人だけなら余裕だよね」という話もよく出るのですが、これも1人のお子さんを大切に育てている人が聞いたら悲しむんじゃないかな、と思います。


悩みは聞くけど、批判も決めつけもしない

相談

同じ妊婦やママでもいろんなケースがあります。出産経験者でも妊娠・出産・育児にまつわる発言やアドバイスは的外れなことが多いです。妊娠中や産後の体のことは医師に相談すればいいことで、友人同士で批判しあう必要はありません。


悩みがあるときはお互いに聞いてあげられるといいと思いますが、心ないひとことで、育児に奮闘中の友人を傷つけないようにしたいですね。


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・【#5】早めの話し合いが肝心!妊娠中・産後の義実家とのつきあい方

・【#6】恥ずかしい!「産後ハイ」でやらかしちゃった事件簿

・【#7】産後ハイで産後「早く退院したい!」と訴えた結果

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・『3人産んだ今だから言えること』我が家の少子化対策#1

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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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