ヘルスケア

お金・仕事・育児環境など不安が多い「二人目の壁」を超えるヒント

女性を幸せにする本

「子どもに兄弟をつくってあげたい」

「子どもは二人ほしいと昔からなんとなくイメージしていた」

など、二人目の子どもが欲しいと考えている夫婦は多いでしょう。


ですが、欲しいと感じている夫婦がみな二人目の妊活・出産を積極的にしているわけではありません。中には、「二人目は欲しいけど、もう一度育休をとるのは難しい」「金銭的な負担が気になる。子供に十分な教育を受けさせてあげられなくなったら辛い」などの理由から二人目を産むことをためらっている方もいるかもしれません。


今回は、「二人目が欲しいけれど様々な事情からためらっている」という女性の方向けに、書籍『なぜ、あの家族は二人目の壁を乗り越えられたのか?―ママ・パパ一〇四五人に聞いた本当のコト』を参照しながら、二人目を産み育てることの不安を軽減するヒントをご紹介していきたいと思います。


「二人目の子どもが育てられるのはお金持ちだけ」ってほんと? 実は年収に差はない

二人目の子どもの出産・育児で気がかりな問題のひとつに、教育費・養育費の負担が挙げられます。


平成28年の文部科学省の調査(※1)によると、幼稚園から高校までの15年間、全て私立に通った場合の学習総学費は約1,770万円、全て公立に通った場合は約530万円かかることが明らかになっており、決して少ない金額とは言えません。


ですが、だからといって年収の高い夫婦だけが二人目を育てているのかというと、そうではありません。


本書を作成するために行われた1450人のママ・パパを対象にした調査によると、「平均年収は、子ども二人以上家庭で427.5万円、子ども一人家庭で428.5万円」で、ほとんど差が見られませんでした。


二人目育児に関するお金の不安を軽減するための考え方

夫婦とお金

もちろん、無責任に、「子どもには案外お金はかからないし、産んだらなんとかなるよ」と言い切ることはできません。ですが、平均的な年収の家庭でも二人目を育てられているという事実はあります。


どうしてもお金のことが心配、という方は、身近にいる二人目を育てている夫婦に相談してみるなどすると良いかもしれません。本書では、お金の不安を軽減するために「生活断捨離」と「ネクストチャレンジ」という考え方を推奨しています。


お金の不安を軽減するためのヒント1:生活断捨離

今現在の生活を見直すことで、少しでも不安を払拭しようとする家庭もあります。「2人目の子どもが生まれたときに、保険を抜本的に見直しました。そのときは、複数の保険会社の方に来てもらい、その中で一番自分たちに合っていそうな人を選んで、一緒にプランを考えました」「なんでも思い通りにしたいというマインドを変えることが必要だと思います。不要な自動車があるなら手放したり、子どもへの教育も理想は捨てて、現実の範囲内でできることを精いっぱいやればいいとか」(略)生活における断捨離を敢行することで、身も心も身軽になって、大変な出産・育児も乗り越えられるのではないでしょうか。(P.82)


お金の不安を軽減するためのヒント2:ネクストチャレンジ

「出産後にネイルサロンを開業しました」「資格を取って契約した学習塾を本格的に開くことにしました」といったふうに、出産・育児をネクストチャレンジへのキッカケに転換するのはいかがでしょうか。ピンチはチャンスとはよく言ったものです。そんな子育てをしながら稼ぐ場を自ら生み出しているママたちもいるのです。(P.83)


ネクストチャレンジに関しては、「そんなことできるわけない」と感じる方も多いかもしれません。私もこの部分を読んだときに、「そんなことができるのは、もともとバイタリティーのあるごく一部の人だけでは?」と思ったのですが、よく考えたら、私の母親はネクストチャレンジをしていました。母親は姉と私を産んだ時点では専業主婦だったのですが、私が中学生のときに看護学校に入り、看護師になって私の大学院までの学費を出してくれていました。


そう考えると、子どもの養育費・教育費を捻出することをモチベーションとして、自分自身の新たなチャレンジに踏み切る、というのは、そう珍しい話でもないのかもしれません。


さいごに。二人目出産・育児が心配な方は、先輩の声を聞いてみよう

ママ友

本書では、お金の不安を軽減するヒントだけではなく、時短家事のコツや、ママ友・パパ友を増やすヒント、子育てサービスの情報などが紹介されています。


また、二人目の壁を乗り越え、子育てに奮闘している夫婦の事例なども掲載されているので、「二人目が欲しいけど、なんとなく不安で踏み切れない」という方の参考になるのではないかと思います。


二人目育児中の夫婦からの「二人目はお下がりが利用できるので、一人目よりもお金がかからない場合が多い」「上の子が下の子の面倒を見てくれるので子育てしやすい」「一人目の時に比べて慣れているので、大変さが二倍になるわけではない」といったポジティブな情報も多く、二人目を育てる勇気をもらえる一冊です。


※1 文部科学省 子どもの学習日調査



今回ご紹介した本

『なぜ、あの家族は二人目の壁を乗り越えられたのか?―ママ・パパ一〇四五人に聞いた本当のコト』

著者:一般財団法人1more Baby応援団

出版社:プレジデント社




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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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