子育てとお金

『「お金ないから」と2人目をあきらめるのは早すぎる』後編 我が家の少子化対策#5

  • 更新日:2018/08/02

子どもの存在は、まさにプライスレス。それはわかっていても、1人目の子に苦労させるくらいなら2人目・3人目はあきらめよう……、と思っている方へ、「ちょっと待った!本当に足りないのか、一度、将来に必要なお金を計算してみませんか? 」と提案した前回


今回は、それをもとに、どうすれば育児資金を準備していけるのか、我が家で取り組んでいることをご紹介します。

学生の2人に1人が奨学金を利用しているという現代、子どもが小さいうちからの資金計画は重要です。まだ現実的に2人目・3人目を考えていないという人も、ぜひ考えてみてください。


概算ができたら、対策を立てる

お金の使い方

さて、前編でご紹介した、1年ごとの収支表ができたら完了、ではもちろんありません。足りない分をどう補えるか、対策を立てていくことが必要になります。そのときの主なポイントは以下。


・保険の見直し

万が一のときの安心のために入った保険。でも、万が一のときのために、必要な収支が赤字になっていたのでは元も子もありません。子どもが生まれる前に入った保険なら、今一度、保障内容が重複していないか、かけすぎていないかなど、再検討してみることをおすすめします。


・生活費の見直し

たとえば月々の食費5万円を4万5千円にするなど、細かい節約を考えるより、車の買い替えや家族旅行代など大きな支出から見直すべきかと思います。もちろん、細かい節約も大切ですが、あまり引き締めすぎて(自分や家族の)ストレスになるのも考えモノ。


・働き方の見直し

妻の働き方は、子どもが増えると変化せざるを得ない場合も多くあります。勤務先や勤務形態によってもかなり違うと思いますが、我が家のように妻がフリーランスの場合、ある程度は融通がきくので、働き方を再検討するいい機会になります。

仕事と育児の両立を図る上でも、目標年収を認識しておくことはモチベーションにつながりますし、反対に小さいうちは子育てを優先して仕事は無理しすぎない、と方向転換することも可能ですよね。


教育費用、老後資金など目的別に貯蓄しよう

教育費

子どもの教育費を考えるだけで手一杯なのに、これまたいくらあればいいのかよくわからない老後資金を、どうやって貯めればいいのか――。

とりあえず老後資金を考えるのは後回しにしたくなりますが、我が家のように40歳間際で子どもが増えた場合、子どもにお金がかからなくなったとき=退職時期なので、それから老後資金を貯めるのは至難の業。大変でも、今から教育費と老後資金をダブルで貯蓄していくしかありません。

そこで、教育費はこっち、老後資金はこれ、と目的別に貯蓄するとわかりやすくなります。我が家では、教育費は学資保険など、老後資金は養老保険やiDeco、個人年金などで積み立てています。


教育費は学資保険「など」、と書きましたが、夫がいろいろと調べて投資など始めているのですが、何がベストな貯蓄方法かはまだ模索中。学資保険の金利がイマイチな今、外貨の積み立て保険などに乗り換える人も多いようです。


子どもが小さいうちが「貯めどき」

子どもと母親

さて、1年ごとの支出の概算を作ると、我が家の場合、3人いるとやはり赤字になります(笑)。

万が一のときのためにとっておくお金は資金に含めていなかったり、私の収入を最低限で考えていたりと、厳し目で計算しているせいもありますが、赤字を目の当たりにすると「おおー、そうかぁ」と危機感がひしひしと生まれてきます。

よく言われるのは、子どもが小さいうちが「貯めどき」ということ。子どもが成長するにつれ、食費や塾代、部活動費などがかさんだり、高校まで公立と考えていたのに受験に失敗して私立に行くことになるといった予定外のことも起こったりして、貯蓄どころではなくなるからです。


子どもがいると、小さくても「周りのママたちがそうしているから……」と、いろんな習い事をさせたり、おつきあいでお金を使ったりしたくなりますが、経済事情は各家庭で違います。

流されているうちに、肝心の大学費用が足りなくなった……なんてことになっては大変ですよね。


旅行なども、子どもが小さいうちからいろいろなところに連れていって経験させたい、と思いますが、高いお金を払っても子どもは全然覚えていないどころか、近所の公園で遊んでいたほうが楽しい、なんて場合もあります。

乳幼児から小学校くらいまでの「貯めどき」を逃さないことで、後の余裕がかなり変わってきそうです。


お金のことも夫婦でじっくり話し合う

夫婦とお金

お金のことで我慢したり、ケチケチしたりするのはしんどいですよね。でも、節約できるところは節約して、使うときは使うというメリハリのある使い方をすることで、もう1人かけがえのない家族が増やせるとしたらどうでしょうか? 


ぜひ一度、必要なお金を計算して、「今、行きたい旅行」と「子どもがもう1人いること」のどちらを優先したいか、夫婦でじっくり話し合ってみてください。夫婦で共通認識がもてていれば、子どもの習い事やレジャーにかける費用も行き当たりばったりではなく、ブレずに計画していくことができると思います。


できれば早く、学費を大学まで無償化してほしいところですが、そこは政府に期待して、今できることをがんばりましょう!


さて次回は、いざ2人目・3人目を産むとなったときの妊活や夫との関係の変化などを、実体験を交えてお話したいと思います!



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『3人産んだ今だから言えること』

▻我が家の少子化対策|バックナンバー

3人産んだ今だから言えること


『「2人目の壁」から救ってくれた子どもの一言』前編


『「2人目の壁」から救ってくれた子どもの一言』後編


『「お金ないから」と2人目をあきらめるのは早すぎる』前編


  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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