
『「お金ないから」と2人目をあきらめるのは早すぎる』前編 我が家の少子化対策#4
- 更新日:2019/05/14
- 公開日:2018/07/09
こんにちは、3児の母、鈴本りえです。
前回までにお話した「2人目の壁」。育児の大変さもあるけれど、「何より、お金が心配」というご家庭も少なくないでしょう。でも、何もアクションを起こす前から「2人目なんてお金ないから無理」とあきらめてしまっていませんか?もしそうなら、ちょっともったいないな、と思うのです。そこで今回は、我が家で取り組んでいる「2人目以降の育児のお金問題」について紹介します。
2人目・3人目の乳幼児期にかかったお金

育児でかかるお金はさまざま。教育費だけではなく、おむつ代や服代、ベビーグッズ代など、「小さいうちから意外とかかるな」と驚いた人もいることでしょう。
子ども1人を育てるのにこれだけかかるなら、2人以上もいたらどうなるかわからないぞ…と心配になりますよね。でも、2人目以降なら、育児グッズなどは1人目のときに使ったものをそのまま使うこともできるはず。
では実際に我が家では、1人目のときと2人目以降で、出費がどう違ったのかといいますと…。
・ベビー服
同性なら、おさがりが使えます。
我が家の場合は男・女・男の順なので、男の子の服はおさがりにできます。実際には、我が家には年の近い親戚の子がいるため、1人目から大量のおさがりをもらったのですが、1人目のときはもらったものは「着ないといけない」と思い、たくさんあるのであまり新しくは購入せず。
2人目以降は、おさがりも少し古く見えるものなどは処分し、子どもの洋服選びも楽しんでいるので、むしろ1人目のときより購入しています。
とはいえ、どっちみち成長してすぐに着られなくなるものでもあるので、自分で買った上の子のおさがりがあるなら、節約できるところだと思います。
・育児グッズ
ベビーカーや抱っこ紐など必要なものは1人目で購入していたので、2人目では何も買い足しませんでした。
1人目のときには、ベビーサークルやベッドゲートなど、我が家では結局ほとんど使わなかったものも無駄に買ってしまっていたことを考えれば、かなり出費は抑えられています。ただ、3人目になると、育児の大変なところもわかっているし、できるだけ手を抜けるところは抜きたくなるので、ピンポイントで本当に役に立ちそうなお風呂用のベビーチェアなどを新調しました。
・食費、遊興費
人が増えれば当然ながら食費は増します。
でも、子どもが多いと外食に行くのが大変になることもあり、外食の回数が減った分、全体的な食費は変わっていません。遊興費も、家族で遠出する回数は絞り、内容を濃くして楽しむようになったのでそれほど増えていません。
きょうだいでいると、遠くにいかなくても近所の公園で十分楽しそうです。
1年ごとにかかるお金は?将来のマネープランをシミュレーション

では、将来的な収支はどうなるのでしょうか。おすすめは、ざっくりとでいいので、一度、今後の収支を書き出して検証してみることです。
方法としては、まず、現在の支出を明確にすること。
マメな方ならできるだけ細かく、きっちりと。そうじゃない方は、たとえば食費なら、何も考えずに使った1カ月分を計算してみて、それを基準値としましょう。衣類ならワンシーズンの家族全員分、住宅ローンならとりあえず繰り越し分は考えずに、など、ざっくりと。きっちりできたほうがいいでしょうが、いずれにしても長い家族生活の中で、何があるかはわかりません。誰かが病気をするかもしれないし、子どもが何かに熱中してそれに費用がかかるかもしれないし、正確な予測は不可能なので、いったん、ざっくりでもいいのかな、という気がしています。
子どもにかかる消耗品などの費用は、その月にかかったお金を基準に。「今月は予防接種費がかさんだから特別に多かったかも」なんて、気にすることはありません。育児中は何かと臨時支出が多くなるものですからね。
支出の基準値が出たら、1年ごとにかかるお金を表にします。
第1子の入学の年には、第2子(まだ出産前なら想定として)の入園でいくら必要…など。
教育費用の平均はさまざまなサイトで紹介されているので参考にできますが、同じ大学でも文系と理系で大きな開きがあったりするので要注意です。通常の生活費や保険費用だけでなく、年に一度の旅行や、10年に一度の車の買い替えなど、イベントの予算も計算に入れておきましょう。すると、どの年にいくらかかり、いくら足りなくなるのか、なんとなく見えてきます。
目的は、ざっくりとでも状況を把握すること。状況が目に見えることで危機感も生まれますし、「経済的に2人目なんて育てられるのかな」という漠然とした不安は解消されます。
時間がない人、苦手な人はプロに頼もう

とはいえ、計算が苦手な人や、そんな時間が取れない、という人もいますよね。何を隠そう、我が家は両方の意味で、夫に丸投げです(笑)。
夫婦ともに難しい場合は、プロのファイナンシャルプランナー(FP)に頼んでみるのもいいですし、銀行でライフプランをシミュレーションできるサイトもあるので、使ってみるといいでしょう。
FPには、独立系のほか、不動産や乗合の保険代理店などの企業に属している企業系がいます。より身近なのは後者。保険代理店などで簡単に相談できるので便利ですが、最終的には自社の金融商品を提案することを目的としているということは忘れずに。
そのまま鵜呑みにするというより、あくまで参考として、あるいは自分で計算してみる前に考え方を学ぶために相談してみることをおすすめします。
保育料無償化間近!もらえるお金も把握しよう

育児世帯にとっては大きな問題となる、保育料の無償化が2019年10月から全面実施されることになりました。
0~2歳については住民税非課税世帯(年収約250万円未満)に限定されますが、とっても助かりますよね。この他、出産育児一時金や、児童手当、自治体ごとで行われる乳幼児医療費助成制度も計算に入れるなど、もらえるお金やサービスはしっかり把握しておきましょう。
ここまでが、2人目・3人目に必要なお金をおおまかに把握するための作業です。
次回は、それをもとに、どう対策を立てていくかをお話します。私同様、お金の計算が苦手な人にはちょっとハードな内容かもしれませんが、子育てをする上では欠かせないことなので、ぜひおつきあいいただけたらうれしいです!
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鈴本りえ
(ライター/エディター)
旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。
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