
ストレスを感じたら食べてほしい「ストレス解消食材」 ※栄養士監修
- 更新日:2020/06/04
- 公開日:2020/06/04
春は環境が変わる時期、今までと違った毎日に、ストレスを感じていませんか?
ストレスが続くとよく眠れない、朝が起きられないなどで、疲れがたまってしまいます。又、ストレス解消するための、飲み過ぎ、食べ過ぎが、体重増加の原因になりかねません。ストレスを無くすことはできませんが、ストレスに強くなる効果が期待できる食べ物と生活習慣についてご紹介します。
▼人がストレスに耐えられる期間、知っていますか?
ストレスの原因は何があるの?

ストレスは仕事や人間関係だけではありません。暑い、寒いなどの気温もストレスになりますし、病気やケガなども原因になります。下記をチェックしてみて下さい。
① 気候の変化など
寒い、暑いだけでなく、季節の変わり目の気候の変化などもストレスに。夏も冬もエアコンが効いていますので、カーディガンやショールなどで調整しましょう。
② 不調、睡眠不足など
病気やケガというほどではなくでも、体調がすぐれない、疲れなどにも体はストレスを感じます。睡眠不足も続けばストレスの原因になりますよ。疲れているときは、しっかり休み、睡眠をとりましょう。
③ イライラや不安など
誰かに対するイライラの感情もストレスになります。不安も原因に。美味しい食事をしながら友達に話し、ストレスを解消するのは、いかがでしょう。
④ 周囲の人間関係など
友達との喧嘩、家族か口うるさい、職場で同僚との意見の相違など、人間関係が上手くいかないと、ストレスを感じますよね。解決できない問題は「しょうがない!」と、開き直りましょう。
ストレスに効果的な栄養素

ストレスが、かかってしまったときに、特に摂取して欲しい食材を次にご紹介します。
① 肉などのたんぱく質
肉や魚などのたんぱく質は、脳の働きを活性化させ、精神を安定させます。卵や乳製品にも含有。一日三回食べましょう。
② 乳製品や小魚のカルシウム
小魚だけなく、牛乳などにも含まれています。カルシウムはイライラしている気持ちを、ゆったりとさせる作用があります。一日の量は牛乳ならコップ一杯、ヨーグルトは1カップが目安。
③ご飯などの糖質
糖質が不足すると脳の働きが低下してしまいます。糖質はブドウ糖に分解され、脳の活動のための、エネルギーになります。ご飯などの主食は毎食摂取しましょう。一食の量は、ご飯ならお茶碗一杯が目安です。
④ 野菜、果物のビタミンC
ストレスが発生すると大量のビタミンCが必要になります。果物や野菜からはビタミンCが摂取可能。小松菜の緑、トマトの赤など野菜の持つ色や香りには、ストレスを除去するために必要な抗酸化物質が、含まれています。
⑤ お豆腐のトリプトファン
お豆腐や納豆に含まれるたんぱく質のトリプトファンは、心をおだやかにし、睡眠を助ける作用が期待できます。一日一回は納豆1パック、お豆腐なら手のひらのサイズを食べましょう。
おやつに食べたい1品

最近、『上記で紹介した食材が不足している!』と感じたときに、手軽にプラスできるおやつです。どれもストレス解消や精神の安定効果が期待できる栄養が含まれていますよ。
ヨーグルト
気持ちをおだやかにするタンパク質、カルシウム、トリプトファンを摂取できます。選ぶときはプレーンヨーグルトがおすすめ、お好みのジャムを入れて楽しみましょう。
チーズ
精神安定のトリプトファン、カルシウム、タンパク質が摂取できますよ。脂肪が多いので食べすぎには注意しましょう。
バナナ
バナナには脳の栄養素である糖質も、精神安定のトリプトファンも含有。甘いので、スイーツ好きにはうれしいおやつですね。
葉物野菜+温野菜
葉物野菜のサラダと温野菜のミックスがおすすめ。より多くのストレス除去の作用が期待できる抗酸化物質を、摂取できますよ。
カフェオレ
牛乳たっぷりのカフェオレを飲みましょう。ゆったりと飲むことで、さらにストレス解消効果がアップするはずです。
ストレスを解消するための食事の方法

美味しい食事を楽しいと感じながら食べることが大切です。自分がそう感じる環境を作ってください。いくつかのアイデアをご紹介します。
1:お天気が良い日は近くの公園などにお弁当を持っていって、緑を見ながらゆったりと食べる
2:ちょっと贅沢をして、いつもより高いけど美味しいレストランにランチを食べに行く
3:一緒にいて楽しい人と感じる友人だけと飲みに行き、おしゃべりを楽しむ
4:一人のときも、ランチマットを使ったり、キレイに盛り付けたりして、楽しくなる食事環境を作る
ストレス対策で気をつけたい食事のポイント
ストレス対策の食事ポイントとしては、同じ食品を毎日食べ続けない、偏食をしない、食事をミールバーだけで済ませない、スマホを操作しながら食べないなどです。落ち着いた環境でリラックスして、一日3回規則正しく食べましょう。
いかがでしたか?ストレスをためない為には、食事を美味しく食べることが秘訣です。自分にやさしくして、ストレス解消効果が期待できるの食べ物を積極的に食べてください。
参考文献
栄養の基礎がわかる図解辞典
栄養学と食のきほん事典
栄養成分の辞典
▼栄養士監修の関連記事▼
・免疫力を上げる食材とシンプルな生活習慣・意外だけどアイスクリームが良い! 栄養士が教える風邪ごはんの基本
・まだ体重が戻らない!今年こそ身につけたい太りにくい生活習慣のメソット9つ
・冷えを防ぐ食べ物と気をつけたい生活習慣
・忙しい女子のための「コンビニダイエット」※栄養士監修
・「食べないダイエットは太る!」その理由とは?太らない食べ方7つ
-
-
岡野ユミ
(栄養士、美肌マイスター、アンチエイジングアドバイザー)
「食べてきれいに痩せてリバウンドしない」をテーマに、若い女性から経営者まで広くダイエットを指導。溢れるダイエット情報を精査して、正確で信頼できるものを発信。体の中から美しくなる情報もお届けします。
公式サイト株式会社アリオール
この記事がいいと思ったら
いいね!しよう
Related関連記事
Pick Up編集部ピックアップ
Rankingランキング
-
1
ヘルスケア
更年期障害にならない人もいるの? 症状は日によって変わるって本当?
-
2
ヘルスケア
プレ更年期・更年期世代の腹痛、お腹の張り
-
3
ヘルスケア
『高齢出産だからこそ、2人目を産んだほうがいい理由』我が家の少子化対策#8
-
4
ヘルスケア
不妊だけじゃない!「30歳からの4つのリスク」を知っておこう ひとり妊活#22
-
5
ヘルスケア
【妊活】卵巣力をあげる!日常生活でできることって?
-
6
ヘルスケア
妊娠って何週目で気付くもの?妊娠初期症状・つわりに関する調査
-
7
ヘルスケア
更年期に増える頑固な肩こり、首こり。突然起こる腰痛、背中痛に悩んでいませ
-
8
ヘルスケア
婦人科医は男と女どっちがいい?各々のメリットを考える 独女のひとり妊活#8
-
9
ヘルスケア
女性に増えてくる「パンプスが履けない!」原因は、骨と筋力の低下です!
-
10
ヘルスケア
更年期治療のホルモン補充療法(HRT)いくらかかる? やめどきは? 気になる