女性のカラダ

卵子凍結って、実際どうなの!? 独女のひとり妊活#27

体を温める女性

こんにちは。独身のうちから妊娠の知識を知っておこう!をコンセプトに、日々ひとり妊活に励んでいるライターの東(33歳)です。


最近、ニュースなどでよく話題にあがる「卵子凍結」。みなさんも気になっていませんか。あれって、「究極のひとり妊活」だと思うんです。だけど、費用も高いっていうし、実際どうなんでしょう。


妊活のことならなんでも知っている、子宮ちゃんに聞いてみましょう。


子宮「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」


私(いつになくクセが強い登場だわ……)


子宮「リクエスト通り、今回は、卵子凍結の基礎知識を解説するわよ~!」


◆そもそも「卵子凍結」って?

私「卵子凍結ってさ、名前ばかりでよく知らないんだけど。そもそも、一体ナニ?」


子宮「卵子凍結とは、卵子を採って、液体窒素で凍らせて保存しておくこと。凍結すれば、卵子は老化せず、採卵した年齢のままの卵子が保てるの。


もともとは、がん治療などを受ける人たちが対象だったのよ。抗がん剤や放射線治療によって、卵巣機能の低下が懸念されるからね」


私「へえ、そうなんだ。それは知らなかったわ」


子宮「でも、ご存知の通り、健康な女性でも卵子凍結を始めている人はいるわ。将来の妊娠のために卵子を保存しておくのが目的ね」


私「つまり、ひとり妊活実践者と言ってもいいわね」


◆卵子凍結から妊娠するまでのプロセス

私「卵子を凍結したとして、そこから出産までは、どういう流れなワケ?」


子宮「はい、まずは凍結していた卵子を、解凍します。シャーレの上で卵子に精子を注入して、受精させます。受精卵を子宮に戻して、妊娠、出産という流れよ」


私「プロセス的には、体外受精と同じ感じなのね~」


子宮「ま、そうなるわね。でもね、体外受精も100%妊娠するわけではなかったでしょ。同じように、凍結された卵子でも、必ずしも妊娠が保証されるわけではないってとこ、ちゃんと知っておいてね」


私「なるほど。じゃあさ、妊娠しやすくするために、卵子を採るのは、老化が進んでいない、若いうちがいいのかしら?」


子宮「うーん、そうね、理屈で言えばそうだけど、高齢出産ならば、当然母体や胎児のリスクが高まるのは同じよ」


私「そうか。慎重に考えるべきね」


◆どれくらいの人がすでに卵子を凍結している?

私「でもさ、卵子凍結って、名前はよく聞くけど、実際にやってるよって言う人、周りに全然いないんだけど。何人くらいが実施してるもんなの?」


子宮「そうね、それに関して一昨年、読売新聞が調査をしたの。健康な女性を対象に、卵子凍結をする医療機関は全国に少なくとも23施設。昨年2月までに、562人が卵子凍結をしたそうよ」


私「500人!思ったよりずいぶん少ないかも」


子宮「そのくらい、気軽にできるものではないのよね。ちなみに、その記事によると、40代の女性3人が卵子凍結を使って出産したそう。ちなみに凍結した年齢は、38歳、39歳、41歳だったんだって」


私「なるほど、40歳前後で卵子を採って、その数年後に出産、という感じなのね」


◆費用はどのくらいするの?

私「で、ぶっちゃけ、いくらかかるのサ。卵子凍結」


子宮「やっぱり、そこ気になるわよね。ざーっくり説明すると、検査をして、卵子を採取して凍結するまで、およそ100万円は覚悟したほうがいいわね」


私「ひゃくっ……!?チロルチョコ何個分よ」


子宮「あんた、たとえが昭和すぎるわよ。というツッコミはさておき、お金がかかるのはそれだけじゃないの。凍結を1年延長するごとに、クリニックによるけど5万円程度かかるわ」


私「そんなにするんだ。早く使わなきゃって、焦るかも……」


子宮「さらにさらに、凍った卵子を解かす費用だってかかるわ。あるクリニックでは15万円。さらに、そのあとの体外受精も、通常30~50万円くらいかかるし。そう考えると、凍結から妊娠するまで、本当に高額な金額がかかるわよね」


私「たとえば、33歳の私が、今、卵子を凍結して、5年間保存。そのあと体外受精で産もうとしたら……ざっと200万円近くかかる!それでも、妊娠できるか分からないなんて……ブクブク」


子宮「あ、泡吹いてる(笑)。費用はあくまでも一例にすぎないけれど、ま、この金額が高いか安いかは、その人次第だと思うけどね」


◆補助金を出す自治体や会社が登場

子宮「もちろん、卵子凍結には保険の適用はないわ。ただし、卵子凍結を助成する動きも一部ではあるの。


たとえば千葉県の浦安市。全国の自治体で初めて、卵子凍結への助成金をスタートさせて話題になったわ。さらにPR会社・サニーサイドアップは、女性社員に向けての卵子凍結補助制度の実施を発表したそうよ」


私「へぇ。意外と、社会も協力的なんだ!?」


子宮「うーん、とはいえ、まだまだ卵子凍結については賛否両論。卵子凍結に警鐘を鳴らす専門家も多いの。たとえば、日本産婦人科学会は、妊娠率が低いことや、体への負担、子どもへの影響も不透明だとして、『推奨しない』という見解を出しているわ」


私「産婦人科学会!?立派な団体じゃない」


子宮「そう。まだまだ未知の領域だから、自己責任で、と言ってるみたい」


私「う~ん。究極のひとり妊活といっても、なかなか、『わたし、やりま~す』って気軽に言えるもんじゃないのね。むむむ」


子宮「ふふふ。真剣な顔して、眉間にしわが寄ってるわ。次回も、もう少し、卵子凍結についての話をしましょうね」


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  • 東 香名子(恋愛コラムニスト)

    ひとり妊活実践者。独身女性の本音に切り込み、これまで1000本以上のコラムを執筆。

    著書に「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」(パルコ出版)。趣味は鉄道。

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