女性のカラダ

女性のための漢方の話 むくみ、二日酔い

“増田美加先生”

冷えを改善することも大事です

 夕方になると脚がパンパンになる、脚がだるい、朝鏡を見ると顔がむくんでいる…などなど。むくみは、女性に不快な症状ですね。

むくみの出やすい人は、同時に冷えやすい人でもあります。疲れがとれにくい、頭痛、めまい、肩こり、汗をかきやすいなども、実はむくみの人に起こりやすい症状です。


 夕方、脚がむくむことは通常よくあることですが、朝になってもむくみがとれない、むくみが長く続くなどは注意が必要です。

腎臓の病気や甲状腺の病気などが背後に隠れていないか、一度、内科で検査をしてもらいましょう。

特に、隠れた病気がない場合は、西洋薬では利尿剤などが処方されますが、漢方薬や生活習慣で、むくみは改善できます。


むくみの原因は…

 体が冷えると、体内の水が流れず、滞ってしまいます。これは、漢方では“水毒(すいどく)”“水滞(すいたい)”といいます。これがむくみの原因と考えます。


むくみやすい体質を改善するためには、適度な運動と入浴、タンパク質とビタミンをバランスよく摂る食習慣が大切です。

そして、むくみに対する漢方薬では、“水”の流れをよくする漢方薬が処方されます。漢方薬は、むくみによく効きます。


むくみに効く漢方薬は…

むくみがあって下半身が冷えて、疲れやすい場合には、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」が効きます。

当帰芍薬散は、生理不順やPMS、プレ更年期などにもよく使われる漢方薬です。ひとつの薬でいくつもの症状が改善できるのも漢方薬の特長です。


口が渇いて、トイレの回数が少ない人のむくみには、「五苓散(ごれいさん)」が効きます。これは、二日酔いにもよく効きます。

五苓散は、お酒を飲む前に飲んでおくと、二日酔い予防にもなります。二日酔いになってからのむくみ、むかつき、頭痛にもいいです。

私は、夏になると決まって下半身がむくみやすくなり、ひざや手指の関節がこわばって痛くなります。五苓散を梅雨ころから1日1包飲んで、むくみや関節のこわばりなどを予防しています。


色白で筋肉が柔らかく、疲れやすく、汗をかきやすい人のむくみや関節痛には、「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」がよく処方されます。むくんで関節のこわばりや痛みを感じる人には、防已黄耆湯もおすすめです。


 どの漢方薬が自分に効くかは、医師に診断してもらうといいでしょう。漢方専門医がベストですが、婦人科や皮膚科、内科の医師も漢方薬をよく処方していますので、相談してみてください。

  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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