女性のカラダ

デリケートゾーンケアは、どうするべき?夏に気になるかゆみ・ニオイ

デリケートゾーンのケア

デリケートゾーンケアは、どうしてる?

 婦人科の不調対策の最終回は、気になるけど人に聞けない、デリケートゾーンのかゆみやニオイについて。


「デリケートゾーン(腟、外陰部周辺)をどのように洗っていますか?(複数回答可)」という質問をある女性誌読者にしてみました。

「ボディソープや石けんで」 55%

「ぬるま湯で」 22%

「特に意識していない」 8%

「熱めの湯」 6%

「デリケートゾーン専用の石けん」 5%

「その他」 3%


デリケートゾーンのケア方法に、ボディ用の石けんを使っている人が半数以上。洗浄剤を使わず、ぬるま湯の人は、「洗い過ぎないように」という意識からでした。


また、「デリケートゾーン(腟や外陰部周辺)に関してどんな悩みがありますか?(複数回答可)」と尋ねたところ、

「ニオイ、ムレ」 32%

「おりもの」 28%

「かゆみ」 19%

「黒ずみ」 16%

「悩みを感じたことがない」 4%

「その他」 1%


デリケートゾーンの悩みを感じたことがない人は、わずか4%。

多くの女性は、なんらかの悩みを感じています。けれども、どんなケアが正しいのか、情報が少ないのが現状ですね。


洗い過ぎないことが大事

シャワー

デリケートゾーンのケアについては、知らないことばかりですよね。

「ニオイ、ムレ、かゆみが気になるのに、どのような洗い方やケアをしたらよいのかわかりません。正しい情報をずっと知りたいと思っていました」という声をたくさん聞きます。


かゆみ、ニオイ、ムレを感じたときは、「しっかりシャワーで洗うのがよい」と思っている人が多いと思いますが…、実はそうでもないんです。


洗い過ぎは、天然の保護剤である乳酸まで取り去ってしまいます。

日本女性は清潔好き。入浴時にしっかり洗っている人が多いのですが、少し洗い過ぎの傾向が…。デリケートゾーンは、柔らかくて敏感。

ゴシゴシ洗うのは、厳禁です!


というのも、腟には“自浄作用”があるからです。

腟内の常在菌であるデーデルライン桿(かん)菌が、腟粘膜にあるグリコーゲンを分解して、乳酸を作っています。

この乳酸こそが、デリケートゾーンの天然の保護剤。乳酸によって、腟内は正常な状態に保たれ、体に害のある病原菌の侵入や感染を防げています。

洗い過ぎると、大事な乳酸まで取り去ってしまいます。かゆみ、かぶれなどのトラブルを感じているときこそ、優しく洗うことが大事。


普通の石けんで洗うのはおすすめできません

石鹸

おりものがあるときや生理中は、ニオイも気になります。ニオイ、ムレが気になると、石けんで洗いたくなりますね。でも、普通の石けんで洗うのは、あまりよくありません。


実は、デリケートゾーンの本来あるべきpH値は、3.5~4.2の酸性です。

ところが、ボディソープや石けんはアルカリ性でpH値が9.5~10。

ですから、アルカリ性の石けんで洗ってしまうと、デリケートゾーンのpHバランスを崩してしまうことになります。


そして、お湯や水のpH値は中性でpH値7。

ということは、ぬるま湯で洗っても、デリケートゾーンの本来あるべきpH値より高くなってしまうわけです。


本来あるべきpH値に近い酸性の専用洗浄剤を

では、どうしたら?

デリケートゾーンを洗うときは、本来あるべきpH値に近い、酸性の洗浄剤を使うことをおすすめします。


普通に生活していると、デリケートゾーンは酸性から中性へと変化してバランスが崩れます。できれば毎日、細菌の侵入から守る酸性へと毎日戻してあげることが大切です。


たとえば、ボディ用の石けんや液体ソープで洗浄したり、通気性の悪い合成繊維の下着や、きつすぎるサポート下着やウエアをつけたり、日常的にパンティーライナーを使用したり、シャワートイレの使い過ぎでも、pHバランスは崩れ、中性へと変化してしまいます。


ムレない、すれない、締めつけない下着選びに心がけ、ナプキンやパンティーライナーを使うときには、トイレのたびに毎回交換するようにしましょう。

シャワートイレの使用も1日に1~2回で十分です。


そして、より積極的なケアとしては、酸性の専用洗浄剤を使って、デリケートゾーンを細菌の侵入から守る酸性へと毎日戻してあげることが、かゆみ、ムレ、におい対策には大切です。



▼著者:増田美加さんの人気コラム▼

夏になると体調を崩していませんか?夏風邪の注意点と予防
生理痛は、病気のサイン ~不妊の原因となる子宮内膜症の可能性も!
生理時の出血、多い?少ない?これって病気ですか?
妊娠していないのに生理が遅れる原因は?
寝苦しい夏こそ重視したい!睡眠の質の重要性
【デリケートゾーンの悩み】専門に治療するクリニックが増えてきています!

  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

女子力アップ

編集部ピックアップ

女子カレとは?

今週のお悩みQ&A

広告掲載について

Facebook

Twitter

ページTOPへ