女性のカラダ

美容にいい○○のウソとホント2 お肌のゴールデンタイムってホント?

成長ホルモンがカギ

お肌のゴールデンタイム

「お肌のためには、夜10時から2時に眠ることが大事」

こんな話を聞いたことがある人は多いのでは、と思います。この時間のことを「お肌のゴールデンタイム」と言いますね。


「夜10時から2時がお肌のゴールデンタイム。この時間に眠ることが大切」というのは、睡眠中に分泌される成長ホルモンに着目して、です。お肌のゴールデンタイムがあるのはホントです。


成長ホルモンは「若返りホルモン」とも言われていて、皮膚の再生や修復を促す働きがあります。また、脂肪の燃焼を助けたり、病気への抵抗力を維持して、若さや健康を保つ効果もあると言われています。そのため、成長ホルモンがたくさん分泌される時間帯に眠ることが肌にいいのです。


逆に、成長ホルモンが十分に分泌されないと、太りやすくなったり、肌が老化したり、疲れがとれない、病気になりやすいなどなど、私たちの体や心の働きに影響を及ぼします。


成長ホルモンは睡眠中に分泌されますが、特に入眠後2~3時間くらいのノンレム睡眠(深い眠り)のときに集中して多く、脳下垂体から分泌されます。このことから、成長ホルモンを十分に分泌させるには、寝入りばなに熟睡できることが大事。それがしっかりと良質の睡眠をとることにつながり、成長ホルモンを分泌させます。


メラトニンが分泌されて熟睡する必要がある

お肌のゴールデンタイム

成長ホルモンのために、良質の睡眠を得る。


そのためには、「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌される必要があります。メラトニンというホルモンが「脈拍」「体温」「血圧」などを低下させることによって、「睡眠の準備ができた!」と体が感じ、自然に心地よい眠りへと入っていくのです。


このメラトニンは、昼間はほとんど分泌されません。夕方から夜間にかけて多く分泌されるような仕組みになっています。夜、眠りにつく時間に合わせて、体が自然とメラトニンの分泌量をコントロールして、適切な時間に眠りにつけるようになっているわけです。すごいですよね。私たちの体って!


時間帯は本当に夜22時から?

お肌のゴールデンタイム

では、ゴールデンタイムは、本当に夜22時~2時なのでしょうか?


メラトニンは、体内時計をコントロールする働きがあって、朝起きてから一定時間経過した後に分泌され始めます。それが朝起きてから、14~16時間後です。たとえば、朝7時に起きる人なら、夜21時~23時が、メラトニンが分泌される時間。朝8時に起きる人なら夜22時~24時。そのため「夜10時から眠る…がゴールデンタイム」と言われているのです。というわけで重要なのは、朝起きる時間を一定に保つことなんです。


「今日は朝早く起きて寝不足気味だから、明日は昼過ぎまで寝ていよう」


ということをすると、生活リズムが乱れます。朝起きる時間が遅くなると、その日の夜はメラトニンの分泌時間が遅くなり、早く寝ようとしても寝つきが悪くなるということに繋がり、結果、生活リズムが崩れてしまう原因になります。


体内時計のスイッチは自然世界の中では、太陽光を浴びることによりリセットされると考えられています。 体内時計には、だいぶ個人差があって、時計の針が狂いやすい人もいれば、狂いにくい人もいます。でも多くの場合、長期間、不規則な生活を繰り返すことで、慢性的に体内時計が狂ってしまい、調整ができない状態になって、不眠や睡眠障害につながってしまうのです。ですから、いつもより睡眠時間が少ない日でも、朝はできるだけ同じ時間に起きて、生活リズムを崩さないようにするほうが、睡眠の質をよくするためにもよいと言われています。


眠り始めの3時間のグッスリ度を高めるには入浴がおすすめ

お肌のゴールデンタイム

成長ホルモンは「入眠後の最初の熟睡段階」で分泌するものです。つまり、入眠直後の3時間の間にグッスリ度が高ければ、それがゴールデンタイム。逆に言えば、寝ついたあとの数時間に熟睡できなければ、成長ホルモンの分泌量も減り、美肌効果も半減してしまうのです。


メラトニンの分泌を促して、熟睡に導くために必要なのは、入眠前にリラックスすることと、体温が低下することです。


この条件にぴったりなのが、入浴! リラックスして湯船にゆったりと浸かって、体温をあげます。体温は、お風呂から上がって1時間後に自然にゆっくりと下がってきます。そうすると、心地よい眠気がおとずれます。このときに、ベッドに入って眠るのが重要! 成長ホルモンが分泌して、お肌のゴールデンタイムがやってくるというわけ。ぜひ今晩から試してみてください。



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美容にいい○○のウソとホント3 水をいっぱい飲むとよいってホント?


  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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