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冬のPMSの冷え対策には?
- 更新日:2016/05/27
- 公開日:2013/01/06

あけましておめでとうございます。今年も女性ホルモンをパワーアップさせてキレイに元気に過ごしましょう!
さて新年最初のコラムは、冷え対策。冷え症に悩む女性は多いですが、PMSの時期に特につらい冷えを感じませんか?
冷えは女性ホルモンに大きく関係しています。生理のときとPMSの時期に、ストレスを感じると、女性はより冷えやすくなります。卵巣機能は敏感で、ストレスなどがかかるとすぐに低下しがちです。卵巣機能が低下すると、女性ホルモンのバランスが崩れます。すると血流が悪くなって、冷えやすくなるのです。
卵巣機能の低下は、体温が低くなって抹消の循環不全の原因になり、手足の冷え、上半身がのぼせて下半身が冷える、冷えとのぼせを繰り返すなどの症状を起こします。
卵巣機能をアップさせて、女性ホルモンのバランスを整えることで、PMS期の冷え対策になります。
冷えは、漢方薬の得意分野です。病院で漢方専門のドクターに、自分にあった漢方薬を処方してもらうことで、冷え症やPMS期のバランスの乱れを整えることができます。肩こり、頭痛、吹き出物、むくみなどなど、冷えからくる不調も解消できますので、おすすめです。健康保険も使えます。
冷えのセルフケアでおすすめなのは、生姜とシナモン。手軽に体を温めることができる食材です。体を温める紅茶やハーブティーに生姜やシナモンを加えて飲みましょう。生姜はすり下ろしたり刻んだりできればいいですが、外出先ではチューブ入りのものでもOK。オフィスでも簡単に、卵巣を温めるケアで冷え対策ができます。
それから、ネギ、ニンニク、ニラなどの香味野菜は冷え解消食材。生姜、ネギ、ニンニクを炒めて、香りを立ててから、ニラを加えておかゆやご飯にのせて食べても美味しいです。
また、クコの実、ナツメも冷えにいい食材。生姜と一緒に煮込んで飲むと、すごーく体が温まります。
前回のコラムでも紹介しましたが、ビタミンB群は、体内のエネルギーを燃やして血流をアップするためにとても大切。
ビタミンB群が不足すると、血流が悪くなり冷えて、エネルギーは燃えずに貯蔵され、太ります。冷えている人が太りやすいのはこのため。
冷えているなあ、と感じたら、ビタミンB群を積極的に摂りましょう。私は、玄米、発芽玄米、納豆、豆腐、アボカド、ルッコラがおすすめ。ダイエット食にもなります。試してみてください。
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増田 美加
(女性医療ジャーナリスト)
女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。
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