恋愛

恋愛が終わったあと、どうやって夫婦を続ければいいんでしょうか

女性を幸せにする本

人類学者ヘレン・フィッチャーの研究によると、「恋愛初期の脳には、気持ちを高揚させる恋愛ホルモン・PEAが分泌されるが、約3年で分泌は止まる」といいます。


激しい恋をして、30歳で結婚したとして、33歳で恋愛感情が終わるとするならば、残りの数十年、夫とどういった関係を築いていけばいいのでしょうか?


恋愛初期の頃のような関係を求め続けていては、「あの人は変わってしまった」という思いがつのり、「自分が選んだ人のはずなのに、いつの間にか一緒にいることがストレスになっている」という状態になりかねません。


今回は、臨床心理士の本田りえ著『みんな「夫婦」で病んでいる』をテキストに、円満な夫婦関係を続けるヒントを探っていきたいと思います。



離婚の引き金になる3つのこと。裏切り・モノ扱い・子供への悪影響

本書によると、女性が離婚という二文字を意識する瞬間には、主に3つの原因があるといいます。


一つは、「夫の裏切りを知ったとき」。二つ目は、「夫が自分をまるでモノや家政婦、あるいは奴隷扱いをしたと感じたとき」。三つ目は、「子どもに悪い影響があると感じたとき」です。


逆にいうと、「夫を裏切る・夫をモノ扱いする・子どもに悪い影響があるような振る舞いをする」ことで、夫から三行半を突きつけられてしまう可能性もあるということです。


離婚の危機を乗り越えるための、11の礼儀とルール

夫婦

離婚することなく、円満に何十年も連れ添っていくのは、容易いことではありません。良好な夫婦関係を維持するためには、お互い思いやりをもって接していく必要があります。ここで、本書で紹介されている、関係改善に必要な11の礼儀とルールを紹介します。


1 相手の人格の基盤になるものや大切にしているものを否定しない

2 相手の話を聞く

3 相手の顔を見てあいさつをする

4 感謝の気持ちを言葉にする

5 相手の人格や人間性を否定しない

6 干渉しすぎない

7 二人の大事な記念日を忘れない

8 相手を認める。褒める

9 相手の立場になって考える

10 期待しすぎない・求めすぎない

11 移ろうものではなく、相手の本質に魅力を発見する

(P.187−190)


いかがでしょうか。


どれも当たり前のことでありながら、意外とできている人は少ないのではないかと思います。


11の「移ろうものではなく、相手の本質に魅力を発見する」というのは、婚活・恋活中の方も意識すべきことでしょう。「性格に難ありだけど、ルックスが好みだから付き合おうかな」「年収が高いから結婚した」「〇〇会社に勤めているからキープしておこう」など、移ろいやすいものを基準に相手を選んでしまっては、変わってしまったときに失望が大きく、不必要に相手を責めてしまうことになりかねません。


また、結婚したから、恋人になったからという理由で、干渉しすぎたり、相手を軽んじたりしてしまっては、関係はすぐに悪化してしまいます。「親しい仲にも礼儀あり」ですから、「彼は自分のものだから、どう扱ってもいい」と感じるのではなく、一人の人間として誠意を持って接する必要があるでしょう。


夫婦関係を続けることがゴールではない。別れが最適な答えの場合も

離婚

これまで夫婦関係を改善し維持するための方法について述べてきましたが、「どんな夫婦関係でも続ければいい」というわけではもちろんありません。


関係を続けることでお互い不幸になってしまう場合は、別れを選ぶ必要があるでしょう。


著者は、そういった「別れを選ぶしかない改善できない夫婦の問題」の例として、「努力しても結婚を継続するのが難しいパートナーの依存症、ドメスティック・バイオレンス、モラル・ハラスメント」の三つを挙げています。


1 依存症

依存症には様々なタイプのものがあります。家庭を壊す可能性の高い依存症の代表格は、アルコール依存症とギャンブル依存症のふたつでしょう。


アルコール依存症やギャンブル依存症は、適切な治療を受けることで改善する可能性はありますが、本人が「依存症じゃない」と認めず、通院を拒否する場合も多いため、改善が困難です。


また、女性の買い物依存症や整形依存症なども、離婚の原因になり得ます。


2 暴力(ドメスティック・バイオレンス)(モラル・ハラスメント)

著者は、「結婚相手から暴力をふるわれたり、心理的に攻撃されたり、意に沿わない性行為を強要されている女性が驚くほどたくさんいるという現状がある」と指摘しています。


家庭内のDV(肉体的暴力)やモラハラ(精神的暴力)は、被害者も「家庭の恥」と考え、周囲に相談したり助けを求めたりすることを控えがちです。ですが、耐えているだけでは、暴力が終わることはありません。


暴力をふるわれている場合は、関係を改善しようとするのではなく、まずは家族や警察などの第三者に相談し、加害者と距離を置くことが必要でしょう。


さいごに

今回は、夫婦関係の改善のヒント、および、努力では改善できないケースについてご紹介してきました。


結婚したところで、夫は自分とは違う人間です。過度な期待や依存をせず、一人の人間として敬意を持って接していく必要があるでしょう。



今回ご紹介した本

『みんな「夫婦」で病んでいる』

著者:本田りえ

出版社:主婦の友社




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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