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相手を尊重しながら喧嘩をすること ~なぜあの2人はうまくいくのか#3

夫婦円満の秘訣

円満なパートナーシップの秘訣を探るこの連載。前回に引き続き、千葉県在住の結婚37年目のOさんにお話を聞きました。今回は、夫婦関係で避けては通れない「喧嘩」についてお話いただきました。


◆ケンカのルールは、相手を一人の人間として尊重すること

尊重する

東「お二人の喧嘩のルールみたいなものはありますか?」


Oさん「そうですね。喧嘩をしても、相手が傷つく一線を越えないようにしています。『ここから先を言うと、相手が傷つくな』というラインは守ること。理由は、私がそれをされたくないから」


東「自分がされたくないことは、相手にしない、ということですね」


Oさん「はい、私の理論はすべてそうかもしれません。男女である前に、一人の人間として尊重しているので」


東「一人の人間として……かなり深いお言葉ですね。過去に大きな喧嘩をしたことはありましたか?」


Oさん「うーん、ないかな。良いのか悪いのか分かりませんが(笑)」


東「ない!?例えば1週間、口を聞かないとか……」


Oさん「そういうのもないですね。喧嘩するときは、お互い言いたいことを言って、その場ですっきりして終わっちゃうんですよ。次の瞬間には普通に会話をしてますよ」


東「へぇー!」


Oさん「ただ、もし相手に言われて傷ついたり、されて嫌だったことがあったら、気持ちが落ち着いたときに、ちゃんと伝えます」


東「どんなふうにですか?」


Oさん「『さっきこういう風に言ってたけど、悪気がないのは分かるけど、私はそういうのは嫌だ』と言う感じで」


東「うやむやにせず、しっかり伝えるのですね。そして旦那さんはどういう反応をしますか?」


Oさん「ふ~ん、みたいな」


東「ふ、ふ~ん!?」


Oさん「なんとなく聞いてるんだか、聞いてないんだか(笑)」


東「意外とライトなんですね!私だったら、ちゃんと目を見て誠実に聞いて、しっかり謝ってほしいと思っちゃいます」


Oさん「まあ、それもそうですけどね。でも、嫌だと伝えたら、それ以降はやらなくなるかな」


東「なるほど。なんとなく耳に入れておくくらいでOKなのですね」


Oさん「うちの場合はそう。相手の反応よりも、とりあえず『私はこういうの嫌だから』と言うことが大切。なんとなく向こうも聞いてるかな~と。私だけでなく、お互いそうです。向こうも、こういうの嫌だとはっきり言ってきます。私も嫌だと言われれば、やらない。できるだけ相手の嫌がることはしないようにするものです」


◆相手のイライラの原因を見極めよう

夫婦

Oさん「喧嘩の時は、相手がイライラしている原因を見極めることも大切だと思います」


東「イライラの原因、ですか?」


Oさん「はい。相手がイライラしていると、何か自分が悪いことをしたのではと思ってしまいがちです。でも実は、仕事のストレスが原因ってこともありますよね。特に男の人はそうです」


東「なるほど、相手がイライラしている原因は、自分のせいではないと!」


Oさん「そうです。そこを見極めることです。私についてイライラしてるんだったら謝るし、私に関係ないところでイライラしてるんだったら、さっと聞き流します(笑)。これは、お互いそうです。私も仕事のストレスをぶつけたら、さっと流されてしまうし」


東「たしかに、仕事がうまくいかなくて、パートナーに当たってしまうことってありますよね」


Oさん「そうです。これはお互い様。相手も人間だから、完璧を求めていません」


◆愛情の形はカップルによって違う

愛情の形

東「今日はたくさんの秘訣を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に読者に向けて、円満なパートナーシップを作るためのメッセージをお願いします!」


Oさん「円満夫婦になるための結婚相手の選び方ですが、男性として見る前に、まず一人の人間として見ることが大切だと思います。そこで本当に一緒にやっていけるのかを考えるべき。もちろん、自分も女である前に人間であることです」


東「まずは一人の人間としてパートナー関係を結ぶということですね!深いですね」


Oさん「あとは、愛情について他の誰かと比べないこと。愛情表現は人それぞれ違います。例えば、外国人は『I love you』を口に出す習慣があるけど、日本人は言いません。でも愛してないかというと、そうではありませんよね。その違いを見極めるのが大切。それぞれのカップルで違います。


私たちは、一定の距離を保つことが心地よい関係ですが、それを冷たいと捉える人もいるかもしれません。お互い近い距離で求め合うのが好きなら、それもいいカップルだと思います。自分がうまくいってるから、あなたも同じことをしなさいというのは、誰にも言えません」


東「たしかに、カップルによって、居心地のいい形がそれぞれ違うということですね」


Oさん「結婚する前より、した後の方が長いんですよ。今や人生100年の時代ですから、35歳で結婚しても65年の結婚生活があります。愛情の形も、時間が経つにつれて変わってきますよ。最初は情熱的に燃え上がる恋愛、そして、時間が経てば安定的な家族愛になります。幸せの形は、何百万通り。型にはめないことが大切です。2人にしか分からないことだから、そこを知るのが大切だと思います」


東「今日はありがとうございました!」



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#2:結婚生活37年Oさんご夫妻【前編】円満のポイント

#1:「旦那デスノート」よりも知りたいのは「夫婦円満の秘訣」

  • 東 香名子(恋愛コラムニスト)

    ひとり妊活実践者。独身女性の本音に切り込み、これまで1000本以上のコラムを執筆。

    著書に「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」(パルコ出版)。趣味は鉄道。

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