恋愛

好きな人としか結婚したくないって言うのは、ワガママですか

好きな人と結婚したい

「好きな人と結婚したい」と無邪気につぶやいて、許されるのは10代とバツイチだけ。そんな恐ろしい世界に生きています、私。10代なら「純愛だね~」と褒められ、バツイチなら「最初の結婚に疲れたのね」と同情してもらえる。かたや、未婚アラサーはどうでしょうか。人生甘く見るな、きちんと現実も考えろ。そう責められるのが関の山でございます。


■ 恋愛結婚だけ、今までのスキルが役立たない

独身女性

けれど「結婚しろ」と私へ命じたのは、この世間じゃないですか。勉強→進学→就職→結婚と普通の人生はレールが敷かれています。そして私は少なくとも、途中まで居心地よくレールを走ってきました。


そして勉強は進学に、進学は就職に役立つようにできています。ホップ・ステップ……と進んでいきなりの「結婚」。進学も就職も関係ない、離れ小島へのジャンプ。そりゃあ、うまくいかない人も出る。

それなのに結婚しないことであたかもテストで赤点を取ったときのように、あるいは就活で無い内定になったかのように責められるだなんて。


■ そして、恋愛結婚が正義と教わってきたんです

恋愛ドラマ

しかも私たちの世代「恋愛」結婚をするように洗脳されてきたのです。ドラマで、漫画で。「恋愛こそ正義」と教わってきた割には、実践練習がほぼゼロという弊害までついています。実践経験不足なのに、マニュアルもない。進学にも就職にもマニュアルはあるのに、恋愛結婚マニュアルはない。「経験すれば分かる」って放置されているんです。

400万年も繰り返されてきた営みとして、いい加減テンプレ化されてもいいはずなのに! 


恋愛でも、参考になるコラムはありますね。何を隠そう、私も恋愛ライターです。けれどたまの休日、恋愛コラムを読むと困惑する自分がいます。たとえば「恋活アプリ」ひとつとってもある人は使えといい、ある人は使うなと言う。恋愛には「参考意見」こそあれど「教科書」がないんです。だから延々と恋愛本を読んでも、模範解答が分からずに足踏みしてしまう。


■ ここまで来たら、好きな人と結婚したい

好きな人

それでも「普通に結婚したい」という気持ちになるのは、どう目を背けようにも、普通の家庭がやっぱり幸せで、きらきらしているように見えるからです。普段の私なら、そのままでいい、仕事も趣味も友達もいる自分に充足していられます。


けれど仕事でポシャってしまった日。クリスマス。気になる彼が既婚者だと知ってしまった日。「いまは結婚を考えられない」と言っていた彼がアッサリ後輩と結婚したと聞いた夜。なぜ、私には「普通」が訪れてくれなかったのかと、呪いたくなるときがあります。


そしてここまで待ったんだからこそ、普通に恋愛結婚したいと願うのは罪ではない……と思いたい、せめて。別にハイスペックな男を求めているわけではないんです。ただ、普通でいたい。その気持ちを「妥協しろ、お前は劣等生なんだから」と詰められるのはさすがにちょっと……私にも人権ってありますんで……というお気持ちになっても、いいでしょ。


■ 神様、私にシングルを楽しむ勇気をください

シングルライフ

「だったら、独身でいい」と笑顔で返せるだけの勇気が欲しい。凛として生きるシングルになりたい。そうは思っても、自分は「結婚していない」事実に打ちのめされそうで。やっぱり結婚のご報告は正面から向き合えないし、何なら芸能人のブログで「ご報告」のタイトルを見かけるだけでドキっとしちゃうし。


どうか神様、私にひとりを楽しむ勇気をください。そう願いながら、仕事のトラブルをお酒と睡眠で洗い流す。しょうもないお酒で、翌朝の頭が痛くなるのも分かっていながら。でもやっぱり、そんなしょうもない自分が、好きなんです。



▼著者・トイアンナさんの人気コラム▼

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元彼と会ったところで結論は「やっぱりないわ」になるだけ

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  • トイアンナ

    外資系企業で消費者インタビューを経験後ライターとして独立。500人超のヒアリングから女子の楽しさも悲しさもぎゅっと詰め込んで文章にしています。現在はアラサーの恋愛とキャリアを中心に多くの媒体で連載中。

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