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旅行やお酒を飲むからダメって、それ正気で言ってんの?

趣味への偏見

人は働くと疲れる。当たり前です。気合で乗り切るのも年々しんどくなり、効率化や後輩へ任せることも技量になってきます。そして働きながら病まないように、ストレス発散の手段を模索します。


私の場合はひとりカラオケで延々歌ったり、立ち飲み屋で常連と絡みながらワイワイやったり。けれど仕事がデスマーチ化したら、この程度では気が晴れません。「何もかも忘れてダラダラしたい……よし、旅行行くぞ!」とネットで毎年行ってる温泉宿を検索。


これって、いたって普通のことだと思います。なお私の好きな宿は1泊8,000円。旅行とはいえムチャクチャ高いわけじゃありません。素泊まり温泉でプハッとしてくるだけです。


ところがこれを言うと、大変怒られます。

「旅行なんて贅沢な趣味を持ってると、浪費家だと思われてモテないよ」

余計なお世話じゃ! 


趣味で言うなら、私にはグルメもあります。よほどそちらの方が金食い虫で、東京中の美味しい店を制覇すべく信じられない額を注ぎ込んでいます。

ところが、こちらは「ご飯が好きなんだ〜、いいねえ、俺も食べるの好き!」とやたらモテます。なんでだ! ご飯は8,000円できかない趣味だぞ! 民泊やバックパッキング、ワーキングホリデーなど節約旅行のすべはたくさんあるにも関わらず、旅行=金がかかるという偏見は根強いんだなあと思わざるをえません。


■酒を飲むとモテないくらいなら、男いらない

趣味への偏見

同様にお叱りを受ける趣味に「酒」があります。先述のとおりグルメが趣味なので、私と酒は切っても切れない関係です。


そして私はかつて結婚相談所に登録したことがあります。まずは自分のプロフィールを登録するのですが、そこには年齢や年収だけでなく酒を飲むか、タバコを吸うか、子供はほしいかなど200項目以上の欄が。そこで「お酒:よく飲む」を選択したところ、いかにも仲人っぽいお姉さんに「お酒を飲む女性はちょっと、って人が多いから飲まないに変えられません?」とくぎを刺されました。


でも当時の私、1日5杯はウイスキーを飲んでおります。これを「お酒:飲まない」と呼ぶんだったら、日本で酒飲みなんていませんわ。酒飲みを隠してマッチングしたところで、長く付き合えないのは自明の理。「ならモテなくていいです」と制止を振り切って登録しました。


■だから結婚できないって、どうしてわかるの?

趣味への偏見

ところがどっこい。「酒:よく飲む」にした私はたいそう結婚相談所でモテました。「彼女と一緒にバーや居酒屋で酒を飲みたいのに、プロフィールで飲めないって書いてる子が多すぎる」と彼らも困っていたんです。そこから成婚へ至れなかったのはわたくしの不徳の致すところ、普通の女性ならそのまま結婚したんじゃなかろうか。


だから世間様の偏見は、そんなに気にしなくていい。むろん、モテなさそうな条件が5個も6個も重なってたら別です。たとえば3日に1度しか風呂に入らず、激務でスピリチュアルが大好きな酒・たばこ・大麻やりまくりの多重債務者なメンヘラとか。そこまで来たらさすがに「結婚したけりゃ頑張れよ」と言われてもいいかもしれない。


でも単に旅行が好きだったり、酒を飲んだりすることの何がいけないのよと言いたいんです。特にその趣味があるからこそ仕事を頑張れているとか、自分のアイデンティティに繋がっているような場合。私からグルメと旅行を手放したら、きっと婚活受けする女へ近づくでしょう。けれど「その私」は、同じ私なんでしょうか? 


そこまでするくらいなら独身でいいじゃんって言うには、なんでこんなに勇気が必要なんでしょうか。まるで私だけワガママで、みんな酒も旅行も諦めるのが唯一正しい道と言われているような重圧を感じるのは、私だけなんでしょうか?



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  • トイアンナ

    外資系企業で消費者インタビューを経験後ライターとして独立。500人超のヒアリングから女子の楽しさも悲しさもぎゅっと詰め込んで文章にしています。現在はアラサーの恋愛とキャリアを中心に多くの媒体で連載中。

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