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新しい彼氏ができたからって結婚への道のりを描かないでほしい

結婚への道のりを描かないで

「新しい彼氏ができた」という言葉を「よかったね~!」とノンキに聞いていられたのはいつまでか。私の周りで雲行きが怪しくなってきたのは、27歳ごろでした。このあたりで「彼氏ができた」「婚活始めた」と聞いた周囲のリアクションが変わってくるんです。


みんな「ついに〇〇さんも結婚か」と、考えてるのが分かる。透視もテレパシーも使えないけど、お気持ちがビシビシ伝わってくるよ!


でも、結婚したい時期って本当は人それぞれじゃないですか。キャリアを考えたら30歳ってようやく下積みが終わって管理職になろうかって時期です。数年前に入社した後輩も頼れる相棒になってくるし、ここは「いっちょ頑張ったろか」って大きな企画を通したり、マネージャーとしても成長したり夢が広がります。しかも齢30、まだ体力はあるから残業もできる。


ところが、です。彼氏ができると同僚から無意識の向かい風が飛んできます。

「こんな時間まで残業して彼氏さん怒らない?」

「たまには平日デートしたら?」


「それは私が決めることです」と笑顔で刺せたらいいんですが、そこまで強気になれない私がいます。ですよね~、と笑ってそそくさと帰り支度をしながら、会社のパソコンをバッグにこっそり忍ばせて。「あーあ、何やってんだろ」って帰り道に一人ごちて、行きつけの飲み屋で一杯ひっかけてしまいたくもなる。


■寛容な彼と付き合っても、親がそうとは限らないし

結婚への道のりを描かないで

会社の人だけが「次こそは結婚?」プレッシャーをかけてくるなら、秘儀・退職という大技をかますこともできます。好きなのは仕事であって、職場は変えられますし。でも怖いのは、付き合っている彼まで変わっていくことです。


昔付き合っていた彼は、周りからリベラルだと言われていました。歴代彼女はバリキャリで、しかもなかなか強そう……とfacebookの写真を見せられて思いました。これなら結婚できるかも、と期待しなかったと言えばウソになります。


その夢、親御さんに会って壊れました。

「安産体型だからいい子を産めそうだ」

「2人目の子供ができたら養子にしていいよ。お宅は女の子しかいないでしょう」

「それでいつごろ仕事を辞めるつもりなの?」


オーマイガ、私がこの日本語を理解できないのは海外暮らしが長かったからでしょうか。それとも私が空気読めてないんでしょうか?


ムリムリ、絶対仕事辞めるなんて無理。っていうか子供産むかどうか決めてないですし。実家の養子にするつもりもござんせん。ウチは私で断絶するんです、たとえ産もうとも産まずとも。「彼氏の親」に私の子宮をどう使うか、決定権を渡した覚えはない!


■時間をかけて理解したいのに、時間がないと言われる

結婚への道のりを描かないで

あわやの事態に彼を見ると「その通り」と笑顔で頷いているではありませんか。この世で最も恐ろしいのは、ネットで叩かれるような保守男じゃなくって「リベラルの皮をかぶった保守」と学びました。ああよかった、結婚してから気づいたんじゃなくって。


ちなみに元彼がここまで保守だと気づいたのは、付き合って3年目のことです。私の目もそうとう節穴ですが、結構怖くありませんか。数年も付き合って初めてわかる大きなジェンダー・ギャップがあるならば、結婚してもいい相手を見定めるのにはどれほどかかることでしょう。


だからたとえ結婚するにしても、数年は確認したいわけです。けれどアラサーにもなると「もうそんな時間無いんだから」「次はないかもよ」と結婚へ最短距離で走れ! というプレッシャーが強すぎる。ましてや別れようものなら、まるで喪中のような目で見られるわけです。


幸せになれないくらいなら、1人でいい。そう自信を持って言えるようになるには、まだ「幸せな未婚」のロールモデルが少なすぎるのかもしれません。



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  • トイアンナ

    外資系企業で消費者インタビューを経験後ライターとして独立。500人超のヒアリングから女子の楽しさも悲しさもぎゅっと詰め込んで文章にしています。現在はアラサーの恋愛とキャリアを中心に多くの媒体で連載中。

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