
不景気は結婚願望を促進する。改めて考える「仕事と結婚」の問題。
- 更新日:2020/03/22
- 公開日:2020/03/22
コロナ、やばいね?
日経平均もダウも上がったり下がったりが躁鬱?というくらい激しく、各国外出禁止やら自粛やらなんやらあわただしくて心が休まりません。私の資産も大ダメージですが、もう見なければなにもない。10年後に戻っているといいな★と期待して沈黙しています。
さて、3.11の直後に「結婚」への熱が上がったように、先行きがわからない不安感が高まると人は「誰かと一緒にいたい」という願望を高めます。
たとえハリボテの「好景気」であったとはいえ、アベノミクスで株価好調!というニュースがある状態では「まぁ、なんとかなるでしょ。」という気持は強化されますが、不景気の足音が聞こえてくると一気に逆回転が始まります。
「結婚か、仕事か」の選択は古いけれど、なくなっていない

Netfrixで公開されたFollowersが前時代的価値観万歳で時代遅れだと話題になりました。
この“古さ”は中谷美紀さん演じる主人公の写真家リミが「仕事と女としての幸せ、どちらも手に入れたい」と宣言する点に集約されます。なぜなら、「女としての幸せ」という概念が“ダサい”という域にきているにも関わらず、二者択一が前提であるからです。
しかし、メッセージとして「古い」ことと、「なくなったか」はイコールではありません。
共働きが前提になっている今の時代にも、転勤に代表されるような距離の問題が出た時に「結婚か仕事か」という選択で迷う場面が発生します。もしくは、とんでもない名門旧家に嫁ぐことになり「専業主婦が絶対」という条件を突き付けられるかもしれません。
このように、まだまだ「女性側が自分のキャリアを断念する」確率は高いままです。
それでも仕事を持つことは最優先に考えろ

「相手についていく」ことを否定するわけではありません。しかし、優先度の高い位置に「キャリアの持続」もしくは「職を持つこと」を配置するべきだと私は主張します。
理由は2つです。
1. 自立のため
自立とは多くの場合「生活をおくる経済力を他者に依存しない」ということにつきます。転職や中途採用が一般的になってきたとはいえ、まだまだ日本は「キャリアが途絶えた後の復帰」が難しいのが現状です。
そして、最悪のパターンですが「配偶者から逃げたいとき」に、この経済力の有無は決断スピードを年単位で変えてしまいます。
2. 社会との繋がりを保つため
「転居」を伴うための退職となれば、「生活基盤がない土地や社会へ飛び込む」ことが前提になります。「仕事」「会社」という繋がりがなく、飛び込むよりは曲がりなりにもどこかに所属したり、親族以外の社会的な繋がりがあることは心の救いになります。
今いる組織上の転籍などで叶うならば異動を第一に検討するべきですし、急な転勤が決まった場合でも一定の期間を別居で過ごし、その間に転居先での就職活動にあてたり、在宅でできる仕事をたてつけることはできます。
もちろん、男性側のキャリアに女性側が問答無用で合わせる必要がないというのは大前提です。しかし「一緒にいる」を優先する場合でも、自分の仕事が断絶しない形を模索してからでも遅くはありません。
結婚してずっと幸せに暮らしました にかけるのはリスクである

結婚したカップルの1/3が離婚すると言われる今、「ずっと幸せに暮らしました」を前提に考えるのはあまりにリスキーです。
「結婚」はふたりですることで、ひとりではできません。「結婚か仕事か」で悩むと、高確率で「出産」も紐づき、多くの女性は頭を悩ませます。
しかし、正論を言えばこれらは「女性の仕事」を悩むのではなく、パートナーと考えるべき事柄です。全部を女性側が「女だから」で飲むのはお門違いです。
私は「仕事はあったほうがベター」と考えていますが、「仕事を手放す」という決断が悪いわけではありません。自分が納得でき「キャリアは彼と一緒にいることに比べれば瑣末(さまつ)な問題だ」と思えるならば、仕事を手放す選択をとればいいです。
「自分が女性だから自分が折れるべき」という考えを元に決断せずに、仕事によって得る報酬は自分の自由と逃げ道を保証してくれるものである点は忘れないでいましょう。
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ぱぴこ
(外資系OL ときどき ライター)
外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)
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