媚びない女

媚びない女の幸福論『女の子が自力で生きていくために必要なこと』

  • 更新日:2019/03/27

「インスタで友達のキラキラした姿を見て、嫉妬したり落ち込んだりしてしまう」

「先の見えない恋愛をやめられない。友達は次々結婚しているのに……」

など、他人と比較して劣等感を抱いたり、恋愛や結婚がうまくいかず辛い日々を過ごしたりしている女性は多いでしょう。


焦燥感に苛まれるのは、もしかして、他人と比較し過ぎていたり、他人に幸せにしてもらおうとしたりしているからかもしれません。


今回は、作家のジョン・キムさん著『女の子が自力で生きていくために必要なこと』を参考に、「他人に惑わされ過ぎずに、自力で幸せになるための考え方のヒント」をご紹介していきます。


経済的に自立していると、結婚生活もうまくいきやすい?

ジョンさんは、本書の中で、女性が本当の意味で幸せに生きていくためには、「自立しておく必要があり、自力で幸せになるべき」だと繰り返し述べています。


たしかに、私たち女性は、男性に比べて「誰かに幸せにしてほしい」という気持ちを抱きがちです。結婚などにおいても、「幸せにするよ」と発言するのは男性の役割だというイメージがあり、女性が、「私があなたを幸せにしてあげるから、結婚しよう」とプロポーズする事例はあまり聞きません。


女性は、妊娠・出産などがあること、現代日本では男性に比べて高収入を得にくい構造が依然としてあることなどから、「結婚に伴う生活の変化・経済レベルの変化」が男性より多いという実情があり、それゆえ、「自分がどういったキャリアを築くか」よりも、「どういったキャリアの男性をゲットするか」に関心があるという女性が少なからずいることは非難できません。


ですが、ジョンさんは、幸せな生活を送るために、女性も経済的自立をすべきだと強調しています。


女性は経済的に自立していないと、男性より弱い立場になって、気づかないうちに不幸な人生におち入りがちなんだ。結婚して、家事や子育てで一日中忙殺されている女性は、多くが本格的な仕事につける環境にない。そのため、経済的に自立できないでいる。一方、そんな妻を持つ夫は、少なからず、自分だけが家族のために生活費や住宅ローン、子供の養育費を稼がなければならない、外でどんなに大変なことがあっても、自分を犠牲にして働いていると思っている。つまり、本来、夫婦は役割分担のはずなのに、お金を稼いでいる自分のほうが偉いと、勘違いしてしまっているんだよね。だから、たとえば職場で強い者=上司に怒られたときには、その不満を家に持ち帰って、弱い者=妻にあたる。妻に経済的に自立する力がないと思っているから、夫はそこにはけ口を求めてしまうんだ。(略)こうした現状を打ち破るためにも、女性は結婚しても、仕事を持ったまま、経済的自立や自己実現を諦めないようにしなければならない。(P.16-17)


ジョンさんはまた、「結婚後も女性が仕事をしたり、自己実現を目指したりすることを邪魔しない男性を選ぶこと」や、「家事や子育てを自分だけがして当たり前だ、という認識が自分の中にあるときは、そんな時代じゃないと自覚する必要があること」も、幸せな結婚生活を送るために必要なことだと述べています。


精神的に自立した女性は、恋愛でも強い?

恋愛

また、自立した女性は、恋愛でも強者になりやすい、とジョンさんは指摘しています。


実は男は、彼女が自立していて、別れる決断を自分でできる人だと思うとトリコになる。「彼女は俺がいないと幸せになれない」という状況だと、守りたい気持ちにはなるけれど、どこかで負担に感じる部分もある。でも、彼女が自立していれば、「一人でいても十分に幸せに美しく生きていけるのに、俺に対してこんなに愛を注いでくれるんだ」と思って、彼女の愛に対して、感謝の気持ちを抱く。(P.173)


「彼と別れたら、私は終わり」という恋愛依存状態になってしまったら、彼からどんな理不尽なことをされても受け入れざるを得なくなってしまいます。そういった卑屈な態度を見た男性は、女性に失望し、ますます扱いがぞんざいになる、という悪循環に陥りがちです。


お互いを大切にしあえる関係を築いていくためには、「彼と過ごす時間は幸せ。でも、彼がいない時間も幸せに過ごせる」という精神的余裕が必要でしょう。


さいごに。精神的・経済的自立を目指すと、幸せになれる

幸せな女性

精神的・経済的に自立していることを「当たり前だ」と思う女性もいる一方、「自分にはハードルが高い」と感じる女性もいるでしょう。


ですが、「精神的・経済的自立を目指す」ことは、誰にでもできます。「精神的・経済的自立を目指す」ことには様々な効能があります。「受け身ではない幸せの形を実現できる」という点も効能のひとつです。また、精神的に自立することができれば、「他人にどう思われるか」「友達と比べてどうか」など、世間一般で言われている「普通」「幸福」の基準に合わせる必要も感じなくなっていき、「一般的に言われている幸せを頑張って手に入れてみたけど、満足できない」ともやもやすることもなくなります。


自分で自分の生活費を稼げて、他人に求められなくても精神的に豊かでいられたら、「誰かに愛されなければ幸せになれない」「養ってくれる誰かを見つけなければ幸せになれない」「他人に幸せそうだと思われないと!」という他人任せの幸福とは縁を切ることができるのです。


自立を目指して幸せになる道は、他人任せの道より、はるかに現実的で楽しい道だと言えるでしょう。



今回ご紹介した本

『女の子が自力で生きていくために必要なこと』

著者:ジョン・キム

出版社:WAVE出版




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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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