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新卒採用の選考で人事が見ているポイントとは? ~グループディスカッション編~

グループディスカッション

新卒採用の選考がすでに多くの会社で始まっています。なので、もう選考を数社受けた人もいるかもしれません。

就職活動は、誰もが初めての経験です。どうしたらいいのかわからない人が多いと思います。

そんな不安の中で、一番気になるのは「人事はどんなポイントを見ているの?」ということではないでしょうか?


そこで、2,000人以上を面接をしてきた人事経験者がそのポイントをお教えします!今回はグループディスカッション編です。これからグループディスカッションの選考を受ける人は参考にしてください!


グループディスカッションのポイント

コミュニケーション能力

1次選考で実施されることが多いのがグループディスカッションです。グループディスカッションを選考として行う会社側の目的って何だとと思いますか?

それは「コミュニケーション能力」を見るためです。

コミュニケーション能力というとちょっと曖昧ですので、もっと分解してみます。会社によって選考基準は違うのですが、だいたい下記3点をコミュニケーション能力として見ています。


(1)自分の意見を言え、他者の意見を聞けるのか?

(2)リーダーシップ

(3)論理的思考力


これがわかれば、グループディスカッションで押さえるべきポイントが見えてきます。では、それぞれを見ていきましょう。


(1)自分の意見を言え、他者の意見を聞けるのか?

グループディスカッションでは、当然ですが「議論」ができなければ合格することはありません。議論とは、自分の考え・意見を言い、相手の考え・意見を聞いて、テーマについて建設的に話を進めることです。


よくある光景は、メンバーが5~6人だと時間が経つにつれて議論をしているのは2~3人だけになる、というものです。

実は人が集まると、こういう構図になりやすいんです。

そして重要なのは、「合格者は議論をしている2~3人からしか選ばれない」ということです。だから、グループディスカッションでは「議論をしている2~3人」に入ることがポイントなんです。


「でも、議論に入っていけない……」という人はこんな不安を感じているからかもしれません。


・自分の意見は正しいのかな?間違っていたらどうしよう

・他の人にどう思われるかな


でも、実はこれって誰もが感じる不安なんです。グループディスカッションでは、初めて会う人たちが集まるので、人間としての普通の反応です。

だからこそ人事は、これを乗り越えて、しっかりと自分の意見を言えるかどうかを見るのです。それは、仕事ではどんな場面であっても自分の意見を言えることが重要だからです。


なので、こんな風に開き直ってみましょう。


・このメンバーは、初めて会う人だし、もう会うこともない人たちかもしれない。

そんな人たちにどう思われてもいいよね!

・人と考えや意見が違うのは当たり前だし、それは尊重されるもの。

だから、自分が考えたことに正解も間違いもない!

他者の意見を聞く

あと、忘れてはいけないのが、他者の意見を聞くことです。

よく見かけるのは、自分の意見を一方的に言うだけで、議論した気になっている人です。


自分の意見を言ったら、他の人の意見に耳を傾けます。いい意見があったら「いいですね」と素直に言います。さらにそのアイデアを「こうするとさらに良くなりそうですね」と膨らませていく。これが大切です。


あと、気を付けたいのは書記をやらないことです。書記をやりながら議論に参加できれば、素晴らしいのですが、多くの場合は書記をやると発言が減ります。

「発言がほとんどなかったけど、書記をがんばっていたから合格にしよう」ということにはならないと思った方がいいです。


(2)リーダーシップ

グループディスカッションでよく見かける姿勢がこんなものです。

・誰か議論を引っ張ってくれないかな

・誰かまとめてくれないかな

・誰か私に意見を聞いてくれないかな

あなたが人事の採用担当者だったとしたら、こんな人を採用したいと思いますか?自分で主体的に考えて、発言して、行動できる人を採用したいですよね?


グループディスカッションでは、自分が議論を引っ張っていくつもりで臨みましょう!周りの空気を読み過ぎて、けん制し合わないことです。

また、リーダーシップというと、グイグイと引っ張っていく姿を想像するかと思います。そうなると「そんなのは私には無理だぁ……」となります。


でも、リーダーシップっていろいろなスタイルがあるんです。グイグイと引っ張ることもいいのですが、重要なのは周りのメンバーを巻き込む力です。巻き込み方はさまざまあるのですが、下記を意識するとうまくいきます。


①メンバーの意見を引き出す

 発言していないメンバーに発言を求めるなど、メンバー全員を議論に参加させましょう。

②ゴールを意識する

 議論がゴールに向かって進んでいくように、メンバーに議論の方向性を示ましょう。

③メンバーの意見をまとめる

 途中で今までの議論の内容をまとめる機会をいくつか設け、整理しながら進めましょう。


これらができると、自然とグループのリーダーとしてメンバーが認識するようになります。


(3)論理的思考力

議論のテーマを正しく理解して、ゴールに向かって議論を組み立てる力です。特に、テーマが抽象的な場合は、テーマを分解して、一つひとつメンバーの認識を合わせることが重要です。

そして、テーマを正確に理解してから、ゴール(求められている答え)の認識も合わせます。


一番やってはいけないのは、こんなことからはじめることです。

「とりあえず、それぞれが考えたことを順番に発表しましょう!」


これをすると時間の無駄になり、議論がまとまらないことが多いです。まずは、メンバーのテーマの理解とゴールの認識を合わせることを提案しましょう。

それからスタートです。


そして、ゴールへの道筋を考えて、ゴールに向かってメンバーの意見を集約していきます。

もちろん、自分の意見も入れながらです。


グループディスカッションは競争です!

就職活動

グループディスカッションは選考です。メンバーはライバルであり、競争に打ち勝たないと合格しません。これを意識する必要があります。

よくグループディスカッションのはじめの自己紹介でこんな発言があります。

「今日はみんなで楽しんで、議論をまとめて、全員で合格しましょう!」


もし、こんな意識をもっていたら、就職活動の早い段階で切り替える必要があります。就職活動はけっこう厳しいんですよ。



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