自分磨き

知っていますか? ゆとり世代・さとり世代の「やる気スイッチ」

やる気のない若者

「部下が何を考えているのか、よくわからない……」

こんな嘆きを管理職の人から聞くことが多いです。

特に、いわゆる「ゆとり世代」「さとり世代」と言われる世代の部下をもつ管理職の人からです。


この「よくわからない……」の内容はさまざまあります。でも、仕事で部下を指導する上で困るのがこれです。

「モチベーションを高めようといろいろ話をするけど、まったく部下に響かない」


あなたもこんな経験がありますか?

どんな言葉をかければ、部下の心に響くのかがわからない。

これは上司からすれば、本当に困った問題です。


そこで今回は、ゆとり世代・さとり世代の「やる気スイッチ」についてのお話です。


ゆとり世代・さとり世代とは?

ゆとり世代・さとり世代

ゆとり世代とさとり世代。

明確な定義がある訳ではありませんが、一般的にはこう言われます。


<ゆとり世代>

小・中学校の学習指導要領が内容、授業時間とも大幅に削減された、いわゆる「ゆとり教育」を受けた世代。

1987年4月2日から2004年4月1日生まれの人たちを指します。


<さとり世代>

1990年代生まれの人たちを指します。

物心ついたときには景気は低迷し、閉塞感漂う社会の中で青春時代を過ごしてきた世代です。

なので、ゆとり世代とさとり世代は一部が重なります。


ゆとり世代・さとり世代の特徴とは?

上記のように、ゆとり世代とさとり世代は明確に区分がある訳ではありません。中にはほぼ同じという見方もあります。


ですが、それぞれの特徴は一般的には、次のように言われています。

これは、マイナビウーマンの記事『【保存版】「○○世代」「新入社員タイプ名」いろいろまとめてみました』からの一部引用です。


<ゆとり世代>

・失敗を恐れがちである。

・叱られることに慣れていないためか「打たれ弱い」。

・非常に現実的な「リアリスト」である。

・ルールを順守する意識が高い。


<さとり世代>

・自動車、ブランド品などには興味がない。⇒浪費をしない。

・お酒を飲まない。旅行をしない。⇒浪費をしない。

・恋愛に淡泊な傾向が強い。


ゆとり世代・さとり世代の価値観とは?

価値観

ゆとり世代・さとり世代は、バブル崩壊後の景気が低迷している時代に育ってきました。社会は暗いニュースが多く、閉塞感が漂っている環境です。


しかし、一方でインターネットが発達し、欲しい情報がすぐに手に入る環境でもありました。そのため、情報が溢れ、物事の先や結果が見えてしまうということも起こり、現実主義になっていく環境でもありました。


そんな中で青春時代を過ごし、価値観が形成されてきた世代なんです。


一方で、ゆとり世代・さとり世代の上司は、「バブル世代」や「氷河期世代」と言われる人たちです。


バブル世代は、バブル景気に日本が沸いているときに就職活動を行った世代です。氷河期世代は、就職活動の時期こそ厳しい環境でしたが、青春時代にはバブル景気を見てきた世代です。

なので、バブル世代や氷河期世代の管理職は、部下のモチベーションを上げようとすると、こんなアプローチをしがちなんです。


・そんなんじゃ出世できないよ

・もっと頑張らないと給料が上がらないよ

・同期との競争に負けてもいいの?


でも、これだとゆとり世代・さとり世代には響かないんです。

なぜなら、ゆとり世代・さとり世代は、出世することに価値をおく人が少ないからです。


ゆとり世代・さとり世代は、自分の興味のあること(趣味などのプライベート)を大切にします。そして、夫婦共働きあれば、一人はそこそこ稼げればやっていけるよね、と考える人が多いんです。

だから、出世して責任と労働時間を増やしてまで給料を増やしたいとは思わない人が多いんです。さらに、競争が苦手です。


自分の興味のあることを楽しみながら、プライベートと仕事のバランスを取りたい。こんな価値観を持っている人が多いんです。


ゆとり世代・さとり世代の「やる気スイッチ」とは?

やる気スイッチ

では、ゆとり世代・さとり世代は、どんなことに価値を感じてモチベーションにつながるのでしょうか?

それは、次のようなものです。


・人の役に立つこと

・社会貢献

・「自分らしさ」を発揮できること


これらについての意識は、バブル世代・氷河期世代より圧倒的に強いんです。これは、受けてきた教育の影響です。

だから、ゆとり世代・さとり世代のモチベーションを上げるには、これらを意識した話をする必要あるんです。


例えば、

・あなたの仕事は〇〇の役に立っているんだよ

・あなたの仕事は、その先でこういうふうに社会に貢献しているんだよ

・あなたのこういう強みを評価しているから、この仕事を任せたい


こういった話を具体的に、丁寧に話をしてあげることが大切なんです。

ただし、これらの話はゆとり世代・さとり世代をひとまとめにした一般論です。あくまで、その傾向がありますよ、という話です。


そのため、重要なのは部下一人ひとりにちゃんと向き合うことです。


「よくわからない……」で済ませるのではなく、一人ひとりの個性や価値観を理解する努力が必要です。

自分と異なる価値観は排除するものではなく、尊重すべきものです。


今回の内容を参考にして、ゆとり世代・さとり世代の部下と話しをする機会をもってみてはいかがでしょうか?


参考資料

『【保存版】「○○世代」「新入社員タイプ名」いろいろまとめてみました』 マイナビウーマン



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  • 浦田大暁(キャリアコンサルタント/中小企業診断士)

    1977年生まれ、静岡県出身。「このまま今の仕事を続けていていいのかな?でも本当にやりたいことがわからない…」 こんな悩みで苦しんでいる30代を支援する、やりたい仕事探し専門のキャリアコンサルタント。

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