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部下のやる気を引き出す7つの方法
- 更新日:2019/12/02
- 公開日:2019/12/02
部下のマネジメントについての悩み。これは多くの管理職がぶつかる壁です。
今年度から管理職になった人は、もうこの壁にぶつかっているかもしれません。そして、これから管理職なる人は近い将来にぶつかる壁かもしれません。
ただ、マネジメントといってもその内容はさまざまで、悩みの種類もたくさんあります。その中でも今回は、部下のモチベーションを高める方法についてご紹介します。
リーダーとして部下をまとめ、チームとして機能させることは管理職の大きな役割です。そして、同時にこれはとても難しいことでもあります。このときのキーとなるのが「部下のやる気をどうやって引き出すか?」なんです。
悩める管理職の人、そしてこれから管理職になる人はぜひ続きを読んでみてください。きっと役に立つはずです!
部下のやる気を引き出す7つの方法
「部下のやる気をどうやって引き出すか?」これは多くの管理職が頭を悩ます問題です。なぜ、やる気を引き出すことは難しいのでしょうか?それは、「やる気のもと」が人によって違うからなんです。
でも実は、多くの人に共通する「やる気のもと」もあるんです。それは「仕事の満足感」です!
人は満足感を覚えると、またその満足感を得たいと感じます。それがやる気につながるのです。
では、この仕事の満足感はどうすれば高めることができるのでしょうか?その方法を7つご紹介します。
(1)仕事に多様性をもたせる
(2)内的モチベーションを高める
(3)自信をもたせる
(4)創造力を育てる
(5)強みを活す
(6)高い視点をもたせる
(7)部下を自立させる
それぞれを見ていきましょう。
(1)仕事に多様性をもたせる

同じことを繰り返すと人は飽きてしまいます。これがやる気を削いでしまうのです。
小さな変化でも構いませんので、部下の仕事に変化を与えましょう。何か新しい役割を与えたり、いつもと違う仕事のやり方を指示してみるのもいいでしょう。ジョブローテーションも効果的な方法です。
(2)内的モチベーションを高める

内的なモチベーションとは、心の内側から湧き上がってくるモチベーションです。この反対は外的なモチベーションです。これは命令や指示、規則などによって強制的に起こされるものです。
内的なモチベーションの方がやる気につながるのはわかりますよね。では、どうすれば内的なモチベーションを高めることができるのでしょうか?
簡単な方法は、仕事の目標を部下自身に決めさせることです。仕事の目標は上司から部下へ落とし込むものだと考えている管理職は多いんです。
もちろん、会社方針もあるので、上司から部下へ落とし込む目標もあります。でもそれだけではなくて、部下にも目標を決めさせるのです。
そうすると、内的なモチベーションが起きやすくなるんです。
(3)自信をもたせる

仕事に自信をもたせることは、仕事の満足感につながります。そして、部下に自信をもたせることは上司の大きな役割です。
では、部下の自信を育てるにはどうすればいいのでしょうか?
最も効果的なのは「成功体験」を積ませることです。そして、それを「褒める」ことです。部下に課題を与えて、それをクリアさせて、褒める。これを積み重ねていくことです。
ポイントは、課題の難易度を「少し努力するとクリアできるレベル」にすることです。課題のレベルが簡単過ぎても、難し過ぎても効果は薄れてしまいます。
そうすれば部下は仕事に対する自信を深めていくでしょう!
(4)創造力を育てる

自分の創造力を発揮できる仕事に面白さを感じる人は多いんです。なので、部下が創造力を発揮できる風土を作りだすことはとても効果的です。
創造力を殺してしまうのは指示や命令です。指示や命令をした方が効率的に感じることもあるでしょう。でも、それは部下の仕事の満足感を減らしていくことになりやすいのです。
部下に考える機会を与える。そして、辛抱強く待つ。さらに、部下が自分の考えを思いついたら、それを認めてあげる。これが大切なんです。
もちろん仕事なので、指示や命令をすることも必要です。可能な限りでいいので、ぜひ部下の創造力を育てる機会を作ってみてください!
(5)強みを活す

人は自分の得意なことを活かせていると実感すると満足感が高まります。でも実は、部下の弱点を修正させることが育成だと考えている管理職は多いんです。これだと部下は不満が溜まり、やる気を失っていきます。
人を育てる上で重要なのは、強みを伸ばしてあげることです。部下の強みを見つけて、その強みを伸ばす方法を考えてあげる。これが管理職の役割なんです。
もちろん、仕事に支障をきたすような弱点がある場合は、指導して修正させる必要はありますよ。
(6)高い視点をもたせる

仕事をすることは、目的を達成するための手段です。しかし、人は目の前の仕事に追われると、手段であるはずの「仕事をすること」が、いつの間にか目的になってしまうことがあります。
そうなると「何でこんなことしてるんだっけ?」となってしまいます。
なので、部下に対して定期的に仕事の目的や目標、自分のビジョンを話す機会をもちましょう。ついつい目の前の仕事に下がりがちな部下の目線を上に上げる作業です。
(7)部下を自立させる

メンバーの一人ひとりが自立したチームを作っていくこと。これには時間がかかるのですが、うまくいくとチーム全体の満足感が高まります。
しかし、部下に指示や命令をするスタイルでは、これは実現しにくんです。部下の個性を認め、強みを伸ばし、権限を与え、自立した職業人へと育てる。これが大切なんです。
部下のやる気を引き出す7つの方法を紹介してきました。もちろん、これをすべてやるのは大変です。
でも、まずはひとつだけでもやってみてください。きっと部下に変化が現れるはずです!
参考文献
『ポジティブ心理学が1冊でわかる本』
イローナ・ボニウェル 著 成瀬まゆみ 監訳 国書刊行会
▼著者:浦田 大暁さんの人気コラム▼
・あなたが仕事をする上で譲れないものって何ですか?―自分の仕事の価値観を知ろう!・時間を忘れて何かに没頭した経験ってありますか?…幸福度を高めるフロー体験とは?
・女性が活躍している会社ってどうやって見つければいいの?
・あの人はなんで仕事ができるんだろう?―その答えはコンピテンシーにあった!
・転職する理由には男女差があった!女性に多い転職理由とは?
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浦田大暁
(キャリアコンサルタント/中小企業診断士)
1977年生まれ、静岡県出身。「このまま今の仕事を続けていていいのかな?でも本当にやりたいことがわからない…」 こんな悩みで苦しんでいる30代を支援する、やりたい仕事探し専門のキャリアコンサルタント。
公式HPヤリガイ!
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