自分磨き

もしかして、あなたも事務職希望ですか?

事務職

転職もしくは就職を考えている人に希望する仕事を質問をすると、こんな返事が返ってくることが増えました。

「事務職が希望です」


特に20代・30代に多いんです。あなたもそうですか?


もちろん、事務職といってもいろいろあります。そして、どんな仕事を希望するかは、その人の自由です。ですが、もしこんな理由で事務職を希望しているのであれば……


・仕事が楽そうだから

・定時に帰れるから

・土日が休みだから

・安定しているから

・人と話すのが苦手だから


ちょっと考え直した方がいいかもしれません。「どうして?」と思った人はぜひ続きを読んでみてください!


事務職の競争率、知っていますか?

求人倍率って知っていますか?簡単にいうと、仕事を探している人1人に対して、何件の求人があるのか?という指標です。

その中で特に、「新規で仕事を探している人」と「新規で募集を開始した求人」の関係を新規求人倍率といいます。


この新規求人倍率を見てみると、全体平均は1.83倍であるのに対して、事務的職業の新規求人倍率は0.67倍となっています。

事務職の求人倍率

資料:平成29年版 労働経済の分析(厚生労働省)


簡単にいうと、全体の平均では仕事を探している人1人に対して1.83件の求人があるのに対して、事務職では0.67件しか求人がない状況なんです。


つまり、事務職への転職もしくは就職は、平均よりも約3倍難しいということになります。さらにいうと、事務職の新規求人倍率が0.67倍ということは、2人に1人ぐらいしか就職することができない競争激戦区の職業ということになります。

そして、それにもかかわらず事務職の給料は他の職種よりも低い傾向にあります。

事務職の給料

資料:平成29年版 労働経済の分析(厚生労働省)


こうやって見てみると、事務職への転職もしくは就職は、かなり難しい状況であることがわかります。


事務職の未来

あなたは、こんな話を最近に耳にしませんか?「AI(Artificial Intelligence)が進展していくと、10年後には今ある仕事の半分近くがAIに取って代わられる」


実は、このAI(人工知能)と仕事の話はかなり現実的なものなんです。そして、AIに取って代わられる仕事も推計が出ています。

下のグラフは、AIが進展していった場合の職種別の就業者の増減の推計です。

職種別の就業者の増減

資料:平成29年版 労働経済の分析(厚生労働省)


ここからわかるとおり、AIが進展すると「定型業務が中心の職種」はAIに仕事を取って代わられる可能性が高いことがわかります。そして、その中で事務職は2番目に大きく就業者が減る職種との推計が出ています。


これは、遠い未来の話ではなく、10年以内に起こる近い未来の話だと思った方がよいでしょう。こうやって見てみると、事務職は長く続けるのは難しい職業になる可能性が高いことがわかります。


それでも事務職を選びますか?

女性の仕事

事務職を希望する人は20代・30代で増加傾向にあります。


しかし、事務職は希望する人に比べて求人が少なく、競争率が非常に高い職種になります。それにもかかわらず給料は低い傾向にある。

そして、近い将来にはAIに取って代わられる可能性の高い職種です。


それでも、あなたは事務職を選びますか?


もちろん、事務職にもいろいろあります。すべての事務職が上記にあてはまる訳ではありません。

ただ、下記のような理由で選ぶ事務職は、定型的な仕事をする事務職である可能性が高いです。


・仕事が楽そうだから

・定時に帰れるから

・土日が休みだから

・安定しているから

・人と話すのが苦手だから


そうなると、高い競争率の中で苦労して仕事を見つけたとしても、給料は低く、さらに近い将来なくなってしまう可能性の高い仕事ということになります。


だから、もしあなたが「仕事が楽」「定時に帰れる」「土日が休み」といった短期的な視点で事務職を希望しているのであれば、一度立ち止まって考えてみることをお勧めします。


人生100年時代といわれるようになりました。これから仕事をする時間は伸びていきます。

年を重ねてからする仕事は、20代・30代に経験した仕事の影響を大きく受けます。20代・30代にどんな仕事をして、どんなスキルを得たのかは、人生に大きく影響するんです。


事務職がダメだということではありません。事務職といってもその内容はさまざまです。すべての事務職がAIに取って代わられるということもないでしょう。


そして、どんな職業を選ぶかも自由です。仕事をする理由も人それぞれです。


でも、仕事を選ぶときは短期的な視点ではなく、長期的な視点を持つことが重要です。それは、仕事は人生の一部だからです。長い人生を見据えた長期的な視点での仕事選びは必要なんです。


もし、あなたが事務職を希望しているのであれば、一度立ち止まってみましょう。そして、自分の将来を想像して、自分と向き合ってみましょう。

転職もしくは就職活動をはじめるのは、それからでも遅くはないはずです。



参考資料

「平成29年版 労働経済の分析」 厚生労働省



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  • 浦田大暁(キャリアコンサルタント/中小企業診断士)

    1977年生まれ、静岡県出身。「このまま今の仕事を続けていていいのかな?でも本当にやりたいことがわからない…」 こんな悩みで苦しんでいる30代を支援する、やりたい仕事探し専門のキャリアコンサルタント。

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