自分磨き

【お金2.0】お金の価値は下がり、お金から解放される時代が来た?

女性を幸せにする本

お金、好きですか?


「もっとお金があったらあの鞄が買えるのに」

「今の会社、最悪だけど、お給料はいいからやめるのはもったいない」

「そんなにタイプじゃないけど、お金持ちだから結婚相手としてはアリかも」


こんな風にお金を欲しいと思ったり、お金を得るために気が進まない行動をしたことがある人は多いでしょう。


お金という物質自体が好きで、あの紙切れを集めたいから、という目的のためにお金持ちになりたいという人はいないはずです。お金が欲しいと思う人は、お金に価値があると信じているからこそ、自分のしたいことを曲げてまでお金を求めて行動するのです。

お金の価値

では、「今後お金を持つことの価値は下がっていく」としたらどうでしょう?


フォーブスの「日本を救う起業家ベスト10」にも選出された若手経営者の佐藤航陽さんは、著書『お金2.0 新しい経済のルールと生き方 』の中で「お金そのものの価値は下がっていく」と断言しています。


今回は、なぜお金の価値は下がっていくのか、お金に価値が無くなっていく時代には、何に価値が見いだされていくのかを、本書をテキストにご紹介していきます。


人の手で「経済」が作られる時代

経済とは、人間がかかわる活動をうまく回すための仕組みのことです。


著者は、今の時代「経済は読み解く対象から、創り上げていく対象に変化しつつある」と指摘しています。


これまでは国などの大きな力を持つ団体だけが経済を作り上げ、お金というインセンティブを利用して経済システムを作り上げていました。ですが、現代では、経済システムは誰にでも作ることができる可能性が出てきているのです。


たとえば株式会社楽天は、楽天の多様なサービスを利用するごとに楽天スーパーポイントが付与される仕組みを作り上げました。また、個人が開発した仮想通貨ビットコインも今や巨大な経済システムを作り上げています。


さらに、近年ではTwitterやFacebookなどの「お金というインセンティブを必要としない経済システム」も次々に誕生しています。


これらのSNSでは、投稿したり閲覧したりすることで直接的な金銭的利益は無いのにも関わらず、熱心に日々投稿する人が大勢います。彼らは、人とのつながりを感じられたり、承認欲求が満たされる、といった「精神的な満足」をインセンティブと感じているのです。


ほぼすべての国民が飢えることが無くなり、ある程度の生活ができるようになった日本では、お金で物欲を満たすことに対する欲求が少なくなっています。そのため、金銭的な報酬よりも精神的な報酬を求める時代に入っており「お金そのものには価値がなくなっていき、むしろどのように経済圏を作って回していくかというノウハウこそが重要な時代に変わっていく」と著者は主張しています。


「お金」ではなく「個人の価値」を追求する時代

お金と価値

個人で経済圏を作ることができるようになった現代において、「お金が価値を媒介する唯一の手段だった時代」は終わり、「お金」「企業の発行するポイント」「ビットコインなどの仮想通貨」「個人間で価値を直接交換する」など多様な手段を選択できるようになりつつあります。


価値を保存・交換・測定する手段は私たちがいつも使っているお金である必要はなくなっています。(略)手段の多様化により人々が注力するポイントが「お金」という手段から、その根源である「価値」に代わることは予想できます。価値を最大化しておけば、色々な方法で好きなタイミングで他の価値と交換できるようになってきいきます。「価値」とは商品のようなものであり、「お金」とは商品の販売チャンネルの1つみたいなものです。(P.155)


お金が販売チャンネルのひとつであるならば、お金を基準に行動することは理にかなっているとはいえません。


これからは、「お金があればなんとでもなる」のではなく、「自分の価値を高めておけば何とでもなる世界が実現しつつある」と著者は述べています。


個人の価値さえ高めておけば、それをお金に変換することもできますし、お金以外の他の価値にも変換することができます。ここで言う価値とは、①スキル・経験のような実用性としての価値、②共感や好意のような内面的な価値、③信頼・人脈のような繋がりとしての社会的な価値、のいずれも含みます。従来はこれらは企業の経営戦略において、事業戦略、CSR、ブランディングのような領域でやっていくことですが、それが個人レベルでも必須になってきています。(P.229)


上記を読み、私は「ホームレス小谷」という芸人さんのことを思い出しました。小谷さんは、名前の通り、家がなくお金もないホームレスの芸人さんなのですが、そんな小谷さんが結婚式をする際に、クラウドファンディングで援助を募ったところ170万円もの資金が集まったというのです。これは、好意や信頼・人脈といった価値を個人が持っているために実質的にはお金はないのに生活に困ることはない、という好例でしょう。


これまでは、資本主義という1つの大きな枠組みの中で競争するのがセオリーでした。(略)これからは価値という観点から、自分なりの独自の枠組みを作れるかどうかの競争になります。枠組みの中の競争ではなく、枠組みそのものを作る競争です。そのためには自分の興味や情熱と向き合い、自らの価値に気づき、それを育てていく。そしてその価値を軸に自分なりの経済圏を作っていく。クリエイターであれば自分の作品ができるだけ多くの人の目に触れるように情報発信をして、興味・共感・好意を持ってくれる人とのつながりを増やしていき、その上で自分の独自性とは何なのかを見極め、さらに磨きをかけていくことが必要です。(略)重要なのは自分自身と向き合った上で、自分の情熱を発見し、自らの価値を大事に育てていくことだと私は思っています。(P.231-232)


これからの時代、お金ではなく、自分の情熱を追うことこそが、豊かな人生を歩むための近道になってくるのかもしれません。



今回ご紹介した本

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方 』

著者:佐藤 航陽

出版社:幻冬舎




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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