自分磨き

プライベートの幸せと仕事の充実、この「二兎を追う」のは贅沢?

仕事とプライベート

二兎追うものは一兎も得ず

これは有名なことわざですよね。

意味は「欲を出して2つのことを同時に行うと、結局両方とも失敗してしまう」というものです。


「確かにそうだよね!」という経験をした人も多いと思います。

だからなのか、キャリアコンサルティングにおいて、こんな相談をされることもあります。


「結婚をして子供がいます。プライベートは幸せです。でも、実は今の仕事にはやりがいを感じていません」


「プライベートが充実しているのに、さらに仕事の充実まで求めるのは贅沢ですか?」


もっとやりがいのある仕事がしたい!

でも、「プライベートの幸せ」と「仕事の充実」の二兎を追ってしまうと、どちらもうまくいかなくなるんじゃないか…こんな不安や葛藤を感じてのご相談です。


二兎追うものは一兎も得ず。

このことわざはキャリアにおいても当てはまるのでしょうか?


人生の7つの役割

キャリアに関する理論家であるスーパー(Super,D.E.)によると、人は人生において次のような共通的な役割を7つ経験します。


(1)子供

(2)学生

(3)余暇人

(4)市民

(5)労働者

(6)家庭人

(7)その他


それぞれの役割についてみていきましょう。


(1)子供

子供

これは、自分の親から見た子供の役割です。

子供の頃だけでなく、大人になって親孝行したり、親の面倒をみたり、介護をする。

これらも「子供」の役割になります。


(2)学生

学生"/

これは、何かを学ぶという役割です。

保育園、幼稚園、小・中・高校、専門学校、短大、大学などで学ぶことは「学生」の役割になります。

さらに、社会人になってからの資格を取るための勉強や、趣味で好きなことについて学ぶことも「学生」の役割になります。


(3)余暇人

余暇人"/

これは、余暇を楽しむという役割です。

趣味や旅行を楽しんだり、友達とおしゃべりをしたり、買い物をしたり、食事を楽しんだり……、こんな楽しむ時間を過ごす役割です。


(4)市民

市民"/

これは、住んでいる地域から求められる役割です。

地域で開催されるイベントやお祭りに参加したり、回覧板を回したり……こんな役割です。


(5)労働者

労働者"/

これは、働いてお金を稼ぐという役割です。


(6)家庭人

家庭人"/

これは、家庭を持つことで求められる役割です。

結婚すると配偶者の役割が、子供が生まれれば親の役割が求められます。


(7)その他

その他"/

これは、上記以外で、人生で求められる役割のことです。


人はこれらの役割を複数、同時に果たしながら、それを年齢によって変化させていきます。


例えば、

生まれてから学校に入るまでは、「子供」「余暇人」の役割を果たしています。

学校に入ってから卒業するまでは「子供」「余暇人」に「学生」の役割が加わります。


就職すると「労働者」の役割が大きくなります。

すると、「子供」「学生」の役割は大きく減り、「余暇人」の役割も減少します。


また社会人になって資格の勉強などをはじめれば「学生」の役割が増え、「余暇人」の役割が減ることもあるでしょう。


結婚したり、子供ができれば「家庭人」の役割が増えます。

そうすると、独身時代よりも「余暇人」の役割を減らさないといけなくなるかもしれません。

また、子育てのために「労働者」の役割を減らすという選択をすることもあります。

さらに、「市民」の役割を周りから期待されるかもしれません。


子供が成人すると、「家庭人」の役割が減って、「余暇人」の役割が増えます。

また。親の介護が必要になれば、「子供」の役割が増えることになります。


「二兎追うものは一兎も得ず」は思い込み

仕事とプライベートの比率

二兎追うものは一兎も得ず。

このことわざのように「仕事」か「プライベート」のどちらかの充実しか選択できない!こんなことを思っている人は意外と多いんです。


でも、これは完全な「思い込み」です。

自分のキャリアについて考えるときは、「仕事」と「プライベート」を分けて考えるのではなく、「どちらも合わせて自分の人生」と考えるのが正解です。


人生には7つの役割があります。

もちろんのこの役割をいつ、どのように、どれぐらいの比重で担っていくかは、人それぞれです。

そして、それは「何を大切にしたいのか」という自分の価値観によって選択していくことになります。


もし、「プライベートも仕事も両方とも大切で充実させたい!」というのがあなたの価値観であるなら、それを実現させた方が人生は豊かになりますよね。


だから、「プライベートの幸せ」と「仕事の充実」の二兎を追っていいんです!


さらにスーパー(Super,D.E.)は、役割は多いほど、人生は豊かになると言っています。

つまり、二兎どころか三兎も四兎も追ってみましょう。


何が幸せなのかは、人それぞれです。

どんな人生を送りたいのか、自分は何を大切にしたいのか、どんなときが充実感を感じられるのか。

まずはこんな自分の価値観や興味、欲求を整理してみましょう。


そして、それらと仕事の関係はどうあるべきなのか。

こんな視点で仕事について考えると、自分のキャリアについて新たな発見があるかもしれませんよ。


参考文献:「新版 キャリアの心理学」 渡辺三枝子 編著 ナカニシヤ出版



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  • 浦田大暁(キャリアコンサルタント/中小企業診断士)

    1977年生まれ、静岡県出身。「このまま今の仕事を続けていていいのかな?でも本当にやりたいことがわからない…」 こんな悩みで苦しんでいる30代を支援する、やりたい仕事探し専門のキャリアコンサルタント。

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