人の役に立つ仕事がしたい

「人の役に立つ仕事がしたい!」では、本当にやりたい仕事にたどり着けない理由とは?

  • 更新日:2019/11/27

「あなたはどんな仕事がしたいですか?」という質問に対して、よくある答えがこれです。

「私は、人の役に立つ仕事がしたいです!」


『人の役に立つ仕事をしたい!』これはとても立派な志であり、持ち続けたい考え方です。

でも実は、これだけだと『自分が本当にやりたい仕事』にたどり着くのは、難しくなってしまいます。それはなぜでしょうか?


仕事は必ず誰かの役に立っている

誰かの役に立つ

仕事とは、他人から求められたことに対して、自分が価値を提供することで、その対価をもらうことです。

これを言い換えると、仕事は、それを求める「誰か」がいるから成り立っている、といえます。つまり、仕事をするということは、必ず「誰か」の役に立っている、ということなのです!

そこからいうと、どんな仕事でも、「人の役に立つ仕事をしたい!」という思いを満たせることになります。でも、「人の役に立つ仕事がしたい!」という人は、「どんな仕事でもいい」というわけではないですよね。

だから、「人の役に立つ仕事がしたい!」だけだと、自分が「本当にやりたい仕事」にたどり着けないのです。

屁理屈のように聞こえますが、実は大切なことなんです。


では、「人の役に立つ仕事をしたい!」という人が、自分が「本当にやりたい仕事」にたどり着くにはどうすればいいのでしょうか?


「誰」の役に立ちたいのか? が大切

誰の役に立ちたいのか

「人の役に立つ仕事をしたい!」と考えている人が、まずやらなければいけないこと。それは、「私は『誰』の役に立ちたいのか?」を明確にすることです。


私は「誰」の役に立つと喜びや幸せを感じるのか?これが大切なんです。そして、これが見えてきたら次は、

私は、その「誰」に「何」を「どうする」ことができれば役に立てるのか? を考えます。


例えば、

・【誰に】自分と同じ悩みを抱える同年代の女性に

・【何を】自分が持っているその悩みを解決するノウハウを

・【どうする】カウンセリングで提供する

といった感じです。


でも、いきなりこんな感じで考えをまとめるのは大変です。そこで、考えをまとめるのにお勧めの方法を紹介します。


自分についての3つのことを整理する

自分について整理する

「誰」に「何」を「どうする」ことで役に立ちたいのか?これは、次の3つのことを整理すると見えてきます。


1.自分の「価値観」について

2.自分の「関心」について

3.自分の「得意なこと」について


それぞれの効果は次のとおりです。


1.自分の「価値観」について

価値観というのは、自分は何が大切で、何が大切でないかというものです。人は大切にしているものを得られることに喜びや幸せを感じます。

そのため、これを整理していくと、自分は「誰」の役に立ちたいのか?が見えてきます。

あなたが喜びや幸せを感じるのはどんなときでしょうか?そして、あなたは「誰」の役に立つと、同じような喜びや幸せを感じるのでしょうか?これを考えてみましょう!


2.自分の「関心」について

これは「私はこれが好き・嫌い」、「私はこれに興味がある・ない」というものです。

人は好きなこと、興味のあることには詳しくなります。そして、情熱を注ぐことができます。

そのため、自分が役に立ちたい人に提供する「何」については、自分が関心のあるものの方が良いのです。その方が、より役に立てますよね。


3.自分の「得意なこと」について

これは「私はこういうことであればうまくできる」、「私はこれが苦手」というものです。人は得意なことをやった方が質は高くなり、成功しやすくなります。

そのため、自分が役に立ちたい人に提供するものを「どうする」については、自分の得意なことを活かした方が良いのです。こちらも同じく、その方が、より役に立てますよね。


まとめ

「人の役に立つ仕事をしたい!」と考えている人は、次の3つのことを整理することからはじめましょう!


1.自分の「価値観」について

2.自分の「関心」について

3.自分の「得意なこと」について


クランボルツ(Krumboltz,J.D)によると、この3つに関する信念は誰でも持っています。でも、明確に自覚しているものと、自覚できていないものがあります。そのため、少し時間をかけて、自分と向き合いながら整理していくことをお勧めします。

これが整理できると、次のことが見えてきます。


私は「誰」の役に立つと喜びや幸せを感じるのか?私は、その「誰」に「何」を「どうする」ことができれば役に立てるのか?

そうすれば、あなたが「本当にやりたい仕事」にたどり着けますよ!


参考文献

「A social learning theory of career decision making」J.D.クランボルツ 1979


▼著者:浦田大暁さんの人気コラム▼

「本当にやりたい仕事を見つけたい!」は逃げているだけ?
仕事で活躍し続けるために必要なたった1つの能力とは?
その仕事の悩み、あなたのこんな思考のパターンが原因かも!?
仕事で予期しないできごとが! あなたはどうやって乗り切りますか?
転職するなら今までの経験を活かさないといけない?
  • 浦田大暁 (キャリアコンサルタント/中小企業診断士)

    1977年生まれ、静岡県出身。「このまま今の仕事を続けていていいのかな?でも本当にやりたいことがわからない…」 こんな悩みで苦しんでいる30代を支援する、やりたい仕事探し専門のキャリアコンサルタント。

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag