自分磨き

金利をナメるな!1%の差でも数百万円多く払う羽目に? 女がひとりで家を買う(仮)#21

女がひとりで家を買う

マンションを購入するか考えている独身ライターの私(東)。気づけば34歳になっていました。ここ数年、金利が安い「低金利の時代」なんて言われていますが、いまいちピンとこないのが現状デス。


東40歳「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、金利は上がっていくと言われるわ」


私「ふ~ん」


東40歳「さては、あまり驚いてないわね!? 同じ額を借りたとしても、金利1%の差で、払う金額に大きな差が出るのよ!」


私「そうなんだ。そんな気はシター」


東40歳「まるで危機感ないわね」


◆「住宅ローンの金利」は経済動向に連動する

住宅ローンの金利"/

私「そもそも、住宅ローンの金利が上がるなんて、どうしてわかるの?」


東40歳「住宅ローンの金利は、日本の『長期金利』と連動しているの。長期金利とは国が発行する『10年物の国債』の利回りを指標にしたもの。つまり、長期金利が上がれば住宅ローン金利は上がるし、下がれば金利も下がると言われています」


私「ふむふむ」


東40歳「日本の長期金利は、かつてバブル時代の1990年には8%を突破していました。当時の民間金融機関の住宅ローン(変動金利)は8.5%。そのあと、どんどん下降していき、今月初めの10年物国債の金利は0.073%。連動して下がっている住宅ローン変動金利は2.475%。次の表を見て」


(表※1 住宅金融支援機構フラット35ホームページより引用)


私「ひゃ~! 全然違う。平成2年(1990年)を機に、ズドンと落ちているわね」


◆オリンピックに向けて金利が上昇すると予測

金利の上昇"/

東40歳「そして、2020年のオリンピックに向けて、これから金利が上がると予想されているの。日経新聞によると、長期金利が3.4%にまで上がると政府の試算があるそう」


私「ふーん。また上がるんだぁ」


東40歳「まだ危機感がないようね。金利が1%上がれば、同じ額を借りても数百万も余分に払わなきゃいけないのよ


私「えっ!? どういうこと」


◆1%上がれば400万円余分に払う!?

余分な出費"/

東40歳「この計算式を見てちょうだい。住宅ローンを2000万円で借りて、35年で返済する場合(固定金利)を、金利の違いによって比べてみたものよ」


2000万円を35年で返済する場合

金利2% 毎月返済額 6万6253円 × 12か月 × 35年 = 約2783万円


金利3% 毎月返済額 7万6970円 × 12か月 × 35年 = 約3233万円


金利4% 毎月返済額 8万8555円 × 12か月 × 35年 = 約3720万円


金利5% 毎月返済額 10万938円 × 12か月 × 35年 = 約4240万円


私「金利が違うだけで、こんなに差が出るの!? 1%違うだけでも、毎月約1万円の差。返済総額を見ると、400万円以上違う! 信じられないー」


東40歳「金利の重要性を分かってくれたかしら」


私「予想以上に大きい差よ。400万円って、OLの平均年収じゃない!」


◆金利はマンション引き渡しの月のもので実行

金利"/

私「これを見ると、早く買わなきゃって焦るわ。ところで、毎月ローンの金利が発表されているみたいだけど、買うことになったら、どのタイミングの金利が適用されるの? ローンの申し込み月の金利とか?」


東40歳「ローンの金利は、マンションが完成して引き渡しを受ける月のレートがローン実行金利となります。だから、すでに完成している物件ならいいけど、建築中だったり、引き渡しがまだ先になる場合は注意よ。これからは多少の金利上昇を見据えて、資金計画するといいわね」


私「なるほど。プランを立てる月の金利を鵜呑みにしちゃいけないね。たしかに、1%でも数百万も違うなんて。結構な大金よね。しっかりプランを建てなくっちゃ!」


◆とはいえ、未来の金利は誰にも分らない!

未来"/

東40歳「政府や金融機関、経済研究所など、色んな所で金利の予想が立てられているけど、未来の金利なんて誰にも分らないの。予想の金利も鵜呑みにしちゃだめよ」


私「そっか。たしかに何が起こるか分からないし……! 一概に言えないところはあるよね。ていうか40歳の私! あんたの世界だったら、6年後。すでに2020年は超えているわよね。未来の日本はどうなってのよ! 金利は!?」


東40歳「あら、いい所に気づいたわね。でもね、未来のことを言うのはタイムパトロールにつかまるからダメよ。特に、誰かの金銭事情に関わることは情報を漏洩しちゃいけないの」


私「なにドラえもんみたいなこと言ってるのよ」


東40歳「ふふふ、未来をお楽しみに」


◆独身女のマンション格言21

これからまた金利が上がっていく!? 金利が上がれば払う金額も増えることを知っておくべし



参考文献

「不況こそチャンス!シングル女性の得マンション選び」(小島ひろ美著・講談社)


表※1 住宅金融支援機構フラット35ホームページより引用。主要都市銀行のHP等により集計した金利(中央値)を掲載。なお、変動金利は昭和59年以降、固定金利期間選択型(3年)の金利は平成7年以降、固定金利期間選択型(10年)の金利は平成9年以降のデータを掲載。このグラフは過去の住宅ローン金利の推移を示したものであり、将来の金利動向を約束あるいは予測するものではありません。




【バックナンバー】女がひとりで家を買う

・購入を考える前に…逆に「一生賃貸のメリット」を探ってみた #16
・「マンションを買うと結婚できない」はもう古い! #17
・独身で家を買って、結婚することになったらどうする? #18
・キツイ営業や勧誘はある?マンションセミナーに行ってみた! #19
・住宅ローンの審査が下りづらいのはどんな人? #20

  • 東 香名子(恋愛コラムニスト)

    ひとり妊活実践者。独身女性の本音に切り込み、これまで1000本以上のコラムを執筆。

    著書に「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」(パルコ出版)。趣味は鉄道。

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