
『今の仕事が自分に合っていない気がする…』
『自分に合う仕事ってなんだろう?』
あなたは、こう思ったことはないですか?
でも『自分に合う仕事』、これはどうやって見つければいいのでしょうか?
そのカギはパーソナリティ・タイプにあります。
パーソナリティ・タイプとは?

パーソナリティ・タイプとは、簡単に言うと性格のタイプのことです。
アメリカの理論家ジョン・L・ホランドによると、人間の基本的な性格は、次の6つのタイプに分類できます。
1.現実的タイプ(Realistic)
2.研究的タイプ(Investigative)
3.芸術的タイプ(Artistic)
4.社会的タイプ(Social)
5.企業的タイプ(Enterprising)
6.慣習的タイプ(Conventional)
そして、このパーソナリティ・タイプがわかると、その人に合う仕事のタイプもわかるのです。
各パーソナリティ・タイプの特徴と、それぞれに合う仕事のタイプは次のとおりです。
6つのパーソナリティ・タイプ

1.現実的タイプ(Realistic)
物・道具・機械などを実際に使う活動を好みます。
手先が器用で、組立や修理が得意。
そして物事を現実的に捉えます。
モノの組立や機械を操作する仕事、 電気エンジニア、フォトグラファー、農業などの仕事に向きます。
2.研究的タイプ(Investigative)
生物学や物理学関係の探索的・研究的な 活動を好みます。
独立心が強く、自分の意見を明確に持ち、論理的に考えて合理的に判断します。
学者、研究職、専門技術者、SE、図書館員などの仕事に向きます。
3.芸術的タイプ(Artistic)
型にはまらず、創造的な活動を好みます。
芸術的な才能があり、独創性や創造性を 大切にします。
芸術的な仕事、デザイナー、編集者、ライターなどの仕事に向きます。
4.社会的タイプ(Social)
人に接する、支援する、教える活動を好みます。
コミュニケーション能力が高く、人の役に立ちたいという思いが強いです。
教育、介護、医療関係の仕事、接客業、カウンセラーなどの仕事に向きます。
5.企業的タイプ(Enterprising)
組織を動かすことや、他人との交渉を伴う活動を好みます。
社交的で、リーダーシップ、説得力、対人処理能力があります。
企業の管理職や営業職に向きます。
6.慣習的タイプ(Conventional)
決まったルールに従った行動や情報などを、秩序立てて整理する活動を好みます。
几帳面で粘り強く、書記的能力、事務処理能力、計算力があります。事務職、秘書、経理、受付などの仕事に向きます。
パーソナリティ・タイプの調べ方

自分のパーソナリティ・タイプを知りたい人は下記で調べてみてください。
簡単な質問に答えるだけで、5分程度でわかります。
ただし、注意事項もあります。
それは、パーソナリティ・タイプ診断の結果は絶対ではない!ということです。
このパーソナリティ・タイプ診断では人間のパーソナリティを6種類に分類しています。
でも、人間のパーソナリティってもっと複雑ですよね。
なので、「自分に合う仕事はパーソナリティ・タイプ診断で出た仕事しかないんだ!」と思い込んでしまわないように気をつけてください。
パーソナリティ・タイプ診断の結果については、自分を知るための1つのピースだと考えましょう。
そして、この結果をもとに、より深く自分を分析してみてください。
そうすると、「自分に合う仕事」が見えてきます!
参考文献
「職業選択の理論」J・L・ホランド著 渡辺三枝子、松本純平、舘暁夫 共訳 顧問問題研究会
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浦田大暁
(キャリアコンサルタント/中小企業診断士)
1977年生まれ、静岡県出身。「このまま今の仕事を続けていていいのかな?でも本当にやりたいことがわからない…」 こんな悩みで苦しんでいる30代を支援する、やりたい仕事探し専門のキャリアコンサルタント。
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