自分磨き

食物繊維は2種類ある!繊維の働きを知って「便秘解消」する方法


女性の大きな悩み「便秘」。クーラーや冷たい飲み物で胃腸を冷やし、夏場はとくに「便秘」しがちな季節と言われています。
これを解消するには食物繊維を摂取するのがよいといわれていますが、実は食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類が存在するのです。これを上手に活用しなければ、いくら繊維をムシャムシャ食べても「便秘」が悪化する可能性も。
それぞれの働きと効果について、アンチエイジングアドバイザーで医学博士の川上智史先生にうかがってみました!

 

 

■そもそもなぜ便秘になってしまう?

 

女性に身近な「便秘」ですが、そもそものメカニズムを医学博士の川上先生に教えていただきました。

 

「食べたものは胃や十二指腸で消化されて、空腸、回腸で栄養素が吸収されます。その後、大腸まで運ばれて、水分が吸収されたものが便となるのです。この便が直腸まで運ばれ、排泄されるという仕組みです」(川上先生)

 

なるほど、食べたものが便になるまでの仕組みはわかりました。この過程で、どうして便秘になってしまうのでしょうか?

 

「まず理由の1つとして、大腸で水分を吸収しすぎてしまうことにより便が硬くなりすぎることが挙げられます。そして、もう1つに大腸の筋肉、大腸平滑筋(だいちょうへいかつきん)の働きが弱くなってしまうことで便を押し出すことができないということ。この2つが便秘の原因なのです」(川上先生)

 

その便秘の理由を解決するのが2つの食物繊維というわけなんですね。

 

 

■便秘解消にはやっぱり食物繊維

 

便秘解消には食物繊維がいいと聞きますが、実は2種類存在する食物繊維。より効果的に便秘解消するには、どう使い分ければいいのでしょうか?

 

 

●水溶性食物繊維

 

水溶性食物繊維とは、水に溶けやすい食物繊維。便を軟らかくして、排出しやすくしてくれます。食べたもの包み込むため、消化や吸収が穏やかになり急な血糖値の上昇を防ぎます。
「肥満防止にもなりますし、コレステロールの作用を弱める作用もあるので、生活習慣病予防にもつながりますよ」(川上先生)
この食物繊維は、ストレス性の便秘(ストレスで腸が緊張し、大腸が狭くなる)に効果的で、りんご、こんにゃく、海藻類などの食品に多く含まれています。

 

 

●不溶性食物繊維

 

不溶性食物繊維はその名の通り水に溶けない食物繊維です。溶けないということは、そのままの状態で大腸までたどり着くということ。そして大腸壁を刺激することによって大腸の運動を促進してくれるのです。体内で水を吸い込み質量が増すため、腸内からごっそり老廃物を押し出してくれる効果も。クーラーや冷たい飲み物などで胃が弱るために起こる、夏の便秘に効果的です。
「また不溶性食物繊維は途中で小腸を刺激することにより、免疫系の調節をしてくれることもわかっています。便秘の解消と同時に免疫系も強くなるため、健康の維持増進に役立つと言われています」(川上先生)
この不溶性食物繊維はごぼう、大豆、きのこなどの食品に豊富に含まれています。

 

 

■効果的に摂取して夏も快便

 

川上先生によると、「便秘は直腸ガンの原因であるのと同時に、便臭が蓄積されることで口臭や体臭の原因にもなってしまいます。水溶性食物繊維、不溶性食物繊維を毎日摂取することを心がけて快便生活を送りましょう」とのこと。

 

今日から弱った胃を労り、2種類の食物繊維を摂取することを心がけましょう!

 

(取材)医学博士 川上智史先生

 

 

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