自己肯定感

3つのことを「しない」と決めて、自己肯定感を上げよう

  • 更新日:2020/11/11

自己肯定感(自分のことを大切に思える気持ち)を上げたい、と考えている方は多いでしょう。そのため、「自己肯定感を上げるために〇〇しよう」という提案はそこかしこで目にします。しかし、自己肯定感を上げる方法は、普段の生活にプラスして何かをすることでしか高められないものではありません。「今までしていたことを止める」「もうしないと決める」ことでも高められます。


作家のphaさん著『しないことリスト』では、自分を責めずに楽に生きるために、様々な「しないこと」が提案されています。今回は、その中から、すぐにできる「しないことリスト」を紹介していきます。


自己肯定感が高まる「しないことリスト」1 大きく見せない

自分に自信がない人ほど、自分を大きく見せようとします。実力以上に「できる人間、稼げる人間、幸せな人間、人気がある人間、優しい人間、社会性がある人間」に見せようと努力してしまうのは、ありのままの自分を受け入れられていないからです。しかしそんなことをしても、自分自身は「実はそれほどの人間ではない」と知っています。他人を騙せたとしても、自分に対する失望や苛立ちは消すことができません。そういった葛藤を避けるためには、最初から、自分を大きく見せようしなければ良いのです。


人に下に見られることを恐れる必要はない。僕は他人に下に見られることは、当たり前のことなんじゃないかと思っている。例えば、Aさんから見ると世界の中心はAさんなんだから、僕の存在なんて取るに足らないものだ。誰にとってもその人自身が世界の中心だし、自分自身の価値観が絶対的な基準であるのは当然のことだ。だから、自分が他人の世界の中で取るに足らない存在であったり、他人の価値観でダメな人間であっても気にする必要はない。他人の評価なんてどうでもいい。自分が自分自身の世界の中でそれなりに自己評価できるかどうかが重要だ。(P.81)


自己肯定感が低い人のなかには、「そうはいっても他人の評価が気になってしまう」という人もいるでしょう。気になってしまうとしても、そこで見栄を張ったり、自分を大きく見せようと取り繕ったり、自分以外の何者かになろうとしたところで、自分を好きになることはできません。ですから、まずは、「大きく見せない」と心がけることが大切です。他人の評価に迎合せず、等身大の自分で過ごすことで、「自分を大きく見せることをしなくても、自然と自信を持てる状態」を目指すことができるのです。


自己肯定感が高まる「しないことリスト」2 二択にしない

ポジショントーク(自分の立ち位置に有利になるような発言)という言葉があります。ポジショントークは偏っていて良くない、と思われがちです。しかし、phaさんは、「結局、人の発言はすべてポジショントークに過ぎない」と考えています。その人の生まれた環境や立場によって、物事の見方は変わり、それぞれの立場にそれぞれの正しさがあるのは、考えてみれば仕事当たり前のことです。


世の中にはいろんな人がいて、それぞれのポジションにいないと見えないものがたくさんある。だから、いろんなポジションのいろんな考えの人が存在してそれぞれが意見を交換できるように、人間はこんなにたくさんいるのだ、と考えよう。自分の見えないものが彼には見えるし、彼には見えないことが自分には見える。(P.113)


自分の信念と真逆のことを言われると、「Aは間違っている。Bが正しい」と瞬時に否定したくなりがちです。でも、そんなとき、「あちらの立場から見たらBだと思うのだな。でも私はAだと思うけど」と冷静に判断することができれば、他者と有意義な意見交換ができる道が拓けます。


他者に対して寛容な心を持つということは、自分自身に対しても「こうでなければならない」という考えを捨てることにつながります。つまり、他者のポジションに対する想像力を働かせ寛容になることは、結局は自分がラクに生きられる道でもあるのです。


自己肯定感が高まる「しないことリスト」3 差別しない

友達

人間は、自分が弱い立場に立ったり、辛い状態に陥ると、他人を攻撃したり、見下したりしがちです。しかし、「差別する・見下す」ことで、一時的には自分のポジションが上がったように感じて気持ちよくなったとしても、その気持ちよさは長くは続きませんし、むしろ自己嫌悪に陥る可能性もあります。他人を攻撃したり差別したくなったりしたら、「なぜ自分はそうしてしまうのか。それは自分が弱っているからではないか」と考えてみましょう。


「しなくていいことリスト」を作ってみよう

女性リスト

世の中には、様々な「しなければいけないリスト」が溢れています。


「家庭と仕事を両立しなければならない・愛される人間にならなければならない・社会人としてのマナーを身につけなければならない・毎日メイクしないといけない・手に職をつけなければならない・自立しなければならない・英語くらいは話せなければならない」などなど。


本心から「したい」と思えるなら、それらを追求するのも良いでしょう。しかし、「しなければいけない。した方がいいリスト」は、他者からの押し付けや、自分の思い込みである場合も多いのです。


じっくり考えて、「しない」と決めたほうが、よりラクに生きられて、より自分のことが好きになれる可能性は多いにあります。よりラクに生きるために、「これはしないでもいいかも」と思えることについて、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか?


今回ご紹介した本

『しないことリスト』

著者:pha

出版社:大和書房


▼自己肯定感の低い女性に知ってほしいこと

・自己肯定感を上げる意外な方法。心の中にいる「幼い頃の自分」を育てよう


・自己肯定感を下げる「人と比べる癖」をやめるためのヒント


・「この人といると自己肯定感が下がる」ならDV・モラハラを疑ってみよう


・「完璧な自分」という欺瞞から脱さないと「自己肯定感」は得られない


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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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