夫婦

「子供が欲しいとは思わない」その一言は「普通」じゃない?

  • 更新日:2020/09/06

コロナは数か月で収束するという目論見は消え去り、すでに半年超の時期を過ごしている中で、企業も人も徐々に生活を今のこの状態を基礎として考え始めています。


「家族との時間」は在宅時間と比例します。そんな背景が影響してか、つい先日Twitterで立て続けに既婚子持ち男性の「子供を持つことはお金で変えられない価値がある」という趣旨のツイートが流れてきました。


これだけならば、「そう思えてよかったね」というだけですが、注目を集めたのは「世帯年収数千万のDINKSよりも、世帯年収半分の子持ち家庭の幸福度の方が圧倒的に高い」といった比較論と共に投下されたからです。


年収と対立構造はTwitterの華!とはいえ、年収・結婚・育児など、センシティブな話題だったこと、また私がDINKSであることから、質問箱に「どう思うか」という点や、自分自身は選択的DINKSだが配偶者と折り合いがつかない悩みなどが寄せられました。


「欲しくないな」に理由もないけれど

DINKS

DINKSは社会的な「普通」からはまだまだはみ出している側ではあります。既に「DINKS」という言葉自体がそう珍しいものではないとはいえ、数が多いとも言えません。晩婚化~的なことも言われますが、DINKSは不妊とは切り離されているので、厳密には関係はありません。


しかし、「結婚したら当然に子供を持つものだ」と信じている人や、「子供を持ちたいから結婚が必要」と考える人たちから、奇異の目で見られがちです。「異性愛で、結婚して、不妊でもないのに、なぜ?」という特有の問いを投げかけられる意味ではマイノリティと言えます。


文字にすると鮮明ですが「欲しくないのが普通の人」と「欲するのが普通の人」のQAのため、前提がまったく揃わず平行線です。しかし、社会的マジョリティは「子供を持つ」側にあるため、「子供を持たない理由を問う側」が強権的な物言いをすることは珍しくありません。


もちろん、様々な事情や背景から明確に「欲しくない理由」がある人もいますが、困るのが「欲しいと思ったことがないから」という理由です。まさにそれが理由なのですが、「当然」から外れた理由を理由と納得してもらえないことは多く、「何故?」「家庭環境が影響しているの?」など痛くない腹を探られて困惑したりします。


困った時の「経済合理性」

夫婦経済

「子供を欲しいと思ったことがなく、だからです」という理由を理解されず、いろいろ聞かれると困って出てくる言葉は「経済的な理由」です。


いわゆる「2人で経済的に満たされた生活をしているので、子供を持つと今の生活を維持できなくなる」「旅行や外食などができなくなるので、躊躇する」「教育費がペイするかどうかは博打でコスパが悪い」などなど、DINKS世帯年収ドヤ感のある感じの悪い理由です。


しかし、これらは「持たない理由」として、主軸で存在しつづけるのはマレです。欲しくない理由の補強かつ、納得感を得やすい「強い言葉」なだけ。


DINKS勢が、子供を筆頭にコスパだけで物事を決めているか?というとそんなことはありませんし、冒頭の「子育ては幸福」論者もつきつめれば何故経済合理性を比較対象に出したのだ?という話になります。


「できるのにしない」は贅沢だからではない

私の周囲にはたまたまDINKSの先輩が複数名います。すでに40~60代で、結婚生活が20年近くに至っている方もいます。そのため、決意するよりも前に「ある選択」として根付いていました。しかし、たまたま記載したブログ記事で反響があったり、悩みを抱えた人からメッセージがくるたびに「少数派だね」と実感します。


多様化!と叫ばれていても、世の中はやはり「多数派」のほうがすんなり生きられるようにできています。わざわざ違う道を選んでいるのは、当人たちにとっては「普通」でも周囲からすると「特異」に見え、場合によっては「贅沢」に見えてしまうことはあります。


「DINKSを普通にしたい」という壮大な決意まではできないけれど、せめてわざわざ断絶や差を見せつけるための対象になったり、魔女狩り的対象にならなければいいなーと祈るように願う夏の終わりです。


▼バックナンバー

・マジでヤバいむくみ問題。長引く梅雨での体調不良をどう乗り切る!?


・旅行も行けない夏休み。ホテルステイをおススメする3つの理由。


・埃を被っていた美容家電が在宅で復活!効果を伝えるよ。


・自宅ジェルネイルの導入を決意させた意外な理由


・人生のイベント時に購入するジュエリー


  • ぱぴこ (外資系OL ときどき ライター)

    外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag