親の呼び名

子どもに何て呼ばれたい?「パパ、ママ」「お父さん、お母さん」それぞれのメリット・デメリット【#83】

  • 更新日:2020/07/06

出産を控えている人も、まだおしゃべり前のお子さんを育児中の人も、きっと夫婦で話すことになる「我が子になんと呼んでもらいたいか?」問題。パパママにとっては、その後の長い育児生活を彩ることになる、とっても大きなテーマです!


王道である「パパ、ママ」、「お父さん、お母さん」のメリット・デメリットや、周囲のご家庭で耳にするその他の素敵な呼ばれ方についてご紹介します。


やっぱり主流?「パパ、ママ」のメリット・デメリット

パパ、ママ

まだ言葉もおぼつかない小さい子が「ママー!」と呼ぶ、甘えと信頼のこもった声。本当にかわいいですよね。我が子じゃなくても、つい笑顔になってしまう破壊力です。


「パパ、ママ」の良さは、子どもにとって簡単で、小さい子でも発声しやすいこと。最初の発語が「ママ」だったという子もよくいます。そして、子どもにとっては、「ママ」が言えれば、コミュニケーションの大きな部分が解決します。「ママ(あれとって)」「ママ(こっち来て)」「ママ(これみて)」と、ママが振り向いてくれるだけで、大好きな人にたくさんのことを伝えられます。


私自身も小さい頃、両親のことを「パパ、ママ」と呼んでいました。ところがこの呼び方で困るのは「大人になるとちょっと恥ずかしい」ということ。成長するにつれて他の呼び方にうまく移行できる人もいますが、私の場合、急に呼び方を変えるのもなんだか気まずくて、40歳を超えても基本的に「パパ、ママ」のまま。


夫の前や、義理の両親がいる場で、つい「パパ、ママ」呼びが出てしまうと、ちょっと気恥ずかしくなってしまいます。


「お父さん、お母さん」がちょっぴり残念なこと

お父さん、お母さん

その点、成長しても呼び方を変える必要のないのが「お父さん、お母さん」。我が家は長男が産まれ、夫と呼び方について話し合ったとき「ヒゲが生えるようになってもパパ、ママと呼ぶのだろうか」「かわいらしいパパ、ママから、反抗期になって急にオトン、オカンとか言われたら、差が激しくてショックかも」という話になって、「お父さん、お母さん」を選びました。


この決定には夫婦とも納得していたのですが、残念だったのは、「お父さん、お母さん」は小さい子どもにとっては長くて結構言いづらいということ。


長男は、初めての発語「できたー!」に始まり、「あか、あお」「わんわん」「ブーブー」「アンパンマン」、はては「ばあば」「じいじ」にも先を越され、「お母さん」らしき言葉を言い始めたのは2歳半頃。私が家にいないときに、夫に「お母さんは?」と聞いたそうで、「えっ、お母さんって言えたの?!」と驚かされました。周りの同年代の子どもたちが、もうとっくに「ママー!」と呼んでいたのが眩しく思えたのを思い出します。


ベストソリューションは「とと、かか」?

とと、かか

そんな、最初はちょっと寂しい「お父さん、お母さん」ですが、お友だちのお子さんは「とと、かか」と1歳半頃から言えていました。そのお宅のママは、「成長したらお父さん、お母さんに変えるつもり。パパ、ママよりは音が似ているから、変えやすいかなと思って」と言っていました。


我が家では思いついていなかったこともあり、選択肢にありませんでしたが、意外とちらほら耳にする「とと、かか」。特に個性的ということもなく、割と普通に選ばれているようです。もちろん、子どもにとっては「お父さん、お母さん」より短いので言いやすいはず。言葉のたどたどしい小さい子が「とと、かか」と言っていると、かわいいですよ。かしこまり過ぎず、それなりにフランクでありながら、昔ながらの日本人らしい「お父さん、お母さん」を感じさせるのがいいですね。


「父さん、母さん」はクールな大人風

父さん、母さん

「お父さん、お母さん」に似ているようで、ややフランクで、かつ大人びた印象(個人的な意見です)なのが「父さん、母さん」です。これなら、高校生や大学生くらいの男の子で、親を「パパ、ママ」と呼ぶのが気恥ずかしくなるお年頃でも、自然に呼べそうですよね。「お父さん、お母さん」よりもくだけているので、ちょっと悪ぶりたい、あるいは大人ぶりたいお年頃の女の子にもフィットしそうです。


「父さん、母さん」を選択したママによれば、「お」がないだけで、小さい子どもでも「お父さん、お母さん」よりは若干、言いやすいのでは、とのことでした。小さいうちから音を真似て、「かー」「とー」から、「とーさ、かーさ」と、だんだん言えるようになったそうです。


現代版「オカアチャン」もキュート

オカアチャン

義母は、自分が子育てをしていた頃、子どもたちに「お父ちゃん、お母ちゃん」と呼んでもらいたかった、と言っていました。私はそれを聞いたとき、内心「さすがにそれは昔っぽすぎるな~」と思っていました。夫や義姉は、義理の両親のことを「父さん、母さん」と呼んでいます。


ところが最近、我が家の2歳の末っ子が、「オカアチャン、オカアチャン」と呼ぶのがたまらなくかわいいのです。最初は「オカーサン」と言っていたのですが、家族が末っ子自身や上の子を「~ちゃん」とちゃん付けで呼んでいるので、それが混ざったのだと思います。ちなみに、夫のことは「お父さん」です。


上の子たちも、末っ子の「オカアチャン」をかわいいと言って、特に甘えるときに「オカアチャン」と呼ぶようになりました。3人の子どもたちが私の周りに陣取って、「オカアチャン、オカアチャン♡」と連呼していると、なんともいえずかわいいです。その昔っぽさ、田舎くささが、またかわいい。


上の子たちは「お母さん、それ取って」のように用事を頼むときなどは普通に「お母さん」と言っています。今のところ、この使い分けが私も気に入っています。


名前呼びやあだ名がブームになることも

子どもの親の呼び方は、成長に応じて自然に変わることもあります。私自身も、小さい頃、一時期母親のことを「ママちゃん」と呼んでいたそうですが、そのうちブームが去って「ちゃん」が取れました。たとえば旦那さんがママのことを名前で呼んでいて、子どもも真似してママを名前で呼ぶようになった、という例も。家族それぞれに自然な呼び方があり、変化していくものなので、「親を名前で呼ぶのはどうなのか」というような批判意見は気にしなくていいのかな、と思います。


子どもの成長した姿を楽しみにしながら、我が子に何と呼んでほしいか話し合うのは、夫婦にとって思い出にもなる楽しい時間。家族にとってベストな呼び方を相談してくださいね。



▼知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし|バックナンバー

・【#78】「子どもを保育園に預けることの罪悪感」に対する結論

・【#79】完璧なママじゃなくても、我が子にとって一番のママであればいい

・【#80】自粛中に見つけた「大切にしたい親子時間」

・【#81】自粛生活から見えてきた、夫と子どもたちとの「新しい家族のカタチ」

・【#82】落ち込むこと必至!?私が1歳半健診を恐れる理由

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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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