親子家

自粛生活から見えてきた、夫と子どもたちとの「新しい家族のカタチ」【#81】

  • 更新日:2020/06/25

子どもが小さいうちは、日中、ママと子どもたちだけで過ごすということも多いもの。しかし、今回のコロナによる自粛生活では、子どもとママだけでなく、夫もいる……!という緊急事態に。


これまでになく家族との時間が増え、我が家の夫婦が改めて気づいた点や、学んだ点をご紹介します。


我が家の自粛スタイル

リモートワーク

我が家の夫も、毎日ではないですがリモートワークになり、「平日に自宅で仕事をする」という異例の事態になりました。


夫はこれまで職業上、セキュリティの問題から自宅で仕事をすることはほぼなく、休日に仕事をするときも会社に行っていました。そんな夫が自宅で仕事をするにあたって、まず心配したのは、「2歳・4歳・6歳の子ども3人が家にいる中で、仕事ができるのか」という問題。


解決策として、私が平日に仕事をせず、平日は夫が仕事をし、週末に私が仕事をするという形を取りました。


「ありがとう」の大切さ

ありがとう

夫の仕事部屋を2階の寝室に決め、子どもたちには「これからパパは家で仕事をするから、絶対に2階に上がっちゃだめよ」と言いました。夫には自宅での仕事の日も、仕事中だということが子どもにわかりやすいようにスーツを着てもらい、1階のリビングに降りてくるのは昼休みの1時間のみとしました。フリーランスでいつも自宅作業をしている私と違い、自宅での作業に慣れていない夫が、問題なく仕事ができるようにという配慮でした。


夫はというと、家にいる日は多少なり育児に参加しなくてはいけないのではと考えていたようで、上記の提案をして、「大黒柱のパパがしっかり仕事できる環境を確保するべきだから」と言うと、「ありがとう」と言われました。


私自身、普段は園や学校に行っている子どもたち3人とワンオペ状態で過ごす日々は大変だろうと思っていたので、夫に感謝を言葉にして伝えられたときに思わず涙が出そうになったことを覚えています。


そして、「ありがとう」って家族にとっても、本当に大切な言葉だなと改めて思いました。


理想通りには行かない毎日

忙しい母親

とはいえ、なかなか理想通りにはいきません。私が平日にどうしても仕事をしなければいけないこともあれば、「週末は夫が子どもを見て、私が仕事をする」というプランもなかなかうまくいきませんでした。


子どもが小さいうちはやはり「ママ、ママ」なので、2階で私が仕事をしようとしても特に下の子たちが上がってきてしまうのです。そしてずっとそばにいたり、転んでしまってなぐさめるのに時間がかかったりと、はかどりませんでした。


夫は自粛さえなければ子どもたちを公園などに連れ出して楽しませてくれますが、家ではトランプなどをしても限度があり、「自宅での子どもの相手はやっぱりまだ私の役割だな」と思いました。


パパが早く帰宅できるってすばらしい

パパ

一方、夫のリモートワークが、私にとって明らかにメリットだったこともあります。それは、会社のネットワークに接続できるのが朝8時から夜8時と決められていたため、夜8時以降は夫も育児参加できたこと。普段は夜9時以降の帰宅が多いので、忙しい時間に手伝ってもらえるのはラッキーでした。


娘のブローは私より几帳面な夫のほうが上手。毎日時間をかけてサラサラにしてもらって、娘も満足そうでした。末っ子が暴れて嫌がる歯磨きも、毎日するのは結構苦痛なのですが、夫がするときのほうがおとなしいような気がしました(はたから見たほうがラクに見えるものなので正確にはわかりませんが)。


夫は理系なので、お風呂上りに「体が濡れたままだと湯冷めするのは気化熱のせいだ」と子どもにもわかるように丁寧に説明したり、寝かしつけるときに算数の絵本を読んであげたりするのも夫のほうが上手なので助かりました。


お互いの家事分担をより意識するように

家事分担

何より、夫婦が自宅にいる時間が増えたことでよかったのは、お互いが担っていることにいつも以上に意識がいくこと。夫は食後の皿洗いをしたがらないのですが、自粛中はついに何度がやってくれました!


我が家の子どもたちは、寝かしつけた後も私が寝室から出ていくと起きて、ついてきてしまうので、いつもは私が皿洗いをして部屋を片付けてから子どもたちと一緒に寝るのですが、夫が皿洗いをしてくれれば、子どもたちを早く寝かしつけることができます。夫もそれに気づいたようで、私は「そうだよ、それだよ!」と手を叩きたい気分でした。


息子のひと言で気づいたこと

家事分担に気づいたのは、夫だけではありませんでした。夫婦で家事を押し付け合っていたとき、夫が冗談で息子に「これはパパとママ、どっちがやったらいいと思う?」と聞くと、息子はうーんと考えて「一緒にやったらいいと思うよ」と言ったのです。それは確かにそうだ、と私も思わず納得してしまいました。


そこで、エアコンの掃除やロール式のカーテンを取り外して洗濯することなど、私が夫に丸投げしていた家事を、自粛中は一緒に頑張りました。やってみれば、十分に手伝える内容であることがわかりました。


家族で何もせずに過ごす週末もいい

家族で過ごす時間

普段は週末に出かけることが多かった我が家ですが、自粛中に感じたのは、予定を入れずに、家族でリラックスする休日もいいな、ということ。自宅にいれば、お互いがしていることを意識しながら、散歩したくなったときに歩いたり、子どもたちも一緒にカレー作りをしたりして、特別なことをしなくても、当たり前のことを、時間をかけて楽しめます。


園や学校が始まった今も、週末は基本的に家族で自宅にいます。将来的にはもちろん、たまのお出かけも楽しみつつ、このスタイルは今後も残していきたいな、と思っています。



▼知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし|バックナンバー

・【#76】自粛中の親子のストレスコントロールに利く5つのヒント

・【#77】子どものお昼寝中はママも寝る!自粛生活を耐え抜くための手抜き育児

・【#78】「子どもを保育園に預けることの罪悪感」に対する結論

・【#79】完璧なママじゃなくても、我が子にとって一番のママであればいい

・【#80】自粛中に見つけた「大切にしたい親子時間」

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・『3人産んだ今だから言えること』我が家の少子化対策#1

・【女たちのネット詐欺事件簿 #1】ネットオークションの落とし穴

  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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