
コロナ離婚が急増中!?家事分担は可視化・リスト化で片づけろ
- 更新日:2020/06/21
- 公開日:2020/06/21
コロナ禍での在宅勤務により、通勤時間が削減されたことによる「時間的余裕」が生まれる、家族が一緒に過ごす時間が増えたなどのQOLの高まりが語られました。
しかし、「一緒にいることでの幸せ」をそのまま享受できた人ばかりではなく、逆に「一緒にいる時間が増えたことで不満が我慢できなくなった」ことでの離婚相談件数も増加傾向にあるそうです。
当たり前になった共働き。でも家事負担の平等化はまだまだ。
「今の時代は共働きが前提」という考え方は定着しつつありますが、実際の割合を確認しました。
内閣府男女共同参画局による『男女共同参画白書(概要版) 平成30年版』によると、直近調査結果の平成29年では、共働き家庭は専業主婦家庭の約2倍の世帯数に迫っています。平成20年頃からの両世帯数の開きは目を見張るものがあり「共働きが前提」は数値からも明らかです。

出典:内閣府 男女共同参画局『男女共同参画白書(概要版) 平成30年版』
しかし、家庭の形のあり方としては「当然」となった共働き家庭ですが、まだ家庭運営上のジェンダー意識を含んだ分業がうまくいっているとは言い難い状況です。
家庭内家事分担の問題はたびたび語られます。給与差がないのに、仕事を調整する負担が女性側に偏りがあり、育児・家事負担における不平等が課題だからです。
冒頭のコロナ離婚も含め、「緊急事態下における在宅勤務」という形で家に押し込まれたときに、「仕事が忙しいから帰れない」など物理的距離の問題でうやむやになっていたり、片側の我慢に依存していた問題が一気に噴出して戦争勃発!という構図は簡単に想像できます。そして、残念なことに私も同じ道をたどりました。
我が家でも家事分担についての戦争は勃発

見事に私も家事負担についてでコロナ中に夫と大喧嘩しました。大人2人が毎日家にいると、予想以上に家事の分量が増えて発狂。中でも大きく影響をしたのが以下です。
1.ゴミの量の増加。それによるゴミ出し負担の増加
2.食事回数の増加。それによる洗い物・買出し量の増加
3.家に居るのに家にいない時と同程度の家事しかしないことへの不満の増加
週1でもギリギリ回っていたゴミ出しも、週2で出しても45L袋が2個パンパンな状態になる。全ての消耗品のなくなるスピードが異常。食事回数も増えるため、料理>片付け>次の料理というサイクルでほとんどの時間を使っていて狂いそうになるなどがありました。
結果、私の処理量がパンクし、ブチ切れる形になりました。
自分の不満をため込んで爆発……!

夫が「できてない」から悪いと言いたいわけではありません。
私は仕事特性上、比較的融通がきくため普段から先回り行動を繰り返していました。結果、彼の脳内からはその家事は「意識されていない又は夫がやらなくても問題ないもの」として認識されていました。
私は私で、負担があるのに検知されないことにも不満がたまりました。しかし、「勝手に先回りして家事をやり、負担をためてキレる」という最悪な形で出す前に、相談をするべきだったなーとは思います。
とはいえ、家事は身近すぎてついつい「やれよ」的な発想になってしまいがちです。
家事のリスト化と、「家事」の共通認識を作ることに

結局どうしたか?というと、エクセルで家事リストを作り、発生頻度・実行した人を書き出して認識を合わせ、担当の振り直しをしました。また、その時に言葉の定義も合わせました。例えば以下です。
●ゴミ出しは、「ゴミを集めて各曜日に捨てに行く」までと定義
●洗濯は、「洗濯機の掃除、洗濯をまわす、洗濯かごに入れて寝室に持っていく」までと定義
実行から完了までを1つの仕事のように定義し、担当割も設定しました。適宜ヘルプするものの、双方「この仕事はどちらがやる」と一旦決める形で処理しました。
この内容でうまく行くかはまだ経過観察中ですが、自分の不満と相手にやってほしいこと、相手の捉え方を相互に確認できた点は非常によかったと思います。そして、それを聞き入れてくれたことには安心しました。
一旦はコロナ離婚は回避できそうな模様です。しかし、毎日の家事問題における夫婦のすれ違いや不満は、容易に離婚問題に発展するなという実感は沸いたので、気を付けていきたいものです。今回は以上です。
▼バックナンバー
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・「不快な思いをさせて申し訳ない」は謝罪じゃない。国会議員のハラスメントとセカンドレイプへの絶望。
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ぱぴこ
(外資系OL ときどき ライター)
外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)
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