母子

完璧なママじゃなくても、我が子にとって一番のママであればいい【#79】

  • 更新日:2020/06/08

完璧に見えるママ友たちに対して感じていた「私なんてダメ母だから」という引け目。でも、そんな風に感じる必要はないのです。我が子に必要とされたときに、誰よりも向き合える母でいれば、そもそも完璧じゃなくたっていいのでは?


家事・育児が不得意な3児の母である私が、ママとして自信を持っていられる理由をご紹介します。


自粛中に強調されたママとしての至らなさ

リビング家族

お子さんとの長い自粛生活で、育児や家事の大変さを改めて感じたママも多いはず。1日3食の食事作り、片付けても片付けても、あっという間に散らかされてしまう部屋……。いやはや、皆さん、お疲れさまでした!


最初の頃こそ「子どもたちは私が守る!」とはりきって、栄養豊富な食事や、学びの多い過ごし方を工夫していましたが、終盤はもう疲れ切り、テレビや各種配信サービスにかなりお世話になりました……。親子で人気アニメの一気見をした日も、初めてのカップラーメンに子どもが大喜びした日もありました。


「忙しい」だけが理由じゃない

自粛中に改めてはっきりしたのは、私の母としての至らなさは、決して「仕事で忙しいから」というだけではないということ。一時期は平日の仕事をかなりセーブして(というか自然に減ってもいたので)家事・育児に「専念」していましたが、時間があるからといって、子どもとのおままごとや車遊びに長時間つきあえるわけでも、家をきれいに保てるわけでもありませんでした。


むしろ仕事の締切がない分、時間の使い方にメリハリがなくなって、朝は子どもより遅くまで布団にいたり、日中もソファに横になっていたりと、ダラダラと日々を過ごしてしまっていた気がします。特に何もしていなくても、1日中子どもたちといるだけで疲れるんですよね……!


親は絶対の存在であるべき?

忙しい母親

仕事で忙しくなくても完璧なママじゃないことは、今までも十分わかっていました。だからこそ、今まで仕事を辞めることを考えなかったというところもあります。ただ、今までは特に長男の通っていた幼稚園の専業ないし短時間パートのママたちのすばらしさを前に、「仕事」を自他共への言い訳に使っていました。


とはいえ、部屋が散らかっていたり、園に忘れ物をしたりするのは、忙しいからしかたない……!と思えても、子どものしつけに関しては、「忙しいから」ではすみません。特に長男はきかん坊で癇癪も強く、何かあると「私が至らないから」と落ち込むこともしばしばでした。


「私なんかに子育ては荷が重い」と感じたことも

なかには、「あなたは優し過ぎる。もっと子どもに厳しくしたほうがいいよ。親が絶対の存在にならないと子どもになめられるよ」と面と向かって忠告してくれたママも。


私も家では十分、厳しく叱っているつもりですが、それでも叱り方が弱いのかな、そもそも人間的にダメだからいけないのかな、と落ち込みました。そして、「私に子育ては無理」と暗い気持ちに押しつぶされそうになることもありました。


1周回って明るくなれた理由

母子

しかし、そんな私も3人の子どもを出産して、しょぼくれてもいられなくなりました。もともと自己肯定感は低いほうで、それでも、自分だけはダメな自分に最後までつきあってやろうという気持ちで生きてきたことを思えば、夫も子どもたちもつきあってくれている現状は幸運。育児だからといって当然のように完璧になれなくても、今さら落ち込む必要はないのです。


そして何より、どんなに至らないママでも、子どもたちは日々「ママ大好き」と言ってくれます。今の子どもたちにとっては、完璧に見えるどんなママよりも、このヨレヨレのボケボケのポンコツママが、ありがたいことに一番なのです。


反省すべきときは反省する

もちろん、「ダメ母だから子どもたちの躾は無理」とあきらめているわけではありません。私なりにあれこれ考えたり、検索したり、本を読んだり、人の話を聞きながら、できることをやるのみです。それでもうまくいかずに、たとえば叱り方を間違えて子どもの感情をこじらせてしまったと感じたときは、「ごめんね、もっとこうしたかったんだけど、ママにはうまくできなかった」と謝ります。その上で「次はもっとこうするからね」と伝えると、子どものほうも「じゃあ次からはそうしてね」と納得してくれます。


できないことはできないと伝える

算数や思考力を伸ばすような学習を根気よく見てあげるのも苦手ですが、「そういうのはパパが得意だから」と夫にお願いしています。子どもの遊びに長時間つきあうのが苦手なことにも、「きょうだいがいるんだから、遊ぶのは子ども同士だよ」と言うと、「そっか」とすんなり理解してくれました。


完璧じゃなくても、我が子が安心できるママでいる

親子

何でも抱え込むのではなく、そうやって分散していくと、子どもからママに求められる最大の役割は、「甘えたいときに甘えさせてくれること」に集約されてくるように感じています。


至らないことだらけでも、抱っこはしてあげる。完璧じゃなくても、子どものことを何よりも大切に考えていることは間違いないママであるということを、日々子どもに伝えたいと思っています。


そして、親子ともに、至らないところが少しずつでも改善されるよう、根気強く向き合っていくこと。

今が完璧であることにこだわらず、ゆっくり頑張っていこうと思えたら、子育てが少しラクになるような気がします。



▼知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし|バックナンバー

・【#74】自粛中におすすめの子どもの遊ばせ方は?長期化で気をつけたいこと

・【#75】【ママ必見】運動不足も遊びのネタ切れも解消!子どもとの自粛中におすすめの動画や配信サービス

・【#76】自粛中の親子のストレスコントロールに利く5つのヒント

・【#77】子どものお昼寝中はママも寝る!自粛生活を耐え抜くための手抜き育児

・【#78】「子どもを保育園に預けることの罪悪感」に対する結論

▼鈴本りえさんの他の連載はコチラ

・『3人産んだ今だから言えること』我が家の少子化対策#1

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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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