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「子どもを保育園に預けることの罪悪感」に対する結論 【#78】

  • 更新日:2020/06/01

コロナ禍による登園自粛で、ついにこの永遠のテーマに結論が出ました。お子さんを保育園に預けることに罪悪感がある方や、預けるかどうか迷っている方に、ぜひお伝えしたいと思います。


1歳0ヶ月から保育園へ

保育園

我が家の次男は、3人きょうだいで一番早く、1歳0ヶ月から保育園に通っています。そもそもそ私はフリーランスなので、調整すれば絶対に家で子どもを見られないというわけではなく、「3歳までは家で母親が子どもをみるべき」という3歳神話にも引っ張られ、長男のときから育児と仕事の両立で試行錯誤してきました。


長男は保育園の一時預かりなどを利用しながら3歳で幼稚園、長女は民間の託児所にお世話になったあと2歳半から保育園、という経緯を見ても、試行錯誤ぶりが透けて見えるのではないかと思います(苦笑)。


しかし、上2人の幼稚園と保育園のお迎えを毎日合計1時間かけてやらなければいけない苦行も経験し、次男だけは1歳からきっぱりと保育園に入れる決断ができました。


保育園の登園自粛で気づいたこと

幼い子供

それが、次男が2歳になった途端の今回のコロナ禍です。私は仕事を制限し、できるだけ夫のいる週末に作業するようにして、2歳、4歳、6歳の子どもたちと自粛生活に入りました。


すると、次男に変化がありました。私への後追い行動がとても強くなったのです。今までは後追いや甘えで困ることがあまりなく、「保育園に早くから行っているからママ、ママとならないのかな」と、ちょっと寂しく思っていたくらいでした。それが、ちょっと顔が見えなくなるだけで泣いてついてきて、料理するときもずっと足元にいたり、トイレ中も膝に乗ってきたりと、ぐっと「ママべったり度」がアップしました。


こうした次男を見て、「やっぱりまだママといたい時期なのかな。保育園は早すぎたのかな」という思いがムクムクと膨らんできたのです。しかも、まだたどたどしい2歳は、私の中で子どもが一番かわいい時期。ものすごく大変な一方、めちゃくちゃかわいくて、「ママがいないとダメだよね?ママも次男君いないと寂しいよ~」と、母子ともにべったりモードになってしまいました。


ママべったりモードからの初登園の様子は……

保育園

そして迎えた、自粛明けの初登園の日。次男を保育園に連れて行った夫からは、「泣きはしなかったけど、『あれ?パパ帰るの?』って不思議そうな顔してたよ」という報告をもらっていました。その日は、仕事しながらも「次男君、大丈夫かな」と気が気じゃなかった私。


ところが、夕方にお迎えに行くと、次男は私と目があっても「ああ、ママ」という感じで、平然とパズル遊びを続けていたのです。先生にも「久しぶりの保育園で、とっても楽しそうにしていましたよ~」と言われて拍子抜けしました。「あの後追い生活の苦労は何だったの!?」と、もはや裏切られたような気分でした(笑)


その後も、毎朝嫌がることなく楽しそうに登園しています。


ママは子どもの「帰る場所」

そんな次男を見て、思い出したことがありました。長男が4歳くらいのとき、私が仕事で遠方に出かけるのを嫌がっていたので、「どうして嫌なの?いつも夕方まで園にいるんだし、それまでに帰ってくるんだから同じことじゃない?」と聞くと、「僕が出かけるのはいいんだけど、ママが遠くに出かけるのは嫌なの」と言っていました。置いていかれたような気がするそうです。


次男も、家にいるときには一緒にいたいし、置いて行かれるのは嫌でも、自分が楽しい保育園に出かけていく分には全然問題ないようです。そう思ったとき改めて、大切なのは何がなんでも1日中べったりしていることではなくて、「子どもがママを求めたときにそばにいてあげること」だと感じました。


自粛生活で感じたリスク

3人の子供

しかも、自粛生活では不安なこともありました。仕事をなるべく制限するといっても軽い作業は平日にやらなければいけないこともあり、週末は夫がいるといっても子どもたちが私のほうに来てしまって仕事がはかどらず、かなりのストレスでした。さらに小学生の長男の勉強を見るなど、やらなければいけないことも多く、イライラしてつい大声で叱ってしまうこともありました。自粛の終盤は、本当に限界を感じていたと思います。


そうした中で、私が何かやりたいことがあるとき、イヤイヤ期もあって泣き続ける次男に、おやつの時間でもないのにお菓子をあげたり、出した料理が残っているのに別の食べ物をあげたりすることがありました。躾をしたいときは、子どもが泣いても、暴れても、断固として譲らない態度が必要だと思うのですが、それがグダグダになり、「このまま続けていると、わがままな子になってしまうかも」という心配がありました。


さらに、私はもともと、子どもと長時間一緒に遊ぶのが苦手なタイプ。仕事のせいだけではなく、テレビに育児を任せることもだんだん増えてきて、申し訳なく思っていました。


あろうことかトイトレも断念

さらに、1歳代から保育園で続けてくれていた次男のトイレトレーニングも自粛中に一切放棄しました。まだ自分から「トイレに行く」と言えず、3、40分間隔で大人がトイレを促す、という段階だったので、3人育児と家事仕事のカオスの中では無理だと、早々にあきらめてしまったのです。


いい感じに進んできたトイレトレーニングを中断すると、その後、オムツ外れへの道が長引いてしまうことは、実は下の子の妊娠で切迫早産になり、トイトレを中断してしまった上の子たちの例でわかっています(涙)。


保育園を悩む理由があるのは親だけ

こうした諸々の状況を見て、タイトルの問題に結論が出たのです。子どもが保育園に行くことは、子どもにとっては思い切り遊べて、保育士さんというプロの元で生活習慣もしっかり練習できる上に、栄養満点の給食も食べられるのだから、いいことばかり。


保育園に預けるかどうか悩むのは、小さいうちから預けてしまうことの不安や罪悪感、かわいい時期の子どもと離れるのがもったいないと思う、親側の事情なのです。


もちろん、これにはお子さんやママの個性も関係するかもしれません。でも、我が家に関していえば、はっきり結論が出たといえそうです。


週末は一緒に濃密な時間を過ごそう

家族の時間

そして私に必要なのは、保育園に預けることに無駄な罪悪感を抱くことより、帰宅後や週末にしっかりママに甘えられるよう、子どもたちが登園中にできるだけやるべきことを済ませておくことです。


このことがはっきり分かった今、コロナの第2派、3派でさらなる自粛に追い込まれないことを願うばかりです……!



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・【#76】自粛中の親子のストレスコントロールに利く5つのヒント

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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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