プレスリリースLGBTQの人へのコロナ禍の影響

コロナ禍の影響はここにも!?LGBTQの人が抱える自粛中の悩み

  • 更新日:2020/05/31

 新型コロナウイルスによって引き起こされた様々な災難を意味する「コロナ禍」。コロナ禍として夫婦や子持ち家庭が抱える問題が話題になることが多いですが、コロナによる予期せぬ影響を受けているのはLGBTQの人も同じ。

 ということで今回は「Marriage For All Japan —結婚の自由をすべての人に」(以下MFAJ)が実施した調査から、LGBTQの人が現在抱えている不安についてご紹介します。


1.新型コロナウィルスの感染拡大による不安は?

 まず、新型コロナウイルスの感染拡大により、特にパートナーとの関係が保障されていないことで、抱えている困難や不安、実際に起きた出来事などについて質問(自由回答)したところ、以下のような回答が集まりました。


プレスリリースLGBTQの人へのコロナ禍の影響

 内容を分析し、カテゴリー分けしたところ、「入院・緊急・万が一の時に連絡がとれるか(家族扱いしてもらえるか)の不安」が回答数のうち87件を占め約4割という結果に。続いて「(感染時の)家族・友人・病院・会社・学校への報告や公表に関する不安」が32件で約2割となりました。


【寄せられた回答の一部をご紹介】

*入院時に病院から連絡をもらえない可能性がある、入院時に同性パートナーでは家族とみなされず同意書を記入できない問題

*万が一亡くなった時の葬儀の参列、遺産相続の問題

*定期的に通院が必要となるトランスジェンダーとしての不安

*外国人パートナーのビザの問題


2.LGBTQの当事者としての困難や不安

 続いて、LGBTQの当事者として、あるいはその家族、友人、同僚として、抱えている困難や不安、実際に起きた出来事などについての回答がこちらです。


プレスリリースLGBTQの人へのコロナ禍の影響

「(感染時の)家族・友人・病院・会社・学校への報告や公表に関する不安」が有効回答数35件、「入院・緊急・万が一の時に連絡がとれるか(家族扱いしてもらえるか)の不安」が有効回答数25件と続きました。このあたりは、LGBTQでない人にとっても心配なことばかりですよね。特徴的なのは5位。コロナ流行後、LGBTQへの誤解や差別、配慮不足に関して不安に思うことが出てきているようです。


【寄せられた回答の一部をご紹介】

*PCR検査による予期せぬアウティング(例えば濃厚接触者として挙げられてしまうことで強制的に明かされてしまう)

*リモートワークで生じる予期せぬアウティング(オンライン打ち合わせの時に背景や声が入るなど同棲などの生活感が見えてしまう)

*LGBTQコミュニティでリアルなコミュニケーションができず孤独感が高まる(一方、オンライン会議システムなどをうまく使ってコミュニケーションを取り合い励まし合っている事例も)


3.LGBTQの人が今政府や公的機関に求めること

 最後に、LGBTQの人が政府や公的期機関に求めることについて質問した結果がこちら。


プレスリリースLGBTQの人へのコロナ禍の影響

「同性婚の実現・婚姻平等法の法制化」が63件、「生活保障・資金援助・現金給付」が56件、「異性婚と同等の扱い」が26件という結果に。コロナによる自粛で家族やパートナーとの関係を見直す時間が増えたのか、以前にも増して同性婚の実現や異性婚と同等の扱いが実現することを求める声が高まっているのかもしれませんね。


【寄せられた回答の一部をご紹介】

*国からの補償が世帯単位なので、世帯にカウントされないという問題

※4月6日アンケート開始時は一律10万円給付報道がされていませんでした。

*ある自治体では同性カップルは家族として認められないので、不要不急とみなされ、会うことさえもできなくなる。

*パートナーの子供をみるために仕事を休むことができない(休校措置などが影響)



 また、個別にヒアリングを行った結果「平常時はそこまで気にかけていなかったが、同性カップルでは保障が何もないということを実感している」といった声も寄せられたのだそう。非常事態だからこそ全ての人の生活が保障される世の中になると良いですよね。



【参考】

一般社団法人MarriageForAllJapan-結婚の自由をすべての人に

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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