配偶者の借金

家計のやりくりは妻と夫どっちがするべき?配偶者の借金を見抜くには?

  • 更新日:2020/06/03

「夫の借金が発覚した」「お互い貯金をしていると思っていたけれど、妻に聞いてみたら、貯金はゼロ。しかもリボ払いの借金があった」というように、夫婦であってもお互いのお金事情について詳しく知らず、蓋を開けてみれば大変なことになっていた、というケースは少なくありません。


一方で、堅実にお金を貯め、増やしている夫婦もいます。その違いはなんなのでしょうか?


今回は、銀行の支店長を務めた経験もある菅井敏之さん著『家族のお金が増えるのは、どっち!?』を参考に、「お金を増やしていける夫婦のあり方」について紹介していきます。


家計のやりくり。妻、夫、うまくいくのはどっち?

夫婦の家計の管理の方法は様々です。完全に各々で独立して収入の管理をしており、お互いの懐事情について知らない、というケースもありますが、専業主婦(夫)家庭の場合は、「稼ぐ人」と「管理する人」が完全に分かれているケースが多いようです。


「妻が家計の管理をしていて、夫に毎月おこづかいを渡すという家庭の場合」には夫は家計の全体像を把握しておらず、「夫が決まった額を妻に渡し残りのお金を自由に使っている場合」には妻は夫の正確な収入を知らない、ということも多々あります。


そのため、「あなたの家の預金総額はいくらですか?」と尋ねられても、答えられない人は少なくありません。しかし、これは極めて危険な状態だ、と菅井さんは指摘しています。


いちばんこわいのは、すべてを夫、もしくは妻に任せていた結果、「老後のための貯金をまったくしていなかった」という事態です。(略)お金に関して、相手が「大丈夫、大丈夫、任せておいて」と言うときは、「あまり信用しないほうがいい」というのが銀行員を長年してきた私の結論です。(P.160)


どちらか一方だけが家計を管理している状態は危険です。では、どうすればいいのか、といえば、理想は、お互いの収入と支出を透明化して、「ふたりで管理すること」です。


それが無理ならば、せめて、月に一回は貯金の総額だけは明らかにしましょう。経験上、家計を任された側がカードローンに手を出してしまったり、株で失敗してしまったり、といったケースを数多く見てきている菅井さんは、「妻、夫、どちらにしても一方だけに家計管理を任せきりにしてしまうことは危険だ」と繰り返し指摘しています。


夫婦がそれぞれ貯めるか、一緒に貯めるか、貯金が増えるのはどっち?

貯金

それぞれ貯金をするか、一緒に貯金をするか、貯めやすいのはどちらでしょうか? 結論から申し上げると、「一緒に貯める」方が、貯金はしやすくなります。


ただ、老後が不安だから、という理由で貯めるのでは、夢がありませんよね。ネガティブな気持ちを抱いてしまったら、貯金ははかどりません。せっかくですから、楽しく貯めましょう。


菅井さんは、夫婦共通の貯蓄口座にふたりの夢を記入する方法をおすすめしています。たとえば、将来カフェを開きたい、という夢があったとします。その場合は、通帳の表紙に、「カフェを開業する」と記入しておくのです。


ポジティブな未来のための貯金だと思えば、お金を貯めることも楽しくなります。


配偶者が借金していないか見破るための4つのチェックポイント

配偶者が借金していない

ふたりで家計を管理すれば、配偶者の金遣いが荒くなったり、借金ができたりした場合は、すぐに知ることができます。ただし、それでもパートナーに隠れ借金がある可能性もあります。借金がある場合は、できるだけ早期に現状を見抜く必要があります。


菅井さんは、銀行員としての経験から、後ろめたい借金があるかどうかを見破るために、4つのポイントをチェックすることを推奨しています。(P.170-171参照)


1よく見栄を張る

調子のいいことを言ったり、自慢したり、見栄を張ることが多い人は、お金に困った場合、借金に走りがちです。見栄っぱりな配偶者がいる場合は、お金に困っていないか、注意して見ておきましょう。


2金遣いが荒い

浪費家は借金に手を出しやすい。当然のことですね。浪費グセがある配偶者がいる場合は、要注意です。


3急に郵便物をチェックする

借金をすると、クレジット会社などから電話がかかってきます。郵便物も届くようになります。こそこそ電話に出たり、今まで見向きもしなかったのに郵便物をチェックし出したりしたら要注意です。


4「オレを信用できないのか!」「私を信用してよ!」と言う

「オレを信用できないのか!」と威嚇して、それ以上の追求をさせないようにしようとする姿勢は、やましさからくる場合がほとんどです。信用できない、と伝えて、真実を追求しましょう。


「気がついたら取り返しのつかないくらい借金がふくれあがっていた」というケースを防ぐために、こういった兆候を見逃さないようにしましょう。


さいごに。夫婦のお金の管理は、片一方に任せきりはNG。なるべくふたりで管理しよう

夫婦であってもお金の話はしにくいと感じている方は多いかもしれません。ですが、話すことを避けていては、将来のためにしっかり貯金することはできません。


お金を確実に貯め、増やしていきたいなら、夫婦のお金はふたりで管理しましょう。ふたりで管理することが難しければ、せめて月に一回、貯金の総額だけはふたりで確認する時間をもうけましょう。


今回ご紹介した本

『家族のお金が増えるのは、どっち!?』

著者:菅井敏之

出版社:アスコム



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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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