心理テスト

「心が満たされない→買い物しよう」は危険。浪費のサイクルから抜け出そう!

  • 更新日:2020/04/08

お金は、生きていくためには絶対に必要なものです。でも、学校ではお金の適切な使い方や、浪費しない方法、お金との付き合い方は教えてくれませんよね。そのため、「働いているのに常にお金がない」「気がついたら借金まみれになっていた」という人も珍しくありません。


『30年後も安心に暮らせる!お金の鉄則』の著者でファイナンシャルプランナーの岩城みずほさんは、浪費グセがある人を取材した経験から、「お金を失う人には共通点がある」と見抜きます。今回は、本書を参考に、「浪費してしまう心理的理由」および、賢いお金の使い方のヒントをご紹介していきます。


お金で買えないものをお金で買おうとすると、お金を無限に使うことになる

お金を失う理由に気がつかなければ、お金を貯めることはできません。本書では、3人のお金を浪費してしまった方の事例が紹介されています。


1.失恋をきっかけに始めた賭け事をやめられなくなり、ついにはキャッシング地獄に陥ってしまったサラリーマン。

2.独立に成功し急に収入が増えたことで、金銭感覚がおかしくなったビジネスマン。震災が発生し、仕事の受注が激減、ついには自己破産することに。

3.二股をかけられていた恋人の気持ちを自分に向けるためにヘア、ネイル、まつげ、服などに投資しすぎた大手金融機関勤務の女性。軍資金を増やすため、夜のバイトをするようになり、会社にバレて、仕事をクビに。


3人に共通しているのは、心が満たされないから、お金を使ってしまっていた、という点です。


彼女を失った虚しさを埋めたい、仕事で成功した実感を得るために派手な暮らしがしたい、彼からの愛情を取り戻したい、そういった欲望が、彼らを浪費行動に駆り立てたのです。ただ、いくらお金をつぎ込んでもその満たされなさを埋めることはできないため、無限に浪費をすることになりがちです。

お金が「生活を便利にする手段」を超えて、別の意味を持ってしまうと、物欲や浪費に限界がなくなります。いくらお金を使っても、満足感や幸福感が手に入らないのですから、上限がないのは当然です。こうなると、お金がいくらあっても足りなくなります。(P.29)

お金を失う人には決まったパターンがある。浪費のサイクルから抜け出そう!

浪費

岩城さんは、心が満たされないから浪費をしてしまう人は、「浪費のサイクル」にはまり込んでしまっていると指摘しています。


浪費のサイクルとは、まず「虚しさや寂しさ・力や自尊心を誇示したいという気持ち・不安感」などがわきあがり、「浪費行動」を行い、「この浪費は必要だったのだ、と浪費の正当化」をし、「一時的な満足感や心の平穏」が訪れるものの根本的な問題は解決していないため、また「虚しさや寂しさ・力や自尊心を誇示したいという気持ち・不安感」がわきあがる、というものです。

人は虚しさや不安を埋めるために、あるいは社会的地位や自尊心を誇示するために、浪費行動に走ります。そうしてムダ使いをするとき、必ず自分を正当化しようとします。一時的に心の平穏を得るものの、もともと欲しかったものでも、必要だったものでもありません。やがて喜びは消え失せます。それであきらめるどころか、また浪費行動に走ります(P.39-P.40)

こういった浪費サイクルを放置していたら、お金を使いすぎてしまい、最悪の場合、借金地獄に陥ってしまったり、お金のために望まない仕事をするはめになったり、大切な友人や家族・恋人の信頼を失ってしまったりする可能性もあるのです。


浪費のサイクルから抜け出すための2つのヒント

貯金

自分がこの浪費のサイクルにはまり込んでしまっていると感じたら、まずは自分でどうしたらこの負のサイクルから抜け出せるかを考えましょう。なぜ「虚しさや寂しさ・力や自尊心を誇示したいという気持ち・不安感」がわきあがってくるのかは、人によって理由が異なりますから、対処法は千差万別です。


ここでは、浪費のサイクルから抜け出すためのヒントをご紹介していきます。


浪費のサイクルから抜け出すヒント1 お金を貯める目的を決める

岩城さんは、まずするべきことは「目的を決めること」だと言い切っています。

人生に目的がない人は、多くの場合、時間を持て余すものです。時間を持て余すというのは、とても危険な状態です。人間は暇な時間を埋めるために、大金を費やすことは珍しくありません。(P.54)

浪費のサイクルから抜け出すヒント2 機会費用を考える

ある行動を選択したことで、犠牲になったものを機会費用(または機会損失)と言います。お金にも時間にも限界がありますから、何かを選ぶことは何かを選べなくなることを意味します。「今、これを選ぶことで、本当に自分がしたいことをできなくなる可能性があるが、それでも買うか」と機会費用について考えることで冷静に買い物ができるようになります。

「いまの自分にとって、どれだけ価値があるのか?」「別のことをしたら、どれだけの価値を得られるのか?」「これを買わなければ、そのお金でどれだけの価値が得られるのか?」このように考えることによって、「お金が生み出す価値」を高められます。他人や状況に流されて、お金や時間を浪費することが激減するのです。いくら価値を考えても、ぼんやりとしか浮かばないことは、たいていが浪費です。(P.65)

さいごに。具体的なゴールが決まれば、ムダ使いは減る

具体的なゴール

今回は、浪費をしてしまう際によくある心理状態を紹介しました。お金で買えないものを買おうとすると自分が苦しむことになる、ということは覚えておくべきでしょう。


また、人生の目標ができることで、お金は貯まりやすくなります。「留学したいから○月までに○円貯めたい」「〇〇の専門家になりたいから、〇〇を勉強したい」など、具体的な目標が決まれば、お金に対する意識も変わってきます。「なぜかお金が貯まらない」という方は、まずは具体的な目標を設定してみましょう。


今回ご紹介した本

『30年後も安心に暮らせる!お金の鉄則』

著者:岩城みずほ

出版社:マガジンハウス



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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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